愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

オール沖縄に敵対した「自由と民主主義」を標榜する自由民主党!県民を裏切る公約違反政党は解党すべし!

2013-11-27 | 沖縄

「自由と民主主義」を標榜する自由民主党、よくも、この名前を名乗ることができるものです。「民主主義人権の尊重などを価値として共有する国家との関係を強化しようという外交方針」を価値観外交として位置づけ、強調している安倍首相の言い分が、如何に大ウソか、大いに宣伝する必要があります。安倍首相と自民党は尋常の思考回路では計り知れないほど、アホナ集団です。日本国の恥でしょう。どうみても、沖縄の事態は説明できないでしょう。

 

沖縄では米軍基地の「県外移設」では、オール沖縄が成立しました。これは「沖縄革命」と言っても言い過ぎでない事態でした。歴史的出来事でした。「沖縄返還」以来の質的転換でした。しかし、その歴史的転換に対して、「反革命」の嵐が吹き出したのです。それが「公約・約束違反」というものでした。どちらに道理があるか。歴然としています。

 

しかし、安倍首相と自民党にとっては、道理があるかどうかは、全く関係なく、「県外移設」の公約を掲げて当選した国会議員と沖縄自民党を屈服させ、主権在民主義を否定する、すなわち憲法の民主的原則を否定する暴挙に出たのです。この持つ意味を県民的・国民的レベルにまで広げていく必要があります。このことは、安倍首相と自民党の「公約」は全く信用できないものということを自ら宣言したことを意味しているのです。もはや政党の態をなしていないということになります。

このような民主主義を否定する輩にはレッドカードを突きつける必要があります。如何にしてレッドカードを多数派にするか、如何に世論を高めて辞任せざるを得ない状況をつくりだしていくか、ここに最大のポイントと目標があります。その際の最大のポイントは、自民党は多数派勢力ではないということです。少数派であることを確認する必要があります。確信です。

 

それにしても、このような暴挙に出た最大の理由は何でしょうか。アメリカの要請、軍事基地に依存している軍需産業ムラ=軍事利益共同体の利益優先主義があることは明らかです。これは形を変えた「軍事公共事業」です。兵器産業だけではありません。基地づくりにはゼネコンが関わっていることでしょう。そのようなムラ社会を総称して「死の商人」と言っておきます。この「ムラ」に巣くう輩を暴いていくことが大事です。

 

これまで、このムラの利益に預かっていた住民に対して、何を訴えていくか、検討すべきです。平然と公約を破棄する輩から、利益を保障していただいている装置が、本当のところでは、大損する装置であることを暴いていくことです。それよりも平和産業の育成の方が、飯が食えることを具体化していくことです。この手法に成功していないのが、実態です。

 

しかし、それにしても、これまでの自民党への支持勢力の「層」が、今や着実に離れつつあるのではないでしょうか。それは、議席の占有率に比べて、獲得している支持票の落差の実態、自民党に対する国民の支持率の低さと議席独占率の高さの落差をみれば、安倍自民党政権の基盤が、実は非常に弱いことが判ります。

 

だからこそ、自以下、絶対支持率の低さと議席の関係をご覧ください。選挙区=小選挙区です。

 

 

07参選選

09年総選

10年参院

12年総選

13年参選

 

有権者数

有権者

103,710,035

103,949,442

104,029,135

103,959,866

104,152,589

投票数

6,080,582

72,019,655

60,251,214

61,669,473

54,795,790

投票率

58.63

69.28

57.92

59.32

52.61

得票数

比 例

16,544,761

18,810,217

14,071,671

16,624,457

18,460,404

選挙区

18,606,193

27,301,982

19,496,083

25,643,309

22,681,192

得票率

比 例

28.08

26.73

24.07

27.62

34.68

選挙区

31.35

38.68

33.38

43.01

42.74

絶対支持率

比 例

15.95

18.10

13.53

15.99

17.72

選挙区

17.94

26.27

18.74

24.67

21.78

議席数

比 例

14

55

12

57

18

選挙区

23

64

39

237

47

 

議席占有率

比 例

29.17

30.56

25.00

31.67

37.50

選挙区

31.51

21.33

38.36

79.00

64.38

合 計

30.58

24.79

42.15

61.25

53.72

 

安倍首相のネライは、このカラクリが有利なうちに、悪法を成立させておこうという策略です。今後は、この装置を永遠なものとする手法が打ち出されてくることでしょう。そうです。国会改革・政治改革・身を切る政治の実現です。民意を切り捨てる政治の実現です。国民は眠っていてくれた方が良いのです。静かにしてくれていた方が良いのです。ナチス的手口です。

 

さて、本題に戻ります。沖縄の自民党と自民党本部の暴挙に対して、現地の新聞はどのような論評をおこなったでしょうか。以下見てみます。

 

北海道新聞社説

普天間移設 政府・自民の圧力は不当(11月23日)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/505920.html

 

沖縄タイムス社説

[自民議員辺野古容認]公約破棄 議席返上せよ 2013年11月26日 06:00 http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=57639

[「普天間」公約破棄]衆院選は何だったのか 2013年11月25日 07:03 http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=57536

[名護市長意見]移設拒否の本質を見よ 2013年11月22日 04:41 http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=57101

[菅・石破発言]沖縄への露骨な恫喝だ 2013年11月20日 09:21 http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=57006

[離党勧告示唆]気概をもって初志貫け 2013年11月17日 08:00 http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=56841

琉球新報社説

公約撤回 犠牲強要は歴史的背信だ 辞職し有権者に信を問え 2013年11月26日 

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215799-storytopic-11.html

自民選挙公約 「苦渋の決断」は通用しない 2013年11月23日 

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215678-storytopic-11.html

名護市意見案 埋め立ての不当性暴いた 不承認の結論は自明だ 2013年11月21日 

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215592-storytopic-11.html

普天間と自民県連 県民と共に歩むべきだ 2013年11月17日 

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215411-storytopic-11.html

以下まとめてみました。ご覧ください。

公約論について

北海道 沖縄の有権者にとっては県外移設が自民党の約束である。認められないなら、党本部は選挙前に公約を撤回させるか、公認を取り消すのが筋である。今になって県連に辺野古案容認への転換を迫るのは、公約を破棄して有権者を裏切れと強要するに等しい。辺野古案以外は否定するという態度はあまりに視野が狭く硬直的だ。沖縄では全市町村議会が辺野古移設反対を決議している

 

沖縄タイムス 選挙時に掲げた公約と正反対の転換をしておきながら恬として恥じない。。選挙公約は有権者と交わした重い契約だ。破棄は政治家の自殺行為である。偽りの公約で当選したことを意味し、国会議員の正当性が失われた。辞職して県民に信を問うべきである。…沖縄の民意に支えられ、県外移設の使命を託された政治家としての気骨と気概はどこへいったのだろうか。…議員らのホームページ(HP)になお、躍る「ぶれない信念!!」「最も早く確実な方法として県外へ移設すべきだ」との公約がむなしく響く。・・・

 

政治家は、有権者が共鳴した公約を実現するために全力を尽くさなければならないはずだ。吹けば飛ぶような公約であれば、有権者の政治家に対する信は失われ、代表制民主主義が深刻な危機に陥ると言わざるを得ない。いち早く公約を破棄した西銘氏が「ボクは、正直だ」とブログにつづり、島尻氏は3人の転換を出産にたとえ「待望の子どもが生まれたら、みんなにお祝いをしていただける環境にしたい」と語った。厚顔無恥、有権者を愚弄している

 

琉球新報 公約は有権者との約束だ。それを裏切るなら、そもそも公約をする立場に立つべきではない。自民党国会議員3氏が米軍普天間飛行場の辺野古移設容認を表明した。たやすく圧力に屈し、主張を撤回するなら政治家の資格はない。屈服でないと言うなら、容認が正しいと判断した根拠を堂々と有権者に訴え、審判を仰ぐのが筋だ。いずれにせよ先に容認した2氏を含め、自民国会議員の5氏全員、職を辞して信を問うべきだ。

それにしても、だ。有権者との約束を守る。こんな初歩的なことすら妨害する政党とはいったい何か。公約など反古にしても構わないという姿勢を、これほど露骨に示して恥じない自民党本部には、政党を名乗る資格も民主主義を語る資格もない。民主党政権は公約をあっさり翻した。同党支持の県内での現状を見れば、その影響は明らかだ。「苦渋の決断」などという美辞麗句は通用しない、と知るべきだ。自民党県連と県関係国会議員には自覚してほしい。あなた方は歴史法廷に立っている。琉球・沖縄の歴史に照らして恥じない姿勢を、毅然として示してほしい。…公選制は、公約を媒介に議席を委託する行為だ。その公約を反古にすれば、議席の委託も無効になるのが論理的帰結であろう。あらためて言うが、西銘、島尻両議員は辞職するのが筋だ

 

菅氏らに聞きたい。党本部は、県内の候補者が県外移設を掲げているのを十分知りながら公認とした。その時点で県内有権者と契約を交わしたに等しいのではないか。それを反古にすれば、間接的ながら党本部も公約違反なのだ。それを公然と表明して恥じないのは民主主義を否定する行為であろう。県連の県議も、無投票と回答保留を除く12人全員が県外(国外)移設を主張した。県民との約束の重みをかみしめてもらいたい。

 

公約変更の意味

琉球新報 民意に背いただけでなく、沖縄戦の犠牲者たちへの歴史的背信でもある。

 

自民党の恫喝論について

北海道 地方を押しつぶす暴政として絶対に見過ごせない…耳を疑ったのは菅義偉官房長官の発言である。県外移設を主張する自民党沖縄県連に対し「県外移設はあり得ない。県連の要望を聞いていると、普天間は限りなく固定化になる」と言い放った。政府方針を受け入れなければ普天間を固定化するという恫喝だ

 

沖縄タイムス 安倍政権は沖縄の民意を無視し、強権と恫喝によって基地政策を強行しようとする、近年見たことのない政権である。…公約を破棄して選挙時に受けた有権者の支持を裏切るばかりか、埋め立て承認に向けた「知事包囲網」に積極的な役割を果たすということである。到底納得できない。 …まず国会議員に公約破棄・態度変更を迫り、その上で自民党県連に方針転換を求め、外堀を埋めた上で最後に仲井真弘多知事の翻意を促す-それが安倍政権や党本部の描くシナリオだ。

 

琉球新報 首相官邸も自民党本部も「オール沖縄」の民意を知りつつ、力ずくで屈服させた。暴政は植民地扱いに等しく、許しがたい。…沖縄の有権者たちから票と信頼を得た議員たちが、政府・与党の先導役として沖縄に基地を押しつける作業にいそしむのか。議員たちが自らの保身のため、沖縄に犠牲を強要する姿を見るのは悲しい…その犠牲強要のシステムに県民は気付いた。だからこそ普天間の県内移設に全市町村長が反対し、全市町村議会と県議会が反対決議をした。そこへ政府・与党が分断のくさびをうちこんだのだ。古今、植民地統治の要諦は「分断統治」(divide and rule)とされる。支配層が、支配される側をいくつかのグループに分け、対立をあおり、分裂・抗争させることで統治の安定を図る仕組みのことだ。支配層は善意の裁定者のごとく、涼しい顔をしていられる。

 

自民党のネライ論について

琉球新報 沖縄の世論が割れていればいるほど、政府・与党と防衛・外務官僚はそのような「高み」にいられるわけだ。…この局面で、政府と自民党本部の狙いはもう一つあろう。沖縄に抵抗は無駄だと思わせることだ。力ずくで公約を撤回させたのは、沖縄に無力感を植え付け、抵抗の気力を奪おうとしているのだ。…自民県連が公約変更、方針転換を図れば、普天間の県外移設でまとまってきた沖縄の民意は揺らぐ。普天間問題は解決どころか、混迷の度を深める

沖縄自治論について

北海道

 政府の圧力で地方を服従させる手法は地方自治とは相いれない。名護市議会はきのう埋め立てに反対する市長の意見書案を可決した。知事も県外移設の態度を変えていない。現実を冷静に見つめるべきだ。…

 

琉球新報

この数年、県民は熟慮、熟議を重ねた末に「県外移設」で不退転の決意を固めてきた。そして自民県連は昨年の衆院選で、党本部の方針ではなく民意に沿って「県外移設」を公約に掲げて4人の当選を勝ち取った。この事実を忘却すべきではない。…方針を改めるべきは自民県連ではなく自民党本部、日本政府の方だ。離党勧告をちらつかせて県外移設公約の撤回を迫るのは、公約を支持しその実現を期待した県民の心をも踏みにじる行為だ。ここで圧力に屈していては、沖縄の未来は開けない。自民県連や国会議員は民意を信じ、誇りと気概を持って対応してほしい。

 

だがそれはまた、彼らが沖縄の抵抗を恐れていることの裏返しでもある。当然だ。日本が民主主義を標榜(ひょうぼう)する以上、主張の正当性は沖縄の側にあるのだから。沖縄の将来像を決めるのは自民党本部や官邸ではなく、沖縄の民意だ。その正当性を自覚したい。 

展望論について

琉球新報 危険な普天間飛行場は一刻も早く閉鎖し、返還してもらう。その代替施設として新しい巨大な基地は造らせない。代替施設が必要なら、沖縄以外で検討してもらう。それが戦後68年間、基地をめぐる苦しみに耐えてきた県民の最低限の要求だ。過剰な基地負担、理不尽な差別と犠牲を子や孫に残すわけにはいかない。(引用ここまで

 

愛国者の邪論

どうだったでしょうか。このような説得的社説を掲げたにもかかわらず、自民党安倍政権は引いていません。譲歩どころか、高圧的です。何故でしょうか。それは、アメリカの意向を忖度しているからです。ケネディ大使がどのようなこと言うか、県民を裏切ることは明らかですが、楽しみです。幻想を捨てるべきです。

 

それは、未だ、この基地問題が、自民党だけに、その運動の方向が向いているからです。日米軍事同盟に対して、どのような運動を提起していくか、転換が必要不可欠です。日米軍事同盟をタブー視していては、「分断統治」の典型である「沖縄の世論が割れていればいるほど、政府・与党と防衛・外務官僚はそのような『高み』にいられるわけだ」ということになります。

 

「高見」にいるのは、「政府・与党と防衛・外務官僚」だけではありません。そこにメスを入れてこそ、「過剰な基地負担、理不尽な差別と犠牲」を「子や孫」から守ることができるのです。病理の根源、病原菌にこそ、メスを入れた大手術、荒療治が必要です。これは憲法を活かす運動でもあります。

 

最後に、以下の二つの選挙結果を見れば、自民党が、沖縄でも多数派ではないことが判ります。しかし、選挙制度上のアンフェアーによって議席を独占しているのです。ここに最大の問題があります。 

2012年12月総選挙結果(区内の上は有権者数、下は投票者数)

1261,120

国場幸之助

下地幹郎

赤嶺政賢

安田邦弘

×

×

154,573

65,233

46,865

27,856

11,514

×

×

絶対支持率

24.98

17.95

10.67

4.41

×

×

2271,001

照屋 貫徳

宮崎 正久

金城 利憲

永井 獏

×

×

154,637

73,496

55,373

19,551

1,556

×

×

絶対支持率

47.53

20.43

7.21

0.57

×

×

3295,449

比嘉奈津美

玉城デニー

大城 俊男

宮里 昇

崎浜 宏信

金城 竜郎

161,499

68,523

56,711

12,503

10,269

7,404

1,874

絶対支持率

23.19

19.20

4.23

3.48

2.51

0.63

4268,344

西銘恒三郎

瑞慶覧長敏

魚森豪太郎

真栄 里保

大城 信彦

×

143,214

72,921

33,791

12,918

11,825

8,193

×

絶対支持率

27.17

12.59

4.81

4.41

3.05

×

2010年7月参議院選挙結果

沖縄選挙区

島尻安伊子

山城 博治

伊集 唯行

金城 竜郎

有権者1,073,963

投票者 562,813

258,946

215,690

48,262

10,832

絶対支持率

24.11

20.08

4.49

1.00

参考は以下のものです。

H24衆院選小選挙区投票結果(PDF:74KB)

H24衆院選小選挙区開票結果(PDF:104KB)

第22回参議院議員通常選挙投票開票結果

コメント (2)
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特定秘密保護法案強行可決にみる国民の意見表明権を無視否定する安倍自公政権が恐れるのは国民の反撃!

2013-11-27 | 日記

とうとう強行可決しました。論戦の舞台は参議院に送られました!12月6日まで廃案に向けて、まだまだです。安倍自公政権の弱さが見えてきました。採決に反対した議員がそれぞれ出てきたこと、採決への呼び水となった維新の棄権(異例)行動に対する批判があることです。同時に、安倍首相の以下の国会答弁についても、マスコミが批判していることです。このことは、今後の運動の発展を予告するものと言えます。

 

安倍主首相は「成立を急いでいることではなく、すべての政府提出の法案について、この国会で成立をお願いしている。…慎重に審議した方がいいといえば、当然、慎重に審議をした方がいいのだろうと思う。その中において、かなりの時間を費やして審議をしているのも事実ではないかと感じている」(25日参議院決算委員会)と述べていますが、国外に「逃亡」しておきながら、また法案に対する大臣説明に右往左往したり、成立後に改定を「予定」したりと、とても「かなりの時間を費やして審議をしているのも事実」というのは、安倍首相自身が「感じている」と述べていますので、実際は「かなりの時間を費やして審議をしている」というのは大ウソであることが判ります。更に世論を高めて、安倍自公政権に引導を渡しましょう!

 

「熟議には程遠い」=秘密保護法案の衆院可決-民放連(2013/11/26-21:25)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013112600947

 日本民間放送連盟は、特定秘密保護法案の衆院可決を受け、「熟議というには程遠い状況」として、参院での慎重な審議を求める島田昌幸報道委員長(テレビ東京会長)のコメントを発表した。コメントでは、衆院での審議を「国民や報道機関の不安を解消するには不十分」と指摘。「今国会での成立ありきではなく、参院でのさらなる徹底した議論を強く求める」などとしている。(引用ここまで

 

時事 江田氏退席、井出氏ら反対=採決で造反者-みんな・秘密保護法案  (2013/11/26-22:02)

 特定秘密保護法案の26日の衆院本会議での採決で、みんなの党の江田憲司前幹事長が党の賛成方針に反して退席した。井出庸生林宙紀両氏は法案に反対した。執行部は3氏について、事情を聴取した上で処分を検討する方針だ。江田氏は退席後、「強行採決への強い抗議の意思を込めた」と記者団に説明。江田氏は、法案への賛成をトップダウンで決めた渡辺喜美代表とは政治路線をめぐって確執があり、代表への不満が退席理由かと記者団に問われたが、「そういうことは申し上げない」と明言を避けた。井出氏は与党との修正協議を担当したが、「修正案の内容、修正協議の経過を承服しかねる」と記者団に表明。林氏は「国会においても党内においても議論が尽くされていない」と語った。(引用ここまで

 

秘密保護法案成立へ=自公み賛成で衆院通過-「知る権利」侵害、依然懸念 (2013/11/26-21:55)

機密を漏えいした公務員らの罰則を強化する特定秘密保護法案は、26日夜の衆院本会議で採決され、与党とみんなの党などの賛成多数で可決、参院に送付された。民主党など野党は同日の採決に反発していたが、日本維新の会を除く各党は本会議に出席して反対した。「国民の知る権利が侵害されかねない」との懸念が拭えない中で同法案は、12月6日が会期末の今国会で成立する見通しとなった。

【図解】秘密保護法修正案の問題点

 安倍晋三首相は26日夜、衆院通過を受けて記者団に「国民の安全を守るための法案だ。参院審議を通じて国民の不安を払拭していくよう努めたい」と述べた。民主党の海江田万里代表は記者団に「巨大与党の暴走が始まった日として記憶されなければならない」と述べ、政権を厳しく批判した。法案は、行政機関の長が防衛や外交など4分野で、秘匿が必要な情報を特定秘密に指定すると規定。秘密を漏らした場合は10年以下の懲役とし、国家公務員法の1年以下、自衛隊法の5年以下の懲役より厳罰化した。一方、自民、公明両党と維新、みんなの4党で合意した修正案には、秘密の妥当性をチェックする第三者機関設置が「検討課題」として盛り込まれた。首相は26日の衆院国家安全保障特別委員会で「設置すべきだと考えている」と答弁したが、確約には至らなかった。秘密の指定期間は武器や暗号などの例外を除いて「最長60年」としたが、例外が行政の裁量で拡大解釈される可能性が排除できない。衆院本会議で、緊急上程された特定秘密保護法案の討論を前に退席する日本維新の会の議員ら=26日午後、国会内

 衆院本会議では、与野党の討論が行われ、民主党の長島昭久氏は「10日余りの審議で強引に採決するのは拙速だ」と与党の対応を批判。一方、自民党の岩屋毅氏は「この法案はわが国と国民の安全を確保するため必要不可欠だ」と訴えた。採決に踏み切った与党の国会運営に抗議して維新は本会議を退席した。修正案の共同提出に加わった政党が採決を棄権するのは異例だ。また、自民党の村上誠一郎元行革担当相が本会議を退席。みんなからも造反者が出た。与党は26日午前の特別委で、質疑打ち切り動議を提出。その後、採決に踏み切り、与党とみんなの賛成多数で可決した。法案の衆院通過後に開かれた参院議院運営委員会理事会で与党は、27日の参院本会議で法案の趣旨説明と質疑を行うことを提案。共産党が反対して結論が出なかったが、与党は同日午前の同委員会で採決して同日から審議に入る方針だ。(引用ここまで

 

安倍政権、維新に見切り=今国会での決着優先-秘密保護法案 (2013/11/26-21:02)

 安倍政権が特定秘密保護法案の衆院採決に踏み切った。修正合意していた日本維新の会が求めた「慎重審議」要請に応じなかったのは、12月6日が会期末の今国会での成立を優先したためだ。世論の反発が強い同法案に時間をかけるよりも、決着を急いで次の課題に取りかかった方が得策と判断したためだが、強引な国会運営に対する懸念の声は与党内からも出ている。「40時間以上の大変長い時間をかけて熱心に議論をした。一部野党も賛成し、衆院で可決した」。秘密保護法案が衆院通過した直後の26日夜、安倍晋三首相は首相官邸で記者団に対し、法案審議は十分だったことを強調した。しかし、維新幹部は「28日衆院通過ならOKだった。与党はなぜ待てなかったのか」と語り、維新に見切りをつけた政権の対応を批判した。昨年12月に発足した安倍政権にとって、2014年度予算の編成作業は「アベノミクス」を軌道に乗せるために重要な意味を持つ。税制改正では、首相が意欲を示す法人税の実効税率引き下げが焦点となるなど、国会閉幕後の課題は山積しており、「おいそれと会期延長はできない」(首相周辺)との事情もあった。衆院本会議の採決では、修正協議で合意した維新が退席したが、参院では野党第2党のみんなを取り込めたことも与党側の強気を後押しした。維新の立場に配慮して採決日程を先送りしてきた経緯もあり、自民党幹部は「さらに採決を遅らせ、維新が賛成に回っても、会期内成立の保証はない」と指摘した。当初はブレーキ役とみられていた公明党も「採決日程を遅らせても、批判されるのは一緒だ」(幹部)と腹を固め、自民党と足並みをそろえた。「国会を閉じたら、税制や予算編成に入る。安倍内閣の一番大事な経済再生を果たさなければ元も子もない」。自民党の脇雅史参院幹事長は26日の記者会見でこう語り、別の政策課題を列挙してみせた。ただ、福島市で25日に開かれた地方公聴会では公述人から反対・慎重論が続出するなど秘密保護法案への懸念は依然根強く、ある中堅議員は「強行採決で支持率は落ちる」と不安を隠さなかった。(引用ここまで

 

安倍首相「不安払拭に努める」 (2013/11/26-20:29)

安倍晋三首相は26日夜、特定秘密保護法案の衆院通過を受けて記者団に「国民の安全を守るための法律だ。参院審議を通じて国民の不安を払拭(ふっしょく)していくよう努めていきたい」と述べた。(引用ここまで

 

さて、「国民の不安を払拭」しなければならないほど、この法案は危険だということです。しかし、安倍首相の大ウソと国民の声を無視・否定した思考回路は法案そのものだけではなく自民党の改悪改憲案を見れば、また大東亜戦争正当化論を見れば、大変危険なものであることがいっそう判ります。同時に、この強行可決は安倍首相の「アベノミクス」幻想の化けの皮が剥がれる前に、安倍カラー法案を通してしまおうという「焦り」が浮き彫りになったということです。何故ならば、日に日に反対運動が高まってきていること、マスコミが、この法案を批判してきていることに示されているのです。このままでは第一次安倍内閣の二の舞に成りかねないという焦りです。

 

そこで、各紙がどのような社説を書いているか、強行可決までの数日間の社説を一覧しておきます。安倍自公政権は、以下の社説に書かれている批判的見解を無視して、採決を強行したのです。

 

朝日 秘密保護法案/福島の声は「誤解」か 2013/11/26 4:00
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2?

毎日 秘密保護法案/不十分な審議、強引な採決は許されぬ 2013/11/26 4:00
http://mainichi.jp/opinion/news/20131126k0000m070090000c.html

信濃毎日 秘密保護法/外交文書 さらに国民から遠のく 2013/11/26 10:05
http://www.shinmai.co.jp/news/20131126/KT131125ETI090002000.php

南日本 秘密保護法案/国民の不安に向き合え 2013/11/26 8:08
http://373news.com/_column/././syasetu.php?ym=201311&storyid=52973

 

毎日 秘密保護法案を問う/ツワネ原則 2013/11/25 4:00
http://mainichi.jp/opinion/news/20131125k0000m070099000c.html

名寄新聞 知る権利の危機 2013/11/25 20:09
http://www49.atpages.jp/toms/charset.php?s=Shift_JIS&d=UTF-8&url=http://www.nayoro-np.com/kankodori/2013-11-25.html

信濃毎日 秘密保護法/衆院審議 疑問は山積みのままだ 2013/11/25 10:05
http://www.shinmai.co.jp/news/20131125/KT131122ETI090014000.php

千葉日報 知る権利の侵害を懸念/特定秘密保護法案 2013/11/25 14:07
http://www.chibanippo.co.jp/serial/167668

高知 秘密保護法案/廃案にする以外にない 2013/11/25 16:08
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=311703&nwIW=1&nwVt=knd

琉球新報 秘密法と沖縄/悪法で憲法壊すのか 過重負担を強要するな 2013/11/25 14:07
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215732-storytopic-11.html

 

朝日 秘密保護法案/自己規制の歴史に学ぶ 2013/11/24 4:00
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2?

中日/東京 週のはじめに考える/日米合意超える秘密法案 2013/11/24 8:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013112402000130.html

信濃毎日 秘密保護法/共謀罪 心の中も取り締まる 2013/11/24 10:05      
http://www.shinmai.co.jp/news/20131124/KT131122ETI090015000.php

琉球新報 秘密法とツワネ原則 国際基準無視の欠陥法だ 2013年11月24日  http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215700-storytopic-11.html

 

読売 秘密保護法案/与野党の修正案は評価できる 2013/11/23 2:00
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20131122-OYT1T01379.htm

東奥日報 本質変わらず拭えぬ懸念/秘密保護法案修正 2013/11/23 10:05
http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2013/sha20131123.html

新潟日報 特定秘密法修正 採決の強行は許されない 2013/11/23 10:05
http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20131123080163.html

山陽 秘密法案の修正/懸念の解消には程遠い 2013/11/23 10:05
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013112309060372/

琉球新報 秘密法と野党 悪法を補完してどうなる 2013年11月23日  http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215677-storytopic-11.html

 

朝日 秘密保護法案/「翼賛野党」の情けなさ 2013/11/22 4:00
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1?

毎日 秘密保護法案/まるで擦り寄り競争だ 2013/11/22 4:00
http://mainichi.jp/opinion/news/20131122k0000m070120000c.html

産經 秘密保護法案/最後まで丁寧に議論せよ 2013/11/22 6:00
http://sankei.jp.msn.com/column/topicslist/../../politics/news/131122/plc13112203280001-n1.htm

日経 秘密保護法のこの修正は評価に値しない 2013/11/22 4:00
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO62963050S3A121C1EA1000/

中日/東京 特定秘密保護法案(5)/新しい権力が誕生する 2013/11/22 10:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013112202000145.html

北海道 廃案にするしか道はない/特定秘密保護法案 2013/11/22 10:00
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/505687.html

岩手日報 秘密法案修正/危険性は何も変わらず 2013/11/22 10:05
http://www.iwate-np.co.jp/ronsetu/y2013/m11/r1122.htm

信濃毎日 秘密保護法/野党の対応 将来に責任持てるのか 2013/11/22 10:05
http://www.shinmai.co.jp/news/20131122/KT131121ETI090002000.php

神戸 秘密法案の修正/本質は少しも変わらない 2013/11/22 8:05
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201311/0006516426.shtml

西日本 秘密保護法案/修正の体をなしていない 2013/11/22 12:00
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/53873

佐賀 特定秘密保護法案/駆け足審議は禍根を残す 2013/11/22 8:07
http://www.saga-s.co.jp/news/ronsetu.0.2584003.article.html

熊本日日 特定秘密保護法案/修正とは名ばかりの合意だ 2013/11/22 12:06
http://kumanichi.com/syasetsu/kiji/20131122001.shtml

 

中日/東京 特定秘密保護法案(4)/捜査が暴走し始める 2013/11/21 8:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013112102000145.html

京都 秘密保護法案/小手先修正の限界明白 2013/11/21 12:05
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20131121_4.html

 

朝日 特定秘密保護法案/この修正はまやかしだ 2013/11/20 4:00
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1?

朝日 特定秘密保護法案/外交の闇を広げる恐れ 2013/11/20 4:00
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2?

毎日 秘密保護法案を問う/与党・みんな合意 2013/11/20 4:00
http://mainichi.jp/opinion/news/20131120k0000m070109000c.html

東京中日 特定秘密保護法案(3) 崖っぷちの「知る権利」 2013年11月20日http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013112002000162.html

信濃毎日 秘密保護法 修正合意 問題点は解消されない 11月20日(水) http://www.shinmai.co.jp/news/20131120/KT131119ETI090006000.php

高知 【秘密保護法案】修正しても本質は不変だ 2013年11月20日08時10分http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=311476&nwIW=1&nwVt=knd 

琉球新報 秘密法修正協議 民主主義を壊す妥協だ2013年11月20日 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215541-storytopic-11.html

 

毎日 秘密保護法案を問う/修正協議 2013/11/19 4:00
http://mainichi.jp/opinion/news/20131119k0000m070129000c.html

中日/東京 特定秘密保護法案(2)/情報は国民のものだ 2013/11/19 8:01
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013111902000124.html

岐阜 秘密保護法案/第三者機関の設置が前提 2013/11/19 10:05
http://www.gifu-np.co.jp/column/syasetsu/?

茨城 秘密保護法案/第三者機関は譲れない 2013/11/19 4:05
http://ibarakinews.jp/news/column.php?elem=ronsetu&

中國 秘密保護法案審議/なぜそんなに急ぐのか 2013/11/19 10:00
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh201311190073.html

山陰中央新報 秘密保護法案/第三者機関設置は譲れない ('13/11/19)http://www.sanin-chuo.co.jp/column/modules/news/article.php?storyid=542541033

徳島 秘密法案協議/修正しても危険過ぎる 2013/11/19 10:06
http://www.topics.or.jp/editorial/news/2013/11/news_13848210437705.html

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