北朝鮮が核やミサイル実験を繰り返し、中国の脅威も日常的に存在するという厳しい安全保障環境を優先すれば
安全保障を今後も米国の「核の傘」に依存するというメッセージであれば
核兵器禁止条約は賛成しなくてもケッコーです!ホントか!
決議に賛成しないまでもせめて棄権すれば米国にもヒバクシャにも顔が立つ?
被爆体験を持つ日本が核廃絶を主張し続けてきたことを考えると納得できる!?
ホントか!
核兵器禁止条約を提案した非保有国と反対した保有国の対立の溝を縮める「橋渡し役」として
核廃絶にこれまで以上に主導権を発揮するということはどういうことか!
禁止条約締結は棚上げか!
国際秩序を維持してきたとされている核抑止力に基づく戦略的安定性の側に立つということだな!
では北朝鮮の核兵器保有も中国の「脅威」も容認するということだな!
北朝鮮にしても中国にしても米国の核兵器「抑止力」を「脅威」としているぞ!
全くデタラメだな!子どもでも判るぞ!
デーリー東北 核兵器禁止条約/決議反対に大きな疑問 2016/11/1
http://www.daily-tohoku.co.jp/jihyo/jihyo.html
軍縮を話し合う国連総会第1委員会で、核兵器禁止条約の交渉開始決議が賛成多数で採択された。しかし核廃絶を訴えてきた日本は反対票を投じた。唯一の被爆国という特別な立場から見れば、この反対には大きな疑問を呈せざるを得ない。
決議はオーストリアなど核廃絶推進国123カ国が賛成、中国など16カ国が棄権、米英仏ロや日本など38カ国が反対した。
決議は法的拘束力がある条約の必要性を強調しており、国連総会に送られて正式に成立する見通し。来年3月以降、交渉が本格化する。決議が出された背景には、核拡散防止条約(NPT)の下で、核保有国の核兵器削減が遅々として進まない現状への幻滅と根強い不満がある。
決議に拘束力はない。国連総会で決議が採択されても、反対している核保有国が交渉に参加する可能性はほとんどなく、条約ができたとしても、実効性は望めない。
核保有国の中でも米ロの反発は強い。オバマ政権は「核なき世界」を掲げてきたにもかかわらず「非現実的」(米高官)と断じ、国際秩序を維持してきた核抑止力に基づく戦略的安定性が崩れると主張。反対票の取り込みに躍起になった。
日本の行動は、北朝鮮が核やミサイル実験を繰り返し、中国の脅威も日常的に存在するという厳しい安全保障環境を優先したものだ。それは安全保障を今後も米国の「核の傘」に依存するというメッセージでもある。
苦渋の決断だったことは安倍晋三首相の「判断は簡単ではなかった」との発言からも分かる。とはいえ、被爆体験を持つ日本が核廃絶を主張し続けてきたことを考えると納得はし難い。
問題は米国からの圧力に屈して決議に反対したことが濃厚な点だ。米国は事前に北大西洋条約機構(NATO)諸国に反対するよう求め、日本にも同様の要求があったといわれる。日本は過去、権益や方針を放棄しても米国の要求をのんだことが少なからずある。しかし今回は過去のケースとは違う。米国は被爆国である日本の特別かつ微妙な立場を承知しており、どうしても対米追随する必要はなかったはずだ。被爆者としての「発言権」の行使が対米関係の悪化を招くことはなかったと思う。決議に賛成しないまでもせめて棄権すべきだった。今後日本は核保有国と非保有国との対立の溝を縮める「橋渡し役」として、核廃絶にこれまで以上に主導権を発揮していかなければならない。(引用ここまで)