愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

またしても共産党山下質問を無視したマスゴミの共産党嫌いと真実隠しを告発し日の本の春を呼び込もう!

2012-03-14 | 日記
昨日国会質疑を観た。共産党の山下芳生議員の質問は、憲法の原則、労働法の原則などを政府に一つ一つ確認させて、橋下市長のルール違反を暴いて、対策を示した。
http://www.jcp.or.jp/web_mov/2012/03/post-199.html

だが、野田首相は一自治体の問題としてスリカエに終始した。「第10章最高法規」に属する条文である憲法第99条の「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」という思想を完全に無視した答弁だった。これだけでも退陣しなければならないものだ。

だが、現在の主権者である国民の「認識」状況は、とてもそのような状況にない。それは、この問題が、マスコミではほとんど取り上げられていないことに示されている。
共産党の対極にある「産経」は夕方に配信した。これはあっぱれ!
だが、「時事通信」に至っては驚くべきことに、質問そのものを削除している。
「朝日」は、下記の和泉高校の記事とは比べ物にならないほどの小さな記事で申し訳程度に掲載した。以下の記事を具体的に掲載しておこう。

首相、大阪市アンケートは市で判断を 参院予算委で共産が批判2012.3.13 18:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120313/plc12031318570020-n1.htm
 野田佳彦首相は13日の参院予算委員会で、大阪府の橋下徹市長が業務命令として要請した組合活動などに関する職員アンケートに反発が出ていることに関し、「個別の地方公共団体内部の事案なので、当該地方公共団体で憲法、法律、条例などに基づき適切に判断し、対応されるべきものだ」と述べ、政府としての言及を避けた。 質問した共産党の山下芳生氏は「憲法で許されない思想調査だ」と“橋下批判”への同調を求めたが、首相は用意したメモを見ながら、同じ答弁を計3回繰り返すのみだった。 それでも山下氏は質問の最後に「首相は『問題ない』とは言わなかった」と強調。その上で「日本共産党は今年創立90周年を迎える。戦前の暗黒時代から今日まで、どんな弾圧を受けようとも、自由と民主主義の旗を降ろさなかった党として民主主義を守る」と訴えた。

参院予算委の質疑要旨(2012/03/13-20:37)http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012031300942
 13日の参院予算委員会での質疑要旨は次の通り。
 【震災1年】
 白浜一良氏(公明=大阪) 東日本大震災から1年、率直な思いは。
 野田佳彦首相 この1年は一里塚だ。何よりも大事なことは風化させないことで、今回の経験を語り継いでいくことが最大の鎮魂だ。復興交付金や復興特区、復興庁をフル稼働させながら取り組みを加速させていく。福島の再生なくして日本の再生はない。賠償や除染、住民の健康管理を柱にしっかり対応していかなければいけない。
 【震災がれき処理】
 武内則男氏(民主=高知) がれき処理をどう進めるか。
 細野豪志環境相 国有林も有効活用を考えていきたい。(安全基準値を)超えたものは国が責任を持ってやる。通常処理できるものまで全て国有林となると、実際の処理が進まない。安全性が確認できているものは自治体の理解を頂いて、最終的に日本全国で処理する形を取っていきたい。
 【復興交付金】
 吉田忠智氏(社民=比例) 復興交付金の配分額は要望の6割だった。
 首相 丁寧な説明が足りなかった。被災地の皆さんを査定するつもりはない。コミュニケーションの在り方を反省しながら、信頼と納得を得られる努力をしていきたい。
 【原子力規制庁】
 武内氏 原子力規制庁設置の見通しは。
 細野原発事故担当相 警察庁や防衛省からも人を出してもらう。核セキュリティーなどの課題を考えたときに猶予がないテーマだ。
 【中国の商標問題】
 友近聡朗氏(民主=愛媛) 中国での商標問題への対応は。
 枝野幸男経済産業相 大変由々しき事態だ。まかり通っているとすれば国家としてのプライドの問題ではないか。プライドがないのかと言いたい。中国に対して、商標についての厳格な審査を要請したところだ。若干ではあるが姿勢が変わりつつある。
 【国家公務員新規採用】
 小野次郎氏(みんな=比例) 急激な採用削減はしないと約束すべきだ。
 首相 国家公務員試験を目指して日夜、頑張っている若い人たちには恐縮だが、厳しい国難の財政状況をご理解いただき、方針通り進めていきたい。
 【極秘会談】
 小野氏 先月25日、首相が谷垣禎一自民党総裁と会ったという認識を多くの国民が持っている。
 首相 会ったのは藤村修官房長官で、一緒に食事をした。谷垣総裁とは会っていない。
 【企業・団体献金】
 木庭健太郎氏(公明=比例) 民主党は企業・団体献金禁止を掲げているのに、各政党支部は8億7000万円受け取っている。
 首相 (選挙に備え)各党が競い合っている状況で、わが党の支部のみ自粛するのは現実的でない。

大阪市の調査「適切に」  「朝日」14日付 4面
 野田佳彦首祖は13日の衆院予算委で、大阪市が橋下徹市長の指示で全職員に労働組合や選挙活動への関与を問うアンケートをしたことに関し「憲法、法律、条例などに基づき適切に判断し、対応されると考える」と述べた。共産党の山下芳生氏が憲法上の思想、良心の自由に照らして問題はないかと重ねて質問したが、踏み込んだ答弁を避けた。

君が代斉唱も監視  大阪・和泉高校教員の口元見て 「朝日」14日付 38面
 大阪府立和泉高校(中原徹校長」の卒業式で、君が代斉唱の際、教員が起立したかどうかに加え、実際に歌ったかどうかを管理職が口の動きでチェックして府教委に報告していたことがわかった。府教委は起立斉唱を求める職務命令を全教職員に出しており、メールで報告を受けた橋下徹大阪市長は「これが服務規律を徹底するマネジメント」「ここまで徹底していかなければなりません」と賛辞を送っていた。
橋下氏は起立斉唱を義務づけた君が代条例を成立させた大阪維新の会代表。中原校長のメールによると、教頭が全教員の口の動きを目視で確認。「3名の口が動いていなかった」と報告を受け、3人を校長室に呼んだ。2人は「斉唱した」と話したが、1人は歌わなかったことを認めたという。
 中原校長は「他校の校長は『斉唱』まで確認していないと思います」「確認していたとしても『起立していればよい』と仲間をかばつて報告していないと思います」「ちなみに3人とも組合員」と報告していた。
 府教委は「中原校長は職務命令を忠実に実行した」との立場で、1人を職務命令違反で処分することを検討中。府教委はこれまで、国歌斉唱で起立しなかったと報告を受けた17人を戒告処分にしたが、斉唱しなかった教員を報告してきたのは和泉高校だけという。
 2人のメールのやりとりを知った府教委の生野照子委員長は「いったい、お2人はどうなされたのか」「もっと悠々たる度量でご検討を」と橋下氏と中原校長にメールを送っていた。
 中原校長は橋下氏の大学時代からの友人で、米国の弁護士などを経て2010年春に校長就任。橋下氏は13日、取材に「そこまでやっていない大阪の高校の方がおかしい」と話した。

どうだろうか。問題点は一目瞭然ではないだろうか?

橋下市長の憲法無視のルール違反は政府の国会答弁でも証明されているにもかかわらず、それを報道せず、君が代の「口元監視」は「条例違反=ルール違反」問題として大々的に報道するのだ。

その点で今朝のテレビ朝日「モーニングバード!」は「口元監視」は「やりすぎ」83人、「当然」17人と報道した。「当然」の理由は「ルールを徹底するためには当然」「学校はルールを教えるとおろ先生は手本」というものだ。「やりすぎ」は「チェックを始めたらキリがない」「卒業式を教職員チェックの場所にしないでほしい」だった。

この問題は橋下市長のやり方の是非についての質問になっていないことや「やりすぎ」かどうかなどという問題ではない。人権と民主主義の問題だ。こうしたやり方が国民に降りかかってくる(いやすでに来ているのだが)ことを想像できないことそのものが問題だ。だが、こうした問題設定においても「問題」とする声が圧倒的多数になっている。

このアンケートにも出され、橋下市長も繰り返し述べている「ルール違反」問題についてだ。以下の事実が示している。

そもそも国旗国歌法には、橋下市長のような行為は想定されていないのだ。そればかりか、「内閣総理大臣の談話(平成11年8月9日)」によって「義務を課」していないと明言されているのだ。http://www8.cao.go.jp/chosei/kokkikokka/kokkikokka.html
今回の法制化は、国旗と国歌に関し、国民の皆様方に新たに義務を課すものではありませんが、本法律の成立を契機として、国民の皆様方が、「日章旗」の歴史や「君が代」の由来、歌詞などについて、より理解を深めていただくことを願っております。

明らかに「ルール違反」は橋下市長の側にある。

このことをマスゴミは伝えていないし、最高裁判決も、このことに触れていないばかりか、「日の丸・君が代」問題の本質をタブー視し、曖昧な判決を下したのだ。そうした問題が、橋下市長の暴走を許しているのだ。事実上の橋本市長と「維新の会」擁護派になっている。

だが、この暴走が繰り返されることによって、マスゴミの橋下市長扇動と橋下市長の本質が、ますます浮き彫りになっていくことも事実だ。

橋下市長の動向については、日々マスゴミによって垂れ流されているが、彼を批判する動向は、同じ時間を使って報道されていないことが最大の要因だ。このことは先の大阪市議会における北山 良三議員(日本共産党)の質疑を黙殺した経過にも示されている。
http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu260/live/session.html

こうしたマスコミを使った体制擁護派の憲法無視と形骸化、その「メディアジャック」は、体制変革を招いたソ連・東欧の崩壊やアラブの春などを起こさせないための必死の悪あがきだろう。そういう意味で良い教材だ。

この憲法違反を告発した山下芳生議員の質疑を黙殺しながら、木嶋被告の裁判を詳細に伝えるマスゴミは、その立ち居を良く示している。

木嶋被告「行き直したい」 連続不審死 殺害重ねて否定 「朝日」14日付39面は、8段828字でイラストと検察の主張と反論の一覧表を掲載している。だが、木嶋被告の発した意見陳述は、今日のマスゴミに跳ね返ってくる言葉だ。以下その部分のみを掲載しておこう。

審理の最後に大熊裁判長から意見を求められた木嶋被告は、改めて無罪を主張する一方で、「今回の裁判で人生を振り返り、自分の(男性観や金銭感覚などの)価値観が間違ったものであつたと気づかされました。今回学んだことをかみしめて、生き直したい」と涙声でうつむきながら語った。(藤田絢子)

歴史の審判は、木嶋被告の言葉を伝えるマスゴミに、そのまま跳ね返ってくることを肝に銘ずるべきだろう。あの戦争に加担し「反省」したことを、よもや忘れたとは、言わせないぞ。
「今回の橋下市長の条例問題を振り返り、マスゴミの価値観が間違ったものであつたと気づかされました。今回学んだことをかみしめて、生き直したい」と涙声でうつむきながら語った。

ということのないようにしなければならない。

日の本の春呼ぶ息吹あちこちに報せるメディア閉づるマスゴミ
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