愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

マスコミは、橋下「大阪維新の会」は橋下「大阪復古の会」とリセットして報道すべし

2012-03-06 | 日記
橋下「大阪維新の会」の船中八策が発表され、それに擦り寄る輩が出てくるやいなや、まさに「維新」(すべてが改まって新しくなること)が全くのウソであることが日々明らかにされてきた。

当時「維新」が使われるようになったのは「百事御一新」がある。やはり「神武創業之始ニ原キ」「全てのものが天子のご威光で新しくなる」ということだった。

これに当てはめて「大阪維新の会」なんだろうけれども、全くのウソである。橋下市長が口癖のように言っている「リセット」は国民の生活を苦しめている憲法を「リセット」するというものだが、単純には、そこまでは行かないように苦慮している。
まず、やるべきことは、二大政党制への期待が裏切られた国民の不満を「リセット」によって「改革」するかのようにトリックを使っているのだ。
だが、峠を越えたころに、本性がでてくるのだろう。今は「民意」を盾に「リセット」という矛をむき出しにして「公務員」を突き刺そうとしているのだ。
「産経」などは、大阪市の「基本条例」を全国に拡大しろと叫んでいる!

これなどは幕末に起こった世直し一揆を四民平等の名の下にスリカエ、天皇を頂点とする新たな秩序づくりをしたのと似ている。下級士族・卒族たちは「そんなはずじゃなかったと」言ってみたところで、「士族の商法」によって労働者になる「自由」を与えられたのだが、それに似ている。

非正規労働・契約社員で、まさにワーキングプワーに落とされている若者達が、貧困であればあるほど、橋下市長に期待を寄せて、公務員バッシングに参加しているのだ。

これなど、学制や地租改正や徴兵制(血税一揆)に反対する農民一揆に対してはアルバイトの下級士族・卒族によって弾圧、下級士族・卒族たちの、いわゆる不平士族の「反乱」・戦いに対しては徴兵軍隊である農民兵士を動員して弾圧したのだが、丁度今の日本の状況は、「明治維新」期に似ている。

そうして分断しながら、財界の応援を受けて、安保容認・財界擁護・憲法改悪・天皇元首・道州制の「復古政治」「守旧政治」を貫徹しようとしているのだ。

彼らの中心部隊は、自民党や民主党、公明党など、まさに「既成政党」であることをみれば「維新」が名ばかりであることが見えてくる。龍馬の啼いているだろう。

今、本当の「維新」を掲げるのはどういう政策のことか。それがマスコミ・国民に問われている!

国内政治は、すべての国営政党政治を廃止し、民間政党を義務付けること。財界や労働組合など企業団体献金をいっさい廃止すること。

長時間過密労働で必死に働く国民によって作られた価値・富を応分に国民に分配すること。非正規契約社員制度を廃止し、正規労働者として勤労権を保障すること。労働三法を遵守させ、憲法25条の国家の責任を果たすこと。

いかなる国民も差別せず、平等の原則を、社会のあらゆる分野に徹底させること。憲法を社会の隅々にまで徹底すること。

特に東日本大震災の被災者に対しては急いで徹底する。
放射能汚染の被害を受けた子どもを汚染から守ること、健康被害を最小限にするために健康調査と診察を徹底し、病魔からあらゆる方法で守る。

外交は、安保を廃棄し、東アジア平和共同体を日本国憲法と国際法の原則で運営・推進することだろう。

これこそが、「維新」の中味だ。マスコミは、これこそ真の「維新」として報道しべきだ。

けふもまた維新の会のウソあばき真(まこと)の改革模索する吾

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