中国の故事成語=矛盾
もはや「戦争」で解決するしかないか?
それとも「非軍事的手段」で解決するか?
軍事抑止力論の悪魔のサイクル破たん浮き彫り!
憲法平和主義・人道主義・国際強調主義しかないだろう!
対話と交流をどう具体化するか!
記者団「北朝鮮のミサイル技術の改良が進んでいると分析しているか」
菅官房長官「常識的には落下点などを見るとそう思うのが自然だと思っている」
稲田朋美防衛相「確実に能力は向上している」
「日本の安全保障上の重大な脅威であり、断じて許されない。
「深い懸念を表明する」
「危機」「脅威」煽動丸出しの記事浮き彫り!
これが解決を遅らせている!
北朝鮮発射のミサイル 日本の排他的経済水域に落下か
9月5日 18時45分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160905/k10010670571000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
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5日正午すぎ、北朝鮮の西岸から弾道ミサイル3発が東北東に向けて発射され、いずれもおよそ1000キロ飛んで日本海の日本の排他的経済水域の中に落下したと推定されています。船舶や航空機などに被害の情報はなく、防衛省が詳しく分析を進めています
北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ノドン」と見られる3発を発射したことについて、韓国外務省のチョ・ジュンヒョク(趙俊赫)報道官は5日午後、声明を発表し、「国連安全保障理事会の決議への明白な違反だ。北の核・ミサイル開発は朝鮮半島だけでなく、周辺国と国際社会に対する挑発行為であり、強く糾弾する」と述べ非難しました。そのうえで、「このような挑発によって北が得るものは何もなく、韓国政府と国際社会による制裁と圧力を一層強化させるだけだ」と述べ、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮をけん制しました。
中国外務省 北朝鮮を非難
北朝鮮が日本海に向けて3発の弾道ミサイルを発射したことについて、中国外務省の華春瑩報道官は5日の記者会見で、「現在の朝鮮半島の情勢は非常に複雑で敏感だ。われわれは関係各国が情勢を緊張させるような行動をとらないよう望む」と述べて非難しました。
「北朝鮮に抗議する予定があるか」という質問には、「中国は関係各国にみずからのルートで立場を伝えている」と答え、明言しませんでした。
ノドンとは
北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」は、射程が1300キロと日本のほぼ全域が入り、およそ200基が実戦配備されていると見られています。
北朝鮮は2006年7月と2009年7月に、南東部のキッテリョン(旗対嶺)から日本海に向かってノドンと見られる弾道ミサイルを発射しました。
また、2014年3月にはオランダ・ハーグでの核セキュリティーサミットに合わせて開かれた日米韓3か国の首脳会談のさなかに、ピョンヤンの北のスクチョン(粛川)からノドンと見られる弾道ミサイル2発を発射しました。
ことしに入ってからは、3月にスクチョン付近から2発、7月に西部ファンジュ付近から2発、そして先月にも西部ウンリュル(殷栗)付近から2発、いずれもノドンと見られる弾道ミサイルを発射しました。
このうち先月の発射では、秋田県の男鹿半島の西およそ250キロの日本の排他的経済水域に1発が落下したことが確認されています。
防衛省は「北朝鮮がノドンの性能や信頼性に自信を深めている」と指摘している一方で、ノドンの命中精度については「特定の施設をピンポイントに攻撃できるような精度の高さではない」としています
ことしに入り21発発射
北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、今回がことしに入って13回目で、発射されたミサイルの数は合わせて21発に上っています。
防衛省によりますと、北朝鮮はことしに入って弾道ミサイルの発射を繰り返していて、2月に1回、3月に2回、4月に3回、5月と6月にそれぞれ1回、7月と先月にそれぞれ2回、そして今回と、半年余りで合わせて13回発射しています。また、発射した弾道ミサイルの数は合わせて21発に上っています。
ミサイルの種類も多岐にわたり、これまで発射が確認されている事実上の長距離弾道ミサイルや、中・短距離の弾道ミサイルに加えて、6月には開発中の中距離弾道ミサイル「ムスダン」と見られるものを発射し、およそ400キロ飛ばしたほか、先月には潜水艦発射弾道ミサイルと見られる1発を発射し、およそ500キロ飛行させています。
また、先月以降に発射された弾道ミサイルは、いずれも日本の安全上の影響が懸念される海域に落下しています。
先月3日と5日に発射された弾道ミサイルは、日本海の日本の排他的経済水域の中に落下したほか、先月24日に発射された潜水艦発射弾道ミサイルは排他的経済水域に近い海域に落下したと推定されています。
防衛省は先月8日から破壊措置命令を常時出した状態にして警戒を強めるとともに、発射の意図や開発状況について詳しい分析を急いでいます。
最近の北朝鮮の動き
北朝鮮は、ことし1月に「初めての水爆実験」と称する4回目の核実験を、2月には事実上の長距離弾道ミサイルの発射を、それぞれ強行しました。
これに続いて、3月以降、新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」や、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイル、それに中距離弾道ミサイル「ノドン」や、短距離弾道ミサイル「スカッド」など、射程の異なる弾道ミサイルやロケット弾、合わせて30発以上を発射しています。
さらに北朝鮮の国営メディアは、ICBM=大陸間弾道ミサイル「KN08」と見られるミサイルを視察するキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長や、弾道ミサイルが大気圏に再突入した場合を想定した模擬実験の写真を公開したほか、新型ICBMなどのエンジンの燃焼実験が成功したと発表しました。
こうした中、7月、アメリカがキム委員長に対し初めて制裁を科すと、北朝鮮は「宣戦布告だ」として強く反発し、ニューヨークチャンネルと呼ばれる国連代表部を通じたアメリカとの接触ルートを遮断すると発表しました。
また、北朝鮮のリ・ヨンホ外相は、7月にラオスでASEAN地域フォーラムに出席した際、「追加の核実験を行うかどうかは、すべてアメリカの態度にかかっている」と報道陣に述べ、1月に続いて5回目の核実験を強行する可能性を示唆して、アメリカを強くけん制しました。
そして、先月から今月2日まで行われたアメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習に強く反発。先月24日にはSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルと見られる1発を発射し、その翌日25日にはSLBMの発射実験の様子だとする映像を公開して、弾道ミサイル技術が向上しているとアメリカや韓国などに誇示しました。
北朝鮮の狙いは
北朝鮮が5日、弾道ミサイルを発射した背景には、今月9日の建国記念日を控えて、国威発揚を図る狙いがあったと見られるほか、アメリカのオバマ大統領も出席して中国で開かれているG20サミットにタイミングを合わせた可能性もあります。
北朝鮮は先月、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験に成功したと発表して以降、国内で大々的に宣伝していて、国営メディアはSLBMの開発に携わる関係者たちが、今月2日までピョンヤンに招かれ祝賀行事などが行われたと伝えています。
こうした中、4日後の今月9日には、建国68年の記念日を控えていて、SLBMに続く弾道ミサイルの発射を強行することで、国威発揚を図る狙いがあったと見られます。
また、中国の杭州では4日からG20サミットが開かれており、5日にかけてアメリカのオバマ大統領や韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領が、中国の習近平国家主席と相次いで首脳会談を行い、北朝鮮への対応を巡っても意見を交わしており、北朝鮮はこのタイミングに合わせて弾道ミサイルを発射した可能性もあります。(引用ここまで)
ミサイル発射 官房長官 明らかな挑発行為 厳重に抗議
9月5日 18時28分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160905/k10010671021000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_006
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菅官房長官は午後の記者会見で、「わが国の安全保障に対する深刻な脅威だ。同時に本日、まさに中国の杭州においてG20サミットが行われていることに鑑みても、わが国および国際社会に対する明らかな挑発行為だ」と述べました。そのうえで、菅官房長官は「今回の発射は国連安保理決議等に違反するものであり、ただちに北京の大使館ルートを通じて、北朝鮮に対し厳重に抗議するとともに、最も強い表現で非難した」と述べました。
[東京 5日 ロイター] - 防衛省は5日、北朝鮮が正午ごろに発射した弾道ミサイルについて、3発とも日本の排他的経済水域内(EEZ)内に落下したようだと発表した。ミサイルは同時に発射、ほぼ同地点に落下したとみられ、日本政府は北のミサイル技術向上に懸念を強めている。
防衛省によると、北朝鮮は午後0時13分ごろ、同国西岸から3発の弾道ミサイルを東北東へ発射した。いずれも約1000キロ飛行し、北海道奥尻島の西200─250キロ付近に落下したようだという。
稲田朋美防衛相は記者団に対し、「3発同時に発射し、しかもほぼ同じ地点に落下した。確実に能力は向上している」と述べた。そのうえで、「日本の安全保障上の重大な脅威であり、断じて許されない。深い懸念を表明する」と語った。
北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、今年に入って21発目。移動式発射台や潜水艦から撃ったり、わざと高く打ち上げたりするなど、発射手法も多彩になっている。
今回の発射は、20カ国・地域(G20)首脳会議が中国・杭州で開かれている最中だった。稲田防衛相は「国際社会の強い圧力に対する示威行動の可能性がある」と指摘した。
防衛省はミサイルの種類について、飛行能力300─500キロのスカッドか、1300キロのノドンとみている。いずれも、移動式の発射台から撃つのが一般的という。(久保信博)(引用ここまで)