世論調査に出ていない無党派国民の願いを捉えることだ!
見出しだけで一喜一憂するのは安倍首相派の思うつぼ!
朝日新聞世論調査―質問と回答〈23、24日〉 2017年10月24日22時39分
http://www.asahi.com/articles/ASKBS3PWJKBSUZPS007.html
(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は10月17、18日の調査結果)調査人数が明記されていません!
与党で3分の2「多すぎる」51% 朝日新聞世論調査
自公大勝、3分の2を維持 立憲が躍進、野党第1党に
特集:2017衆院選
◆あなたは、安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持する 42(38)
支持しない 39(40)
その他・答えない 19(22)
◇(「支持する」と答えた人に)それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一)分母が不明ですから全体の割合が判りません!
首相が安倍さん 9〈 4〉
自民党中心の内閣 20〈 8〉
政策の面 24〈10〉53%(積極的支持)
他よりよさそう 44〈19〉
不明 3〈59〉47%(消極的支持)
愛国者の邪論 安倍内閣を支持する人の53%は積極的支持ですが、残りの47%は消極的支持となっています。安倍内閣支持は強固ではないことが判ります。しかし、このような指摘はほとんど皆無です。先日NHKの政党討論会で自民党の萩生田氏が安倍自民党の勝利は「消極的支持だ」という言葉を使っていました!画期的ですが、このような指摘を分析研究してこなかったメディアや政党の怠慢を指摘しておきたいと思います。偽装・偽造の「一強他弱」論を振りまき、それに染まってしまって有効な対応を怠ってきたこと、このことで、安倍首相甘やかし、安倍自公を傲慢にして暴走を許してきたことの最大の要因があります。安倍政権の暴走の責任は、このような曖昧な検証があるということを声を大にして指摘しておきたいと思います。
◇(「支持しない」と答えた人に)それはどうしてですか。(択一)
首相が安倍さん 27〈11〉
自民党中心の内閣 25〈10〉
政策の面 36〈14〉
他のほうがよさそう 9〈 3〉
◆あなたは今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
自民 39(32)
公明 4( 4)42
維新 2( 2)44
希望 3( 6)
立憲 17( 7)
共産 3( 3)
社民 1( 1)24
民進 0( 1)
自由 0( 0)
日本のこころ 0( 0)
その他の政党 0( 1)
支持する政党はない 21(27)
答えない・分からない 10(16)31
愛国者の邪論 何故、「自由民主」を名乗る政党が、このように強いのか、検討する必要があります。この強さは「公明」を名乗る政党の助っ人があってこその強さですが、それにしても、この二つの政党を伸ばしにしてきていることをどのように総括するか!改めて強調しておきます。それは「草の根民主主義」を実践しているからです。国家で決まった法律を地方自治体と地方議会で条例として制定し、業者などの仕事を保障することで、いわゆる飯を食わしているという構図です。自民党と公明党が安定政権を吹聴し野党が政権をとれば安定政権ではくなるというのは、このことを吹聴することで仕事が回ってこなくなるぞ!という脅しでした。この脅しが集票マシンをなって機能して、ようやく、獲得したのが、自民党と公明党の獲得票でした。しかし実際には、獲得票は減らしているのです。ここにこそアベノミクス破たんと大ウソがバレテきたことを示しています。
ところが「草の根民主主義」派は、住民の要求実現運動を具体的に、地方自治体と地方議会を通して実現する運動が極めて弱いのです。だから、風にふらふらしてしまう!すそ野が脆弱なのです。これは住民との絆が弱い!それは要求実現運動を住民とともに!ということが日常的に貫徹されていないからです。
しかし、それでも圧倒的多数の無党派層は安倍内閣を支持していない!のです。このことは安倍内閣支持には積極的支持と消極的支持があり、支持率の47%は消極的支持となっている!ことに、また下記の安倍政権の諸政策などに対して不支持が多数であることに象徴的です。しかし、このことに対して自覚的か、というと必ずしも自覚的に取り組んだいるとは言えない状況があることを指摘しておきます。
世論調査を分析し考える愛国者の邪論のものさし
安倍内閣支持 42
安倍自公政党支持 42
安倍派政党支持 44
安倍内閣不支持 39
安倍内閣打倒派政党支持 24
安倍内閣支持の無党派 ゼロ乃至マイナス
安倍内閣不支持の無党派 15
安倍内閣支持不支持未表明の無党派 19
無党派 31
◆あなたは、今回の衆議院選挙で投票しましたか。投票しませんでしたか。投票した場合は、比例区では、どの政党に入れましたか。政党名でお答えください。
自民 28
公明 7
維新 4
希望 7
立憲 18
共産 4
社民 1
日本のこころ 0
その他の政党 1
投票していない 24
答えない・分からない 6
愛国者の邪論 投票率は53.68でした。投票結果は以下のとおりです。
当日有権者数106,091,229 投票者数56,952,672 棄権者数49,138,557
全国176 55,757,552 53.68
議席 獲得票 得票率 絶対支持率 議席占有率
自民党 66 18,555,717 33.3 17.49 37.5
公明党 21 6,977,712 12.5 6.58 12.9
維新 8 3,387,097 6.1 3.19 4.6
希望 32 9,677,524 17.4 9.12 18.2
立憲民主党 37 11,084,890 19.9 10.45 21.0
共産党 11 4,404,081 7.9 4.15 6.3
社民 1 941,324 1.7 0.89 0.6
こころ 0 85,552 0.2 0.01 0.0
◆今回の衆議院選挙で、与党の自民党と公明党は定数の3分の2を超える議席を得ました。あなたは、与党の議席数はちょうどよいと思いますか。多すぎると思いますか。少なすぎると思いますか。
ちょうどよい 32
多すぎる 51
少なすぎる 3
その他・答えない 14
愛国者の邪論 具体的な数字を示して調査していない!感じ=イメージで行われている世論調査浮き彫り!以下具体的な数字を見てみると現行制度のアンフェアーが浮き彫りになります。恐らく、このような数字にはならないでしょう!数字を出してきちんとした世論調査を実行してほしいものです!
◆今回の衆議院選挙で、自民党は過半数を大きく超える議席を得ました。あなたは、このことは、安倍首相の政策が評価されたからだと思いますか。そうは思いませんか。
安倍首相の政策が評価されたから 26
そうは思わない 65
その他・答えない 9
愛国者の邪論 安倍内閣のデタラメが浮き彫りになります!ここでも安倍内閣が国民とかい離・遊離していることが浮き彫りになります。このことは小選挙区の獲得票と議席と支持率を見れば、この制度の問題が浮き彫りになります。このような具体的なデーターを掲げて質問すべきです。
自民党 218議席 26,719,032票
公明党 8議席 832,453票
合計獲得議席 228議席 議席占有率78.89%
合計獲得票 27,551,485票 絶対支持率25.97%
◆今回の衆議院選挙で、立憲民主党が衆議院で野党第1党になりました。あなたは立憲民主党に期待しますか。期待しませんか。
期待する 49
期待しない 41
その他・答えない 10
◆あなたは、安倍さんに今後も首相を続けてほしいと思いますか。そうは思いませんか。
首相を続けてほしい 37(34)
そうは思わない 47(51)
その他・答えない 16(15)
◆あなたは、今後、安倍首相が進める政策について、期待のほうが大きいですか。不安のほうが大きいですか。
期待のほうが大きい 29
不安のほうが大きい 54
その他・答えない 17
◆今回の衆議院選挙で、自民党は憲法9条を改正し、自衛隊を明記することを公約に掲げました。あなたは、安倍政権のもとで、こうした憲法の改正をすることに、賛成ですか。反対ですか。
賛成 36
反対 45
その他・答えない 19
愛国者の邪論 内閣支持率・不支持率と比較すると、安倍内閣の脆弱さが浮き彫りになります!
安倍内閣に期待しない国民が浮き彫りになりました。問題は野党の在り方です。
選挙中も選挙後も、国民は安定政権を望んだとか、野党のバラバラが安倍政権を温存させたなどというデタラメ報道がまかりとおっていますが、国民が情報伝達手段のデタラメ報道に嫌気がさして投票忌避行動に出たことが、安倍政権の温存となったことを教訓とすべきです。また安倍内閣打倒派は単独政権ができないことは判っていることです。だからこそ、一致点を拡大し、不一致点は大いに議論し実践していくことを確認することです。
そうすれば、政権交代は現実のものとなるでしょう!
地域から「草の根保守主主義」の根を断ち切り、「草の根民主主義」の根っこを貼っていくことです!