愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

河北新報に視る若者の中に潜む憲法を活かすは定着しているぞ!もっと憲法を活かすをものさしに!

2015-07-16 | 憲法を暮らしに活かす

若者にある不安の奥底にある平和を希求する感覚!

憲法は不断の努力でこそ!

生きてくるし、活かすことができる!

全ては憲法のフィルターで!

<安保法案>若者に広がる不安 反対6割http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150716_73010.html

安保法案をめぐる賛成、反対、その他の主な理由

「あまりにも憲法を軽視している」「米国との同盟を強化すべきだ」。集団的自衛権行使の解禁を柱とする安全保障関連法案が15日、衆院平和安全法制特別委員会で自民、公明両党の賛成により可決された。河北新報社は東北の未来を担う10~30代の100人に緊急アンケートを行い、「国の在り方」を変える可能性を秘めた安保法案をどう見ているのか意識を探った。

◎東北の10~30代100人アンケート

「賛成」は2割

アンケートは東北6県の取材網を通じ14、15の両日実施。男性53人、女性47人から回答を得た。年代別は10代23人、20代43人、30代34人だった。
安保法案に「反対」は回答者の約6割に上り、与党単独での強行採決に批判的な声が多かった。「賛成」は約2割で、米国との同盟重視、中国や北朝鮮の潜在的な脅威を主な理由に挙げた。男女比でみると「反対」は女性の約7割、男性は6割弱。「賛成」は女性が約1割にとどまったのに対し、男性は約3割に上り、法案に対する女性の支持が男性より低かった。

「多くの学者が『違憲』と指摘する中、解釈の変更だけでごり押ししようとしている」と語るのは、いわき市の自営業小松浩二さん(35)。法案は国の根幹を揺るがし、国民の命に関わる問題なのに政府・与党は十分に議論を尽くしていないと感じるという。
盛岡市の会社員遠藤美穂さん(37)は「とても大事なことをこんなに急いで決める必要があるのか」と話し、郡山市の自営業久保田彩乃さん(30)も「法案を100時間審議したからいいという問題ではない」と不満を口にした。
「戦争ができる国になってしまう」という不安を口にする回答者も多かった。青森市のアルバイト佐々木千夏さん(24)は「安心して生活できる世の中の方がいい」と語り、米沢市のNPO法人職員堀仁美さん(26)も「不安を抱えて暮らすような状況を次世代に残したくない」と話した。
一方、賛成する回答者は、中国や北朝鮮による不安定な東アジア情勢への対応力強化を理由に挙げた。
由利本荘市の会社員佐藤智典さん(33)は「日本の脅威に対する自衛力の向上につながる」と話し、石巻市の自営業男性(33)は「戦争反対を唱えることに力を注ぎ、丸腰でいるより抑止力を高めるべきだ」と力を込めた
栗原市のNPO法人職員高橋由香さん(34)のように「法案の中身が分からない」などの理由で、「その他」を選んだ回答者も約2割いた。(引用ここまで



[関連記事]

<安保法案>10~30代 私たちはこう思う

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150716_73056.html

集団的自衛権行使の解禁を柱とする安全保障関連法案が15日、衆院平和安全法制特別委員会で自民、公明両党の賛成により可決された。河北新報社は東北の未来を担う10~30代の100人に緊急アンケートを行い、「国の在り方」を変える可能性を秘めた安保法案をどう見ているのか意識を探った。

●●●賛 成●●●●●●●●●●●●●●●●●●
【青森】
八 戸 市 ・男性(33)飲食店経営 米国との関係上、安保法は必要だ
む つ 市 ・男性(39)会社員   古い法制のままではなく時代に合わせるべきだ
【宮城】
仙台市青葉区・男性(23)東北大院  他の国が困ったら助けるのはよいこと
仙台市青葉区・男性(23)東北大院  時代の変化に合わせて制度も変えるべきだ
仙台市青葉区・男性(20)東北大   邦人救出のために武力を行使するのは当然だ
仙台市青葉区・男性(28)大学院生  外国と対等にやっていくには必要な措置だ
仙台市青葉区・女性(38)無職    中国の南沙諸島埋め立てなどの問題がある
仙台市青葉区・男性(19)東北大   テロが頻発し、国際情勢が変化している
仙台市宮城野区・男性(36)会社員  世界で日本の立場が良くなるのではないか
仙台市太白区・男性(23)東北薬科大 アメリカ人ばかり血を流すのはよくない
石 巻 市 ・男性(33)自営業   周辺国との関係が緊迫している
名 取 市 ・女性(22)大学生   困っている同盟国を助けるのは日本の役割だ
大河原町  ・女性(20)東北福祉大 いまの仕組みでは国民を守ることができない
【秋田】
秋 田 市 ・男性(32)無職    きちんと説明はすべきだが、法律には賛成だ
由利本荘市 ・男性(33)会社員   脅威に対し、あやふやな態度が一番不利だ
【山形】
山 形 市 ・女性(20)東北薬科大 守ってもらっているだけの現状はよくない
山 形 市 ・男性(20)山形大   他国を支援しなければ国際的な評価が下がる
【福島】
会津若松市 ・男性(22)大学生   反対する理由は特にない
南相馬市  ・男性(17)原町高   各国が持つ集団的自衛権が日本にだけない

●●●反 対●●●●●●●●●●●●●●●●●●
【青 森】
青 森 市 ・女性(20)青森公立大 自分の子どもたちが戦争に巻き込まれる
青 森 市 ・男性(32)会社員   国民の理解が全然進んでいない。
青 森 市 ・女性(24)アルバイト 戦争できる国になる。安全に暮らしたい
青 森 市 ・男性(16)青森高   国民の過半数が反対する法案を通すのは変だ
弘 前 市 ・男性(21)大学生   他国との関係が変わり、国内経済に影響する
弘 前 市 ・男性(21)青森公立大 根拠が不透明。議論が尽くされていない
十和田市  ・女性(21)北里大   日本がテロの標的になる可能性が高まる
【岩 手】
盛 岡 市 ・男性(29)会社員   集団的自衛権の行使容認は明らかに憲法違反
盛 岡 市 ・女性(23)派遣社員  今急いで法案を通す理由が分からない
盛 岡 市 ・女性(37)会社員   平和が壊されるという不安が拭えない
盛 岡 市 ・男性(24)大学院生  周囲で反対している人が多いから
滝 沢 市 ・女性(38)会社員   他国をいたずらに刺激するだけだ
紫 波 町 ・男性(39)公務員   日本を戦争に導きかねない法案だ
紫 波 町 ・女性(29)主婦    やり方が強引だ。3歳の息子に説明できない
【宮 城】
仙台市青葉区・女性(23)東北薬科大院 自衛隊の活躍の場は人道支援でいい
仙台市青葉区・男性(34)会社員   戦争のイメージがあるから
仙台市青葉区・女性(25)主婦    息子には戦地に赴いてほしくない
仙台市青葉区・男性(22)東北大院  戦争につながる気がする
仙台市青葉区・女性(31)会社員   どんな理由であれ戦争に巻き込まれたくない
仙台市青葉区・女性(31)会社員   自衛隊の存在は認めるが、軍隊は嫌だ
仙台市青葉区・女性(19)東北大   自分の子どもが戦地に行くと思うと怖い
仙台市青葉区・女性(21)東北大   自衛隊員は武力行使を想定していないはず
仙台市青葉区・女性(34)会社員   自衛隊が軍隊になってしまう気がする
仙台市青葉区・女性(31)会社員   不戦の誓いを立てた日本の信頼が失墜する
仙台市青葉区・男性(19)東北大   憲法の理念が揺らぐ。国民投票で決めるべき
仙台市青葉区・女性(19)大学生   PKO活動で国際的な役割は果たしている
仙台市青葉区・男性(22)東北大   テロ組織の台頭を考えると、リスクが大きい
仙台市泉区 ・男性(23)東北薬科大 友人の自衛隊員を危険地帯に行かせたくない
石 巻 市 ・男性(38)会社員   存立危機事態の定義が曖昧で納得しかねる
石 巻 市 ・男性(38)会社員   戦争参加の可能性をなるべく小さくすべきだ
石 巻 市 ・女性(37)団体職員  憲法違反になる。戦争に加担する法案だ
石 巻 市 ・女性(19)石巻専修大 国民の「説明不足」との声を無視している
石 巻 市 ・男性(31)団体職員  国民投票などしかるべき手続きが必要だ
石 巻 市 ・男性(21)大学生   与党の主張より野党の反論が納得できる
大 崎 市 ・男性(18)専門学校生 現政権の対米従属の姿勢に賛同できない
大 崎 市 ・男性(18)専門学校生 自衛隊の友人に危険なことをしてほしくない
栗 原 市 ・女性(34)NPO法人職員 戦後70年にわたり維持してきた平和を壊す
栗 原 市 ・男性(17)築館高   戦争に巻き込まれるイメージがある
東松島市  ・男性(32)NPO法人職員 憲法9条に反する。国民への説明も足りない
富 谷 町 ・女性(23)会社員   余計なことで戦争に巻き込まれる必要はない
柴 田 町 ・男性(21)仙台大   その時の政権の判断でいくらでも変更できる
蔵 王 町 ・男性(33)農業    憲法改正後ならまだしも、やり方が横暴だ
女 川 町 ・女性(38)会社員   違憲だ。戦争できる方向に進んでいる
【秋 田】
秋 田 市 ・女性(17)高校生   父が陸上自衛官なので、将来が不安だ
秋 田 市 ・男性(20)大学生   もう戦争はしないと決めたはずだ
秋 田 市 ・女性(27)会社員   現状を変え、あえてリスクを負う必要はない
【山 形】
山 形 市 ・女性(20)山形大   自衛隊員が命を落とす可能性を秘めている
山 形 市 ・男性(33)会社員   違憲。強行採決する姿勢にも異議を唱えたい
山 形 市 ・男性(28)会社員   日本が戦争に巻き込まれる危険性を高める
山 形 市 ・女性(19)東北薬科大 首相の政策は戦争に進んでいるように見える
酒 田 市 ・女性(39)NPO法人職員 子どもたちの未来を守ってほしい
酒 田 市 ・男性(18)大学生   自ら戦争に巻き込まれにいくような法案だ
米 沢 市 ・女性(26)NPO法人職員 不安を抱えて暮らすのは嫌だ
【福 島】
福 島 市 ・女性(38)会社員   防衛より先にやるべきことがあるはずだ
福 島 市 ・男性(15)福島高   徴兵制につながる。マイナス面が多すぎる
福 島 市 ・男性(26)会社員   議論が足りない。国民に説明を尽くすべきだ
福 島 市 ・女性(24)団体職員  終戦記念日の1カ月前の採決は、挑発的だ
福 島 市 ・男性(29)団体職員  違憲の法案を議論しても合憲にはならない
伊 達 市 ・女性(15)福島高   徴兵制になってしまうのではと思うと、怖い
郡 山 市 ・女性(30)自営業   危険地帯に行くのは政治家でなく、若者だ
いわき市  ・男性(35)自営業   憲法をあまりにも軽視している
古 殿 町 ・女性(33)自営業   日本が維持してきた平和を乱す

●●●その他●●●●●●●●●●●●●●●●●●
【青 森】
む つ 市 ・女性(31)無職    興味がないわけではないが、分からない
【岩 手】
盛 岡 市 ・女性(19)アルバイト 現実味がなく、あまり関心がない
雫 石 町 ・男性(35)団体職員  判断できない
【宮 城】
仙台市青葉区・女性(21)大学生   賛成、反対ともメリット、デメリットがある
仙台市青葉区・男性(20)東北大   現状が理解できない。興味もない
仙台市青葉区・男性(16)東北高   政治は民意を尊重すべきだ
仙台市青葉区・男性(26)会社員   議論の中身を理解しておらず、賛否は保留
仙台市太白区・女性(18)東北大   集団的自衛権を行使できないのは変だが…
栗 原 市 ・女性(34)NPO職員 法案の中身がよく分からない
多賀城市  ・女性(18)石巻専修大 どちらとも言えない。首相は丁寧な説明を
【秋 田】
秋 田 市 ・女性(17)高校生   政治的な話は難しくて、よく分からない
秋 田 市 ・女性(16)高校生   戦争放棄と習ったが、なぜ自衛隊がいるのか
秋 田 市 ・男性(21)秋田大   周囲の変化を踏まえ、もっと議論が必要
秋 田 市 ・女性(23)会社員   どのくらい危険なのか、よく分からない
北秋田市  ・男性(18)高校生   集団的自衛権って何?
【山 形】
山 形 市 ・女性(19)東北芸工大 ネットは批判が多いが、よく分からない
山 形 市 ・女性(38)主婦    息子の海外派兵には絶対反対する
新 庄 市 ・男性(22)会社員   自分の生活に関係ないので興味がない (引用ここまで

 

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60年安保のときなど、いろいろ見てきたが、比較的平穏ではないか!最終的に混乱なく可決できた!

2015-07-16 | マスコミと民主主義

多様な団体の動きを伝えたか!

国民の動きは比較的平穏か!

混乱なく可決したか!

民意黙殺はいつも粛々と!

疑似民主主義の典型ここにアリ!

安保法案 大学教授や弁護士らが反対集会  7月16日 19時21分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010153571000.html

 国会近くにある「憲政記念館」では、大学教授や弁護士らが参加して、安全保障関連法案に反対する集会が開かれました。
午後、憲政記念館で開かれた集会には、主催者の発表でおよそ400人が参加しました。この中で、法案に反対する学者らで作るグループの呼びかけ人で、立教大学大学院の西谷修教授は、「賛同する研究者は1万人を超え、教え子を戦場に送り出したかつての過ちを繰り返してはならないという思いで活動する人も多い。若者と共にこれからも諦めずに抗議を続けたい」と訴えました。また、法案に抗議するため、赤い服などを身に着け国会を取り囲む活動を続けている女性グループの杉浦ひとみ弁護士は、「ことし1月、初めて国会を取り囲んだときは心細かったが、回を重ねるごとに参加者が増えている。強行採決に対する今の憤りの気持ちを忘れないようにしたい」と述べました。(引用ここまで

国会前 安保法案反対の人たちが抗議活動 7月16日 19時12分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010152901000.html

国会前 安保法案反対の人たちが抗議活動
 
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国会前では、安全保障関連法案に反対する人たちが、夜も抗議活動を続けています。
国会前では、衆議院本会議での採決に合わせ、主催者の発表で、2000人以上が集会に参加し、「戦争させるな」などと、抗議の声を上げました。そして、午後2時すぎ、衆議院本会議で法案が可決されたと伝えられると、まった人たちから「がっかりした」といった失望の声が上がりました。国会前での抗議活動は夜も続いていて、午後6時半からは、仕事帰りの人や学校の授業を終えた学生も加わり、参加者は主催者の発表で2万人以上となっています。集まった人たちは「戦争法案は廃案」や「憲法9条を守れ」などと訴えています。仕事を終えて参加したという40歳の女性は、「生まれたばかりの娘がいるので子どもたちの世代が戦争に巻き込まれることのないよう集会に参加しました。廃案になるまで抗議を続けていきたい」と話していました。また、21歳の男子大学生は、「集団的自衛権の行使が必要であれば憲法を改正すべきで、多くの学者が違憲だと指摘しているにもかかわらず強引に法案を可決したことは大きな問題だと思います」と話していました。(引用ここまで
 
安保法案衆院通過 与野党の反応  7月16日 19時11分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010153521000.html
安保法案衆院通過 与野党の反応
 
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今の国会の最大の焦点となっている安全保障関連法案が衆議院本会議で可決され、参議院に送られたことを受けて、自民党の谷垣幹事長は、参議院の審議で国民の理解が得られるようさらに努力していく考えを示したのに対し、民主党の岡田代表は、今後、法案の廃案に向けて党を挙げて取り組む考えを示しました。
自民党の谷垣幹事長は、「日本の平和を守る、極めて大事な法案であり、大変うれしく、ほっとしている野党も、討論でそれぞれの意見を述べた形で終えることができ、整斉粛々と運ぶことができた。参議院の審議があるので、この法案の持つ意味を、国民にもよく理解をしてもらえるよう、さらに努力しなければならない」と述べました。
また、谷垣氏は、法案に反対する人たちの国会周辺での抗議行動について、「60年安保のときなど、いろいろ見てきたが、比較的平穏ではないか」と述べました。

公明党の山口代表は、「これまでの安全保障関係の法案審議の中でも、最も時間を費やし、野党にも多大な時間を割いて議論してきたが、最終的に混乱なく可決できたことは、大変よかった。一部の野党は、採決で態度を明らかにしなかったが、やはり結論を示すべきだ」と述べました。

民主党の岡田代表は、「議論をしても国民が納得しない状況のなかで、早くやるしかないと行われた『追い込まれ強行採決』だ。断固、認めるわけにはいかない。国民の期待にしっかり応え、しっかり説明していきたい。これから参議院での議論がスタートするが、国民の支持を増やして、廃案に追い込む」と述べました。

維新の党の松野代表は、「われわれが作った案を、きっちりと取り扱ってくれという立場だった。いきなり審議を打ち切って強行採決をした政府・与党に憤りを感じている。参議院に、われわれの案を提出するかどうかは、党で協議をして決めるが、政府案の問題点を指摘していく」と述べました。

共産党の志位委員長は、「憲法違反の『戦争法案』の採決強行に、満身の怒りを込めて抗議する。安倍総理大臣は、丁寧な説明をすると言いながら、国民の疑問や不安にまともに答えずに採決を強行した。民主主義のいちばんの中心を踏みにじる独裁政治、専制政治の姿が表れていて、断じて許せない」と述べました。

次世代の党の松沢幹事長は、「日本を取り巻く安全保障の状況が激変し、新しい危機や脅威が周りにたくさんあるなかで、安全保障の体制を確立することは大きな責務なので、われわれは法案に賛成した」と述べました。

社民党の又市幹事長は、「強行採決に、激しい憤りをもって抗議する。審議をすればするほど、『戦争法案』が憲法違反であることは明らかであり、廃案にするしかない」と述べました。

生活の党と山本太郎となかまたちの小沢代表は、「全くの無原則のまま、時の政府の判断で、日本が攻撃されているかどうかにかかわらず、武力行使を行うという、国民と国を危うくする法案を国会で通すべきではない」と述べました。

日本を元気にする会の松田代表は、「国民の反対意見が大きくなるので、『60日ルール』の適用が可能な状態で、採決してしまおうというのが政府・与党の本音であり、国民を愚弄することは許されない」と述べました。(引用ここまで
 
映画監督5人が安保法案に反対の意見 7月16日 18時47分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010153461000.html
 
16日に衆議院本会議で可決された安全保障関連法案を巡って、アニメーション映画監督の高畑勲さんをはじめとする映画監督らが、16日、東京都内で記者会見を開き、法案に対して反対の意見を述べました。
16日の会見にはアニメーション映画「火垂るの墓」などで知られる高畑勲監督や、「網走番外地シリーズ」の降旗康男監督など、戦争をテーマにした映画を作った経験のある監督5人が参加しました。
会見では、16日に安全保障関連法案が衆議院本会議で可決されたことについて、高畑監督が、「日本の人たちは重大なことであっても異論を唱えることができず、ずるずると破局に至ってしまう」と述べたうえで、「絶対に一線を越えてはならないし、憲法9条を守らないといけない」と批判しました。また、降旗監督は「議会では絶対多数で憲法9条に風呂敷をかぶせて踏みにじっている。若者たちが戦場に駆り出されないように、私たちも老骨にむちを打って頑張りたい」と述べました。高畑監督たちは、今後も、映画関係者を中心に法案に反対するアピールを続けていくということです。(引用ここまで
 
日弁連「採決強行に抗議」と決議7月16日 18時35分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010153381000.html
 
16日に衆議院本会議で可決された安全保障関連法案について、日弁連=日本弁護士連合会は「採決の強行に抗議する」という決議をしました。
決議では、「憲法学者の指摘をきっかけに法案が憲法に違反していることが一層明らかになりつつあり、世論調査でも政府の説明が不十分で今国会での成立に反対という意見が多数を占めている。安全保障関連法案は平和国家としての日本の在り方を根本から変えてしまう内容で、さらに十分な説明と徹底した議論が必要不可欠だ。衆議院で採決が強行されたことは民意を踏みにじるもので到底容認できない」としています。(引用ここまで
 
連合・古賀会長 参院では野党共闘で徹底審議を 7月16日 18時29分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010153261000.html
 
連合の古賀会長は、記者会見で、「憲法に関わる重要な課題であり、国民の合意形成もないまま、政府・与党が強行採決に出たことは極めて遺憾で、強く抗議する。『政権への支持率が、これ以上、下がらないうちに早く通してしまおう』という本音が見え隠れする。参議院では、野党共闘を大事にしながら徹底した審議を行わなければならないし、われわれも世論を喚起していきたい」と述べました。(引用ここまで
 
 
沖縄・翁長知事「採決強行は誠に残念」 7月16日 18時28分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010153251000.html
 
衆議院本会議で安全保障関連法案が可決されたことについて、沖縄県の翁長知事は、16日午後、沖縄県庁でNHKの取材に対し「十分な議論がなされるべきところを採決が強行されたことは誠に残念だ。沖縄県は在日アメリカ軍専用施設のおよそ74%が集中し、過重な基地負担を抱えている。また、先の大戦の経験を踏まえ、わが国の安全保障政策の変更に県民は大きな不安を感じているところだ」と述べました。そのうえで「国民の理解が得られていない重要な法案を強引に押し進める政府の姿勢は容認しがたい。県としては、国政の場などで十分に議論したうえで、その影響も含めて国民に丁寧に説明すべきだと考えている」と述べ、政府の姿勢を非難しました。(引用ここまで
 
山崎氏・亀井氏らが安倍政権の対応を批判 7月16日 17時47分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010153161000.html
 
元自民党副総裁の山崎拓氏や元国民新党代表の亀井静香衆議院議員らが国会内で記者会見し、安全保障関連法案を巡る安倍政権の対応を批判しました。
記者会見には、元自民党副総裁の山崎拓氏、民主党政権で財務大臣などを務めた藤井裕久氏、元さきがけ代表の武村正義氏、元国民新党代表の亀井静香衆議院議員の4人が出席しました。
この中で山崎氏は「集団的自衛権の行使容認は憲法改正に匹敵するものだ。安倍総理大臣は、安保法制に論点を絞って衆議院の解散・総選挙で民意を問うべきであり、それをもって憲法改正に準ずる行為とすべきだ」と指摘しました。
藤井氏は「審議をすればするほど、どんどん法案のボロが出るので、政府・与党は強行採決に踏み切ったのではないか。安倍総理大臣は、悪名高き総理大臣として、歴史に残るだろうというのが私の結論だ」と批判しました。
武村氏は「堂々と憲法改正の手続きを踏まえるならば、1つの立派な手法だと思うが、ある日突然、閣議で大転換を決めたことは非常識だ。多数の国民の意見を聞き入れない安倍総理大臣の考え方は普通ではない」と述べました。
亀井氏は「日米の軍事協力の中身の在り方を従来と変えるのであれば、日米安全保障条約を改定すべきだ。そういうことを一切せずに、一国会で行け行けどんどんで日本の今後を決めていくことは許しがたい」と述べ、安倍政権の対応を批判しました。(引用ここまで
 
安保法案 国会周辺の反対の声 深夜まで 7月16日 0時35分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010152181000.html
 
15日、国会周辺では深夜になっても、法案に反対する人たちが声を上げました。抗議活動は16日も予定されています。15日、国会周辺では午前中から安全保障関連法案に反対する多くの人が集まり、「憲法9条を壊すな」とか、「戦争させない」などと書かれたプラカードを手に、衆議院の特別委員会で採決を行わないよう訴えました。法案が可決されたあとも、勤め帰りの人や学校の授業を終えた学生らが夕方以降、集会に加わり、参加者は主催者の発表で、2万5000人以上になりました。さらに深夜になっても、国会周辺では、法案に反対する人たちが「憲法を守れ」とか「勝手に決めるな」などと声を上げていました。国会周辺では16日も、衆議院本会議での採決に反対するとして、法案に反対する人たちが抗議活動を予定しています。(引用ここまで
 
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NHKは違憲の違憲の安保法案反対の国民の運動をどのように報道したか!15日分

2015-07-16 | マスコミと民主主義

全国各地の運動は黙殺した!

安保法案 浅田次郎さん「法治国家と言えず」 7月15日 21時34分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150715/k10010152121000.html

 
衆議院の特別委員会で可決された安全保障関連法案について、日弁連=日本弁護士連合会がシンポジウムを開き、作家の浅田次郎さんが、憲法の拡大解釈の限界を超えており法治国家とは言えないなどと述べました。東京都内で開かれたシンポジウムには、弁護士などおよそ200人が参加し、作家で日本ペンクラブ会長の浅田次郎さんが「日本が今なすべきことは、被爆国であり、戦争放棄をうたう憲法を持つ国にしかできない真の国際貢献のはずだ。今回の法案は憲法の拡大解釈の限界を超えている。どうしても集団的自衛権の行使を認めるなら憲法改正を行うべきで、そうでなければ法治国家とは言えないと思う」と述べました。また、去年、亡くなった俳優の菅原文太さんの妻、文子さんも発言し、「国民より国家が優先される国にならないよう私たち一人一人が強くならなければならない」と述べました。参加した66歳の女性は、「国会前の集会にも参加しましたが、憲法で政府の権力を制限する立憲主義がないがしろにされているのがいちばん腹立たしいです。このままズルズルといかないよう、できることをしていきたい」と話していました。(引用ここまで
 
安保法案 日本ペンクラブが抗議声明 7月15日 21時20分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150715/k10010152051000.html
 
安全保障関連法案が衆議院の特別委員会で可決されたことについて、作家などでつくる日本ペンクラブは、「集団的自衛権の行使が憲法に違反することは自明であり、強行採決された法案に強く抗議し、廃案を求める」などとする声明を発表しました。(引用ここまで
 
安保法案 那覇市で数百人が反対デモ 7月15日 21時19分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150715/k10010152111000.html
 
安全保障関連法案が15日に衆議院の特別委員会で可決されたことを受け、那覇市の中心部では法案に反対する市民ら数百人がデモ行進し、「今すぐ廃案にすべきだ」などと訴えました。
那覇市中心部で行われたデモ行進は、安全保障関連法案に反対する市民グループや大学教授などが呼びかけたもので、市民ら数百人が参加しました。市民グループの代表が「法案の成立は、民主主義の危機です。沖縄から抗議の声を上げ続けましょう」と訴えたあと、参加者たちは法案に反対するプラカードを掲げ、「未来のために法案を廃案にしよう」などと声を上げながら行進しました。参加した弁護士は、「憲法違反の法案を、まともに議論せず採決したことに怒りを覚える。自衛隊とアメリカ軍が仮に一緒になって海外に出ていくようなことになれば、基地の負担軽減どころかより沖縄県民が負担を被ることになると危惧している」と話していました。また、子どものころに沖縄戦を体験したという75歳の男性は、「再び戦争が起きるのではないかと心配しています。安倍総理大臣は『国民の命を守るためだ』と言うが、武力で国民の命が守れなかったことは沖縄戦で証明されている。法案の成立を許すわけにはいかない」と話していました。(引用ここまで
 
安保法案に反対する人 夜も抗議続ける 7月15日 19時01分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150715/k10010151961000.html
 
安全保障関連法案が衆議院の特別委員会で可決されたあとも、国会周辺では、法案に反対する人が抗議を続けています。午後6時すぎからは、仕事や学校の授業で日中の集会に参加できなかった人たちも、帰宅途中に国会周辺に集まり、参加者は主催者の発表でおよそ2万5000人となっています。
参加した66歳の男性は「一内閣の判断で、日本が守ってきた平和国家のブランドが壊されてしまうことは許せません。採決が強行されたきょうは、憲法9条が壊された日だと感じます」と話していました。また、37歳の女性は「反対の声を無視して採決を強行したことは民主主義を無視するものだと思います。法案を廃案にするため、これからも抗議していきたい」と話していました。(引用ここまで
 
安保関連法案 反対の学者ら1万人超える 7月15日 17時50分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150715/k10010151821000.html
 
衆議院の特別委員会で可決された安全保障関連法案を巡っては、幅広い分野の学者たちで作るグループが、憲法に違反しているとして反対していて、インターネットを通じて集まった学者や研究者の賛同者は1万人を超えています。
「安全保障関連法案に反対する学者の会」は、ノーベル賞を受賞した物理学者の益川敏英さんなど、日本を代表する学者や研究者7人が発起人となって先月発足しました。
グループでは、安全保障関連法案は憲法9条に違反するとして廃案とするよう強く求めるとともに、太平洋戦争で多くの学徒を戦地へ送った深い反省から再び若者を戦地に送ることは認められないと訴えています。
この活動に対し、インターネットを通じて集まった賛同者の数は先月11日から15日午前9時までに学者や研究者が1万56人、一般の賛同者は1万8590人に上っています。
発起人の1人で日本学術会議の元会長の法学者、廣渡清吾さんは15日、衆議院の特別委員会で法案が可決されたことについて、「憲法をないがしろにした、もってのほかの行為だ。憲法学者のほとんどが法案は憲法に違反していると訴えており、本会議では慎重に議論すべきだ」と話しています。
グループでは今月20日に記者会見を開いて法案に反対する声明を発表するほか、今月31日には国会の前で抗議活動を行うことにしています。(引用ここまで
 
国会周辺 約1000人が反対訴え 7月15日 14時31分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150715/k10010151491000.html
 
国会周辺には午前中から安全保障関連法案に反対する人たちが集まっていて、衆議院の特別委員会で法案が可決されたとき、主催者の発表でおよそ1000人が、「憲法9条を壊すな」とか「戦争させない」などと書かれたプラカードを手に、法案への反対を訴えていました。
都内に住む63歳の男性は「これだけ多くの人が反対しているなかで、審議が尽くされたと思う人はいないと思います」と話していました。
また、埼玉県から来たという60歳の女性は「採決が行われたと聞き、信じられない思いです。民主主義に反するような行為だと思います」と話していました。
岐阜県から参加した62歳の女性は「多くの反対がある中で採決を強行し、本当にひどいと思います。まだ、審議が続くので、反対の声を上げ続けていきたい」と話していました。(引用ここまで
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国民の皆さんに対しての説明が足りなかった新国立競技場問題は民意黙殺では安保法制と同じ!

2015-07-16 | スポーツと民主主義

安倍首相の「国民の耳に傾ける」は耳にタコができた!

安倍政権に「国民の声」は聞こえていない!

「国民の声」を聞こうと言う思想はない!

「事実」は雄弁に物語っている!

テレビ・新聞は安倍晋三首相を糾せ!

相 国民の声に耳傾け五輪成功へ万全の準備 7月16日 15時20分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010152871000.html

 安倍総理大臣は総理大臣官邸で記者団に対し、東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場の改築費が膨らんだことに批判が出ていることに関連して、国民の声に耳を傾けながら、成功に向けて、万全の準備を進めていきたいという考えを示しました。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場の改築を巡っては、費用が基本設計より、およそ900億円多い2520億円に膨らんだことに批判が出ています。
これに関連して、安倍総理大臣は総理大臣官邸で、記者団が「新国立競技場の計画を見直す考えはあるか」と質問したのに対し、「国民の皆様の声に耳を傾けながら、東京オリンピック・パラリンピックが成功するよう、万全の準備を進めていきたいと考えている」と述べました。(引用ここまで
 
安保法制では国民の声を黙殺したのに!
 
自民有志議員「新国立競技場 計画見直しを」 7月16日 12時48分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010152721000.html
 
東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場の在り方を考える、自民党の有志議員による勉強会が開かれ、改築費用が膨大で、国民の理解は得られないとして、計画を見直すべきだという意見が相次ぎました。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場の改築を巡っては、費用が基本設計よりおよそ900億円多い2520億円になったことに対し、批判が強まっています。これについて、自民党の有志議員が国会内で勉強会を開き、呼びかけ人代表の小林史明衆議院議員は、「『この問題をなんとかしてほしい』という国民の声が多い。国民の声を反映させ、政権と自民党への信頼を取り戻していきたい」と述べました。勉強会では、出席者から、「2500億円も費用がかかる施設は世界的にも見当たらない」という指摘のほか、「オリンピックムードに水を差すもので、速やかに計画を見直すべきだ」、「オリンピックのあとも、活用できる施設にすべきだ」といった意見などが相次ぎました。そして、勉強会では、17日開かれる党の部会で、計画を見直すよう求めることを確認しました。(引用ここまで
 
新国立競技場 慎重意見も踏まえ対応検討 7月16日 12時26分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010152711000.html
 
菅官房長官は、午前の記者会見で、東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場の改築について、現時点で計画の見直しは決定していないものの、現行の計画に慎重な意見もあることも踏まえ、国民負担が生じない方策を検討していく考えを示しました。
この中で、菅官房長官は、国立競技場の改築について、「現時点においては、具体的な計画の見直しは決定していない。ただ各方面から慎重な意見が数多く出ており、もっともな指摘も多々ある」と述べました。そのうえで、菅官房長官は、「政府として、従来から慎重な意見も考慮して検討してきたことは事実だが、一方で、これまでの経緯や工期の問題も現実的にある。さまざまな意見に耳を傾けながら、国民負担が生じないような工夫をできる限りしていかなければならない」と述べました。また、菅官房長官は、改築費が膨らんだことに関連し、「国民の皆さんに対しての説明が足りなかった。国民の理解が得られるよう、より丁寧に説明をしていくということが極めて大事だ。どういう経緯だったのかということの検証も当然必要だ」と述べました。(引用ここまで
 
新国立競技場 安藤氏「コストの徹底議論なし」  7月16日 12時12分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010152691000.html
新国立競技場 安藤氏「コストの徹底議論なし」
 
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新しい国立競技場の建設費が2520億円に膨らみ、政府内で設計自体の見直しなどを模索する動きが出るなか、最初のデザインを決めた審査委員会の委員長で建築家の安藤忠雄氏が初めて記者会見を開き、「デザインの選定までが仕事で、コストの徹底議論はしなかった」と説明しました。
新国立競技場の最初のデザインは2012年11月に安藤氏が委員長を務めた審査委員会で、1300億円の建設費の設定のもと、イラク人女性建築家、ザハ・ハディド氏の作品を最優秀賞として選びました安藤氏は、建設費が2520億円に膨らんだ改築計画を了承した今月7日の有識者会議を欠席しましたが、16日午前、都内のホテルで記者会見を開き、一連の経緯について初めて説明しました。安藤氏は当時の審査について、「デザインの選定までが仕事だった。アイデアのコンペなのでコストについて徹底的に議論することはなかった。オリンピック招致に向け斬新でシンボリックなデザインということで選んだと思う。デザインを選んだ責任はあるが、技術とコストについてはハディド氏と日本の設計チームによる次の設計段階でできるんじゃないかと思った」と説明しました。そのうえで、政府内で設計自体の見直しなどを模索する動きが出ていることについて、「ハディド氏のデザインは外す訳にはいかないと思うが、2520億円は高すぎ、もっと下がらないかなと思うので徹底的に議論して調整してほしい」と話しました。
デザイン変えないことが望ましい
安藤忠雄氏の記者会見のあと取材に応じたJSC=日本スポーツ振興センターの鬼澤佳弘理事は、政府内で設計自体の見直しなどを模索する動きが出ていることについて、「報道では理解しているが、正式に伝達や指示は受けていない」と述べました。そのうえでザハ・ハディド氏のデザインを変更する可能性については、「これまでの決定の経緯や条件、それに約束などから国際的にも『変更は難しい』という判断があったので、変更しないことを前提に議論を進めていくのではないかと思う。こうした判断に関係なく議論するということならば、変更という判断もありえないわけでない。ただ、安藤氏が言うように、基本的にはハディド氏のデザインで進まなければ日本の信頼や信用にも関わるという認識を持っている」と述べ、今後、何らかの見直しがあったとしてもデザインは変えないことが望ましいという見解を示しました。(引用ここまで
 
国立競技場 政府内で見直し模索 慎重論も 7月16日 4時05分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010152251000.html
国立競技場 政府内で見直し模索 慎重論も
 
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東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場の改築を巡って、政府内では、改築費が膨らんだことへの批判が強まっていることから設計自体の見直しなどを模索する動きが出ています。一方で、招致に尽力した関係者を中心に見直しに根強い慎重論があることから、今後調整が活発化する見通しです。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場の改築を巡っては、費用が基本設計よりおよそ900億円多い2520億円になることが決まったことについて、野党に加えて与党からも改築費が膨らんだことへの批判が強まっています。
これに関連し、菅官房長官は15日の記者会見で、記者団が計画を見直す可能性を質問したのに対し、「費用が当時の予測より高くなっているので、そういうことを国民の皆さんに理解が得られるように丁寧に説明する必要があると思っている」と述べるにとどめました。
こうしたなか、政府内では、国民の理解を得るためにも改築費を圧縮する必要があるとして、2019年のラグビーワールドカップに間に合わせるとしていた当初の工期を延期することに加えて、設計自体の見直しなどを模索する動きが出ています。ただ、東京オリンピック・パラリンピックの招致に尽力した関係者を中心に、計画などの見直しに根強い慎重論が出ています。さらに政府内でも、設計を見直す際には国際コンペをやり直すことも検討する必要があり、東京オリンピックまでの完成が危ぶまれるなどという指摘も出ていることから、今後、政府内や関係者の間で調整が活発化する見通しです。(引用ここまで
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民意を否定していながら良識の府ならではの深い議論を進めていきたいという安倍首相の退廃不道徳!

2015-07-16 | 安倍語録

歴史的大暴挙!

違憲法案を憲法を使って否定する暴挙!

いわゆる「60日ルール」を使って

衆議院で再可決することも可能

第五十九条  
 
4 参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取つた後、
国会休会中の期間を除いて六十日以内に、議決しないときは、
衆議院は、参議院がその法律案を否決したものとみなすことができる。
 
この暴挙の手口は他の法律づくりにも使われる!
もはや議会制民主主義は死滅した!
 
安倍首相の詭弁を見逃さず
立憲主義を擁護するためには
参院で徹底審議し内閣打倒を実現しよう!
 
日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しているからと言って
日本国民の命を守り、戦争を未然に防ぐために絶対に必要な法案だから採決を強行して良いと言うことにはならない!
 
きょうから議論が新たなスタートを迎えた。国会での議論の場は参議院に移るが、良識の府ならではの深い議論を進めていきたいというのであれば、憲法第59条の規定を意識した採決強行は否定すべきだ!参議院⁼良識の府という詭弁は国民を、参議院を、憲法をバカにしている!

国民の理解が深まっていくように党を挙げて努力していきたい。丁寧な説明に力を入れていきたいというのであれば、採決強行はできないはずだが、強行したのは矛盾している!丁寧な説明を放棄して採決を強行したことを免罪・正当化するな!

安保法案 衆院本会議で可決

7月16日 15時01分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010152791000.html

安保法案 衆院本会議で可決
 
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今の国会の最大の焦点となっている、集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ安全保障関連法案は、衆議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党と次世代の党などの賛成多数で可決されて、参議院に送られました。仮に参議院で採決が行われない場合でも、自民・公明両党は、いわゆる「60日ルール」を使って衆議院で再可決することも可能で、安全保障関連法案は今の国会で成立する公算が大きくなりました。
今の国会の最大の焦点となっている、集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ安全保障関連法案は、15日に衆議院の特別委員会で、野党側が強く抗議するなかで可決され、衆議院議院運営委員会の林委員長の職権で、16日の本会議で採決することが決まりました。

衆議院本会議は、生活の党と山本太郎となかまたちが欠席するなかで午後1時から開かれ、最初に衆議院の特別委員会の浜田委員長が、これまでの審議の経過を報告したあと、各党の討論が行われました。

衆議院の特別委員会の理事を務める、自民党の松本純氏は、「違憲ではないかという批判は全く当たらない。法案審議は116時間におよび、すでに主要な論点は出尽くしており、この法制が、わが国の平和と安全を守り抜くことにつながることは、今後の歴史が証明する」と述べました。
同じ特別委員会の理事を務める、公明党の遠山清彦氏、「『平和国家路線』は何ら変わらない。公明党が強調してきた『民主的統制』としての国会の事前承認の原則は確保されている。国会には国民の生命と自由を守る責任があるが、野党には自覚と基本的認識が欠如した人がいると思えて残念だ」と述べました。

一方、民主党の岡田代表は、「国民の8割が説明は不十分、半数以上が憲法違反か反対と答えているなかでの強行採決は、戦後日本の民主主義の大きな汚点となる。憲法解釈を一内閣の独断で変更したのは大きな間違いで、安倍総理大臣の罪はあまりに大きい」と述べました。
維新の党の松野代表は、「独自案を提出し、与党とも協議し、責任ある態度を示してきた野党を、実質的に無視する暴挙に厳重に抗議する。自国防衛に徹し専守防衛の原則を守ってきた、自衛隊の在り方を根本的に変えることになる」と述べました。
共産党の志位委員長は、「憲法9条のじゅうりんだけでなく、国民多数の意思をないがしろにする、国民主権の大原則をじゅうりんする歴史的暴挙で、満身の怒りを込めて、断固たる抗議の声を突きつける。『海外で戦争する国』に道を開く最悪の違憲立法だ」と述べました。

このあと、民主党、維新の党、共産党、社民党が退席するなか、安全保障関連法案の採決が行われ、自民・公明両党と次世代の党などの賛成多数で可決されて、参議院に送られました。川端副議長と無所属で沖縄4区選出の仲里利信議員の2人は反対しました。
また、法案に賛成できないという考えを示していた自民党の村上元行政改革担当大臣は、本会議を欠席しました。
一方、維新の党が提出した対案は、与党側などの反対多数で否決されました。

仮に参議院で採決が行われない場合でも、自民・公明両党は、いわゆる「60日ルール」を使って衆議院で再可決することも可能で、戦後日本の安全保障政策の大きな転換となる安全保障関連法案は今の国会で成立する公算が大きくなりました
首相「絶対に必要な法案、丁寧な説明に力入れる」
安倍総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し、「日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している。この認識のなかにおいて、日本国民の命を守り、戦争を未然に防ぐために絶対に必要な法案だ」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣はきょうから議論が新たなスタートを迎えた。国会での議論の場は参議院に移るが、良識の府ならではの深い議論を進めていきたい。国民の理解が深まっていくように党を挙げて努力していきたい。丁寧な説明に力を入れていきたい」と述べました。(引用ここまで
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国民の理解は進んでいないと表明しながら強行可決!全く他人事のように途中退席し夜は飲み会に!

2015-07-16 | マスコミと民主主義

安倍首相は国民をバカにしている!

舐めているな!完全に!

時事通信 15日 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015071500107

午前7時30分、東京・富ケ谷の私邸発。同41分、官邸着。
午前7時45分から同8時11分まで、官房副長官。
午前8時53分、官邸発。同54分、国会着。同56分、衆院第1委員室へ。同9時、衆院平和安全法制特別委員会開会。
午後0時10分、衆院平和安全法制特別委を途中退席し、同12分、国会発。同13分、官邸着
午後0時18分から同26分まで、官房長官。
午後6時37分、報道各社のインタビュー。「安保法案が衆院委員会で可決されたが」に「国会での審議を含め国民に丁寧に分かりやすく説明していきたい」。

同38分、官邸発。

午後6時同44分、東京・赤坂のそば店「三平」着。老川祥一読売新聞グループ本社取締役最高顧問、洋画家の絹谷幸二さんと食事。
午後8時36分、同所発
午後8時56分、私邸着。
16日午前0時現在、私邸。来客なし。(2015/07/16-00:22)2015/07/16-00:22

 

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藤沢周平・山田洋二さんも苦笑い!?産経抄の「たそがれ清兵衛」論に視る無知浮き彫り!

2015-07-16 | マスコミと民主主義

「たそがれ清兵衛」を使って

違憲の安保法制強行可決を正当化する恥知らず!

そもそも「剣の道」すら判っていないな!

剣の「間合い」とは「人の間合い」だ!

これこそ憲法平和主義の「間合い」だぞ!

【産経抄】  竹光では守れない 7月16日    2015.7.16 05:04更新http://www.sankei.com/politics/news/150716/plt1507160005-n1.html

海坂藩の下級武士の清兵衛は、上意討ちの討っ手として、一刀流の使い手、善右衛門の屋敷に乗り込んだ。しかし、相手に戦う意思はない。そのうちなぜか、お互いの亡妻の思い出話になる。

心を許した清兵衛がつい、葬式代に困って刀を売り、竹光(たけみつ)であることを明かした。次の瞬間、善右衛門が豹変(ひょうへん)し、刀を抜いて清兵衛に襲いかかる。山田洋次監督『たそがれ清兵衛』の映画史に残る、決闘シーンである。

読みがデタラメ!「清兵衛の戦略」が判っていない!狭い部屋では大太刀は役立たず!小太刀の方が得策!そもそも小太刀の達人という設定の話を読んでいない産経抄の無知浮き彫り!

しかも、この大太刀と小太刀のやり取りは産経抄が持ち出す中国脅威論に当てはめれば、対中戦略論の無知を曝け出しているだけです!このことは地球儀を俯瞰する安倍外交と同じだし、戦前の天皇制政府の戦略なき外交論の二番煎じと言えます。

だから、その場しのぎと場当たり外交になるのです。こんな舵取りは国民を不幸にするだけです。海坂藩と同じです。清兵衛を殺させない作戦を取らなかった、そもそも百姓を食べさせれらない無能の武士階級と同じです。

衆院平和安全法制特別委員会は昨日、安全保障関連法案の採決を行い、与党の賛成多数で可決した。一部の夕刊には、抗議の意味を込めて、「採決強行」の見出しが躍っていた。今日の朝刊にも、「戦争への道が開かれた」などと、読者の恐怖心をあおる記事が載っているだろう

自分が中国「脅威」論に立っていることは全く判っていないのです!全くアホです。

小欄は、法案可決を断固支持する。日本にとって、最大の軍事的脅威である中国に、鞘から刀を抜かせてはならない。つまり、抑止力を強化するためには、集団的自衛権の行使を可能にする法律が絶対に必要だからだ。

鞘から刀を抜かせようとして挑発していることが判っていない!そうであるなら、大将である安倍晋三首相が北京へ乗り込んで対話をしてくれば良いのだけれども、安倍晋三首相には、そのような勇気も確信もないでしょう!戦争責任のことを言われるからです!安倍晋三首相は気に食わない、手ごわい、劣等感を抱く相手から逃げる性癖があります。そんな総大将なのです。

確かに国民の間で、法案への理解が進んでいるとはとてもいえない。安倍晋三首相も認めている。ただそれは、「徴兵制」や「憲法論」など、野党が意図的に論点を横道にそらせて、議論を紛糾させてきたからだ。

産経抄に言わせれば、意図的に論点をそらせ議論を紛糾させたとしても、理解が進んでいるとは思えない法案を強行可決することが民主主義か!

徴兵制論・憲法論についても、国民の不信を払しょくできないのは、誰の責任か!?安倍晋三首相にあるだろう!責任転嫁も甚だしい!

侵略戦争の反省と責任も取らない産経の思想と思考回路が、ここでも実証されました。

こんなことで自衛官を「殺人者」に、そして「英霊」にすることはできないでしょう。現在ではジュネーブ条約の「捕虜」にもならない!そんなころの意味すら説明できないで、自衛隊の最高指揮官が務まるでしょうか。

▼政府与党側も、中国を刺激するのを恐れて、脅威の実態を国民に伝えてこなかったきらいがある。中国が東シナ海の日中中間線付近で、軍事転用が可能なガス田の海洋プラットホームを拡大している事実も、なぜか伏せられてきた。

産経抄の言い分を使えば、こういうことになります。中国にすれば、沖縄の米軍基地は「脅威」であるから、その「抑止力」として「軍事転用可能は…」となることは当然です。中国の故事成語=『矛盾』を勉強し直せ!ということになります。

このことは、小太刀VS大太刀からへ、そして大太刀VS鉄砲へ、これで清兵衛は名誉の戦死!時代は、更に鉄砲VS大砲から、核兵器と生物化学兵器の時代へ、そして今や、無人機による殺戮へ、「軍事抑止力」の破たんは明らかです。

左寄りの人が多い、テレビのコメンテーターの発言や世論調査の結果から、改めて思い知る。憲法9条という名の竹光が日本を守ってきたと、本気で信じている人が、まだ相当数いるらしい。(引用ここまで

結局、これが言いたいことです!国民は皆「左寄り」に洗脳されたと思っているのではないでしょうか?また憲法9条への国民的確信が、よほど気に食わないのでしょうか!

「憲法9条竹光」論こそ、憲法9条の本質が判っていない!また「武士の魂」などと言われていた「太刀」を武士が「竹光」「帯刀」せざるを得なかった社会背景と「竹光」でも良かった時代も、全く判っていないのです。

このことは、現在の日本経済と社会にも当てはまります!アベノミクスの失敗。東京五輪誘致の失敗、原発再稼働の失敗、ブラック企業の横行、子どもの貧困をはじめとした国民の貧富の格差の拡大!

そんな時に武器輸出禁止三原則を廃止して武器を売って儲けようとする!「たそがれ産経」「たそがれ晋三」と言えます。それは『戦略』が欠落しているのです。憲法平和主義を使った国家戦略こそ、侵略戦争の失敗から学んだ「大太刀」なのです。

たそがれ清兵衛をねつ造する産経抄の無知浮き彫りに!

山田洋次監督·藤沢周平3部作 “本物”の時代劇とは?

http://www.tv-asahi.co.jp/ss/225/special/top.html

「あまりにも嘘が多いというか。ひとりで十人も二十人も相手にしてね、パッパパッパ斬って捨てちゃったりしたりとか、本当にそんなこと可能なのかな。良く見てると後ろから斬ろうと思ってなかなか斬らない。自分が斬られるまで待ってる、みたいなことがあるわけでしょ?もっと、本当は怖かったんじゃないかな、と。どんな剣の名手でもね。真剣で抜いたら怖かったんじゃないかとかね」

たそがれ清兵衛    2013-12-19 15:07:24 | 文化http://blog.goo.ne.jp/gogouan1231/e/f98d09842f430108aa9349bfbcd40ae1

さて、翌日の果し合い。棒切れで相手をする。相手は大刀。そして、相手に傷を負わせずに、清兵衛が相手をたたきのめすという見事な勝ち方で終わる。この話は、清兵衛の方で沈黙していても、どこからか噂としてもれる。

「まあ、酒を飲め」と言われた清兵衛は「藩命により、あなたを殺しに来た。刀を抜いて下さい」と言う。しかし、男は刀を抜かず、清兵衛を人情話に持っていく。どれほど自分は藩のためにつくしたか、分からないのに、藩の抗争の犠牲になって、こうやっている。清兵衛は禄高いくつだと言われ、清兵衛は「五十石」と答える。
それでは食うのがやっとだなと言われ、清兵衛もつい剣に訴える気持ちを失い、自分の貧しい生活を披露して、実は父から譲られた大刀も売り払い、これは竹光なんだと言う。
男は驚き、「俺をそれで切ろうとしたのか。俺を馬鹿にしたな」と怒る。そうではないと弁解する清兵衛のことを聞かずに、男は大刀で切りかかる。しかし、大刀は家の中では意外に使いにくい。清兵衛は小太刀で勝負を挑もうとしていたのだ。

小説では大凶作による農民、武士の窮乏が細かく描かれている。

【「清兵衛、申してみろ。何かのぞみがあるだろう。かなえてやるぞ。」
「べつに」
「べつにということはあるまい。女房は労咳だそうだが、さしあたり女房の病気がなおることなどはのぞんでいないのか」
清兵衛ははじめて家老の顔をじっと見た。その顔に、杉山はうなづいて見せた。
「医者は誰だ」
――略――
「わしの屋敷に出入りしている辻道玄
に、一度診させよう。道玄は名医だぞ。労咳などは手もなく直す」
その話は清兵衛の気持ちをとらえたようだった。】
【新潮社 藤沢周平のたそがれ清兵衛より引用 】

たそがれ清兵衛(2002年/日本) : 映画の感想を綴るブログ 2012年2月10日 ... http://blog.livedoor.jp/kum_an/archives/53503940.html

 藤沢周平『たそがれ清兵衛』 http://ameblo.jp/classical-literature/entry-11421351658.html

剣を抜かざるを得ない、人を斬らざるを得ないというのは封建制故に起きた非常に不条理な事件だということになりますね。現代だったらあり得ない。それが1作目、2作目は、いずれも藩主の命令、藩の命令で斬らなきゃいけない、という不条理の中で苦しむわけですけども、3番目の「武士の一分」はね、 藩命じゃないんですね。これはある上役にひどい目に会うという話なんですね。そういう深い絶望というのは前2作には無かったものです。そういう深い絶望の中で闘い、そしてその中からどうやって彼は再生できるか、というのがこの作品の面白いところなんです」(引用ここまで

 映画「たそがれ清兵衛」を観て http://byoubyou.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_4e40.html

奥羽の小藩にすぎない海坂藩も、この幕末の激動に無縁ではなく、藩上層部の派閥抗争に巻き込まれた元浪人が、藩主の死によって敗北した派閥の一員として切腹させられようとしたのに反発して逃亡をはかり、廃屋に立てこもるという事件が起きるが、この男は、もはや藩や武士の時代が終わることを見越して、武士の論理による切腹を拒んだのである。男を討ち取るために、刺客が送られたがことごとく返り討ちにあい、清兵衛にその役が命じられることになる。
 
物語は、妻を病気でなくしたばかりの小禄の下級藩士の清兵衛が、二人の幼い娘と認知症の母親と同居しながら、清貧の暮らしの中で、日々を送っている姿から始まる。清兵衛は、毎日、登城して、事務仕事を定刻までこなし、同僚と酒を飲むこともなく、まっすぐ帰宅し、小さな畑を耕している。
 
小うるさい本家の叔父が縁談を進めても断る。髪を整え、足袋や衣服の破れを繕ってくれる者もない。同僚たちは、清兵衛に「たそがれ清兵衛」とあだ名を付けている。ただ、その彼も、若い頃は、小太刀を使う戸田流の師範を努めるほどの腕前である。

そこに幼なじみで親友の妹が、酒癖の悪い上級武士の暴力夫の元から逃げ帰って、実家に出戻ってきた。再開した二人は、惹かれ合うが、清兵衛は、一緒になるのは、彼女を不幸にするだけだと考えて、自分の感情を抑えている。
 
そこに、派閥争いに敗れた側で、切腹を命じられた男が、それを拒否して、廃屋に籠城して、派遣されてくる刺客を返り討ちにした。そこで、小太刀の使い手の清兵衛が、刺客を命じられる。死を覚悟した彼は、彼女を呼びだし、身支度を頼む。そして、出発間際に、自らの思いを告げるが、彼女は、数日前に縁談を承諾したばかりであった。
 
籠城する男は、清兵衛に逃がすよう頼むが、清兵衛が自身を持っているように感じて、プライドを傷つけられたと思って、清兵衛に斬りかかる。しかし、清兵衛が、見抜いていたように、食事も食べず、睡眠も取れていない男には、清兵衛を倒す力がすでになかった。清兵衛は、なんとか男を逃がそうとするが、男は清兵衛に斬りかかり、ついに、清兵衛に斬られ、死ぬ。

この頃、山形県でも、一揆・打ち壊しが頻発していたが、鶴岡藩でも、慶応2年(1866年)に、長州戦争にともなう米価騰貴に、米価引き下げと施米を求める都市・山村漁村の日雇雑業者たちの騒動があり、慶応4年(1867年)には、平野部農民の年貢全免を求める一揆が結ばれ、それが、明治2年(1869年)10月に天狗党による騒動に繋がる。
 
庄内では、幕末までに、広範に地主小作関係が成立していて、巨大地主が、一村全てを小作化している例も多く、かかる巨大地主は、商人・町人地主になっていたという。それを示す入作与米制度があった。
 
物語は、家老はじめとする上層武士の腐敗・堕落に対して、藩がなくなったら農民になるという「たそがれ清兵衛」の清貧だが自己の信念を貫く生き方を対象的に描き、後者に暖かく、評価して描かれている。武士よりも農民的な生き方の価値を高く評価しているが、大地主と小作人に分解した農民の共同体的諸関係、小作農民たちの抵抗、一揆に表れた共同体的価値観と規律・倫理といったものがないことで、清貧なる下級武士の個人的倫理観の顕揚に止まっている。いわば、マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムと資本主義の倫理』で描かれたようなプロテスタンティズムの個人主義的な倫理に似たようなものであり、それが武士階級内の上層下層対立の下層側にあるというような感じである。
 
したがって、共同体的農民が、入会地などの共有地、山など自然との深い関係から来るところの倫理観をその民話や歌や儀式・祭りなどに残したのに対して、清兵衛は、庭先の小さな畑を一人で耕すだけの個人生産者としての農民を夢見るだけなのである。残された妻は、都市に出て、労働者として子ども二人を育て、女学校を出した。農村的関係から離れ、都市に出ていく。そのころ、庄内の小作農民たちは、一揆を結んで天狗党騒動に立ち上がるのである。
 
この映画は、近代の出発点を見せてくれるもので、いわば近代神話の原型を純粋に示してくれるものである。強く惹かれるものだが、しかし、すでに時代は、ポスト近代に入りつつあるので、どうしても批判的に観ざるをえない。(引用ここまで)

たそがれ清兵衛 ~幕末当時の風情をさりげなく再現~ <<   作成日時 : 2006/12/23 18:31   >>  http://yuuyuukandai.at.webry.info/200612/article_27.html

余吾の門前には、藩士が数名、余吾を見張っている。清兵衛が門から玄関に向かうその途中には、先日、余吾との果し合いで、あえなく返り討ちにあった目付役の死体が横たわったままで、無数のハエが群がっていた。門前に見張っていた藩士たちは、余吾に恐れをなして一歩たりとも近づくことができなかったのである。

家の中に入った清兵衛に余吾は、予想とは反して自分を逃がして欲しいと懇願する。清兵衛にも酒を勧めながら、話し始める余吾。最愛の娘が母親から労咳をうつされ、16歳で死んだことなど。その遺骨を食べながら観のうち身の内を明かすのであった。
しかし、それは叶わぬことだと撥ね付ける清兵衛だが、話の弾みで、自分の大刀は竹光であることを打ち明けてしまう。戸田流は脇差で戦うのだと話すものの、自分のプライドを傷つけられたと感じた余吾は、大刀を抜いて清兵衛に襲い掛かる。そこから、すさまじい家中での決闘が始まる。
狭い家中では、いかに一刀流の名手といえども、余吾の大刀は不利であった。清兵衛に傷を負わせるものの、最後は、振り下ろした大刀が鴨居(ふすまをはめる部分の、上部に渡した溝のついた横木)に食い込む。そこをすかさず脇差で切り倒す清兵衛。

壮絶な果たし合いの末に打ち勝った清兵衛は、傷だらけの体を引きずりながら井口家にたどり着く。わが家で清兵衛を待っていたのは、二人の娘と朋江だった。
清兵衛の一途な思いに心を打たれた朋江は会津の家中との縁談を断り、清兵衛の妻になることを決心したのであった。泣きながら、清兵衛の無事を喜ぶ朋江。安堵した上に、思わぬ朗報に接した清兵衛は、喜びに満ち溢れた表情を見せていた。

しかし、その幸せな生活も長くは続かなかった。数年後に勃発した戊辰戦争で海坂藩は佐幕(尊攘・倒幕に反対し、幕府を支持したこと)派となる。官軍との戦いに出兵した清兵衛は、銃に撃たれてあっけなく命を落とす。(引用ここまで

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