愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

賞味期限切れの橋下維新の会に市民権を与えるマスコミ代表「朝日」「天声人語」のこじつけに棋士は迷惑?

2012-08-19 | 日記

「天声人語」(2012年8月18日(土)付)によれば、第三極「大阪維新の会」は「長考」の対象だそうだ。

「はっ!」だった。

「天声人語」自身が述べているように「橋下維新の会」は「ムダな情報は捨て、たくさん考えない」対象ではないのか。その理由は、

1.選挙で勝ったとして多数を武器に憲法違反の条例を強行したこと
2.大飯原発再稼動をめぐる「裏切り発言」
3.「口パク」やツェイッターの舌下、「似せリスト」「不倫」などの「不祥事」

などあげれば政治を託す対象にはなりえない。何故このことを問わないのか?不思議だ。

さらに言えば、「安倍晋三氏などと組みたい」という「橋下氏の思惑」は、病院に引きこもって首相の責任を放棄した安倍氏の首相としての「実績」をみれば、明瞭ではないのか。

だが、「天声人語」は、「思想は保守、小さな政府と分権、手法はトップダウンだろうか。まずは彼らが描く日本と公約を見定めたい」などと持ち上げ、「民主党でも自民党でもない第三極」「三つ目の選択肢」として「橋下維新の会」を入れたいのだ。

それはマスコミが行う世論調査には必ず橋下維新の会を登場させ、第三極を祭り上げていることにもみられる。

細川日本新党に象徴される、あのブーム後の「かれこれ20年」、マスコミは、「政権選択を可能にする二大政党政治」として親政党、民主党、小泉劇場などにみられるように「有権者」を煽って「早指し将棋よろしく『直感の一票』を投じ」させてきた。「天声人語」は有権者が…投じてきた」と、その責任を「有権者」に転嫁している。とんでもない責任転嫁だ。

だが、そうした思惑・表現が心苦しいのか、「むろん新聞やテレビも」と弁解している。

だが、「いよいよ長考の時である」と述べながら、「ムダな情報は捨て、たくさん考えない」対象としての橋下維新の会を持ち上げ、過去の過ちに反省することなく「外れ」に向けて演出しているのだ。

「国が詰む」のを避けるためには、過去の報道のあり方を根本的に変えていくしかない。それは情報の正確化・公正化・民主化だ。

同じ駒数で同じルールで対等平等に勝負する棋士と、二歩を合法化してしまうようなアンフェアー報道による悪政温存とを比べるなどという不遜そのものを認めることはできないばかりか、棋士の「長考」と政治の「長考」を対等化させることで自らを免罪するのは、棋士と将棋に対して失礼千万!


「天声人語」より
 将棋で、長考(ちょうこう)に好手なしという。時をかけても巧(うま)い手は浮かばないと。羽生善治(はぶ・よしはる)二冠によれば、要は「ムダな情報は捨て、たくさん考えないこと」。何を捨てるかで、積んできた経験が生きる▼棋士はこうも語る。「どちらの手にするか、1時間2時間と考えた末に三つ目の選択肢が浮かぶ。正しい時もあるが、外れが多い気がする」。ところがわが政界では三つ目、つまり民主党でも自民党でもない第三極がモテモテである▼「大阪維新の会」が、国政へと動きだした。二つの大政党が「近いうち解散」で握り、秋にも総選挙という情勢になったからだ。会を率いる橋下徹大阪市長の人気を衆院の議席につなげるために、何はともあれ候補者をそろえねばならない▼国政政党として小選挙区と比例区に重複立候補するには、現職5人以上が条件となる。すでに約20人の国会議員から合流の打診があるという。寄らば維新の陰で、弱い現職は新党の人気にあやかりたい。われ先にと、大小の「泥船」を脱する図だ▼ただし橋下氏の思惑は違って、政治の中心を仕切ってきた人、例えば安倍晋三氏などと組みたいらしい。思想は保守、小さな政府と分権、手法はトップダウンだろうか。まずは彼らが描く日本と公約を見定めたい▼A党はイヤだからB党、B党がダメなのでC党……。かれこれ20年、有権者は早指し将棋よろしく「直感の一票」を投じてきたが、いよいよ長考の時である。むろん新聞やテレビも。次が「外れ」なら国が詰む。 (引用ここまで)

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