築地市場の豊洲移転をめぐり、東京都が土壌汚染対策に関して、事実と異なる情報を都のホームページ(HP)に掲載していた問題で、日刊スポーツは12日までに、日本共産党都議団が現地調査した際に撮影した、「証拠写真」を入手した。

これまで、都は主要な建物の地盤に「盛り土」と呼ばれる土(高さ4・5メートル)を盛る作業をしていなかったにもかかわらず、HPでは、盛り土を行ったとする情報を、そのまま公開していた。実際には、一部施設では配管を通すことなどを理由に、盛り土は行われておらず、空洞の状態になっている。

写真には、配管がむきだしになったコンクリート壁や地面の様子が撮影されている。また、地面には水がたまったような様子も見受けられる。

今回の問題で、小池百合子都知事は10日に緊急会見し、「外部の指摘」でこの事実を把握したことを認めた。その上で、これまで都が公開していた情報は間違っていたとして、訂正。都の情報公開のあり方に強い疑問を示した

日本共産党都議団によると、今回の事実は8月下旬ごろに把握したという。都との交渉の末に、当該施設の調査が許可され、今月7日に調査が行われた。(引用ここまで