父島へ上陸する前に船内でツアーの案内と、
小笠原についてのレクチャーありました。
参加した旅行会社でチャーターして実施したのが3回目、
今回は総勢440名と旅行会社の社員が12名同行したのでしょうか?
前回はひどく海が荒れたようですが、今回は比較的静かで、
船酔いしている人もあまり見かけず、動くリゾートホテルの感。
(夫は気持ち悪くなり、初日のランチのみパスしました)
小笠原諸島は、2011年6月に日本で4番目の世界自然遺産として登録。
父島は4800万年前、母島が4400万年前に誕生、
有人島はこの2島で人口は合わせて3000人ほど。
例えで、渋谷のスクランブル交差点を1度で往来する人と同じ人数とか?
しかし定期船の小笠原丸が入港すると1000人ほど増えるとか。
1830年に定住がはじまり大正時代がピークで7000名ほど
その後第2次世界大戦の際には、住民は強制疎開され、
1968年に返還されてから、島の自然を求めて訪れる観光客を相手に、
経済が成り立っている。
小笠原が世界遺産になったのは、日本で数少ない海洋島だからだといわれている。
海洋島って?かってどこの大陸とも1度も繋がっていない、
大陸から遠く離れた孤島のようです。
海底火山の活動の大量の溶岩が流出し、それが陸地を形成し
プレートに乗って移動し、隆起したようです。
最初は植物も何もなかったのに、風や鳥や海流によって種が散布され、
外から影響を受けずこの島で進化して固有種が増えていったようです。
しかしひとたび外部から持ち込まれると、危うい状況に陥り
外来種の駆除に力を注ぎ、自然を守るためにいろいろの規制をかけているようです。
前置きが長くなりましたが、横浜を出てから3日目に上陸。
初日の午前中はホエールウォッチングに参加。
ホエールウオッチングの船が出るまで時間があったので、とりあえずメインストリートをぶらぶら。
大村海岸
大神山公園で タコノキ
ゴバンノアシ
公園に植えてある樹木は、以前沖縄や奄美大島で教えてもらった植物がほとんどです。
デイゴ モンパノキ
イソフジ リュウキュウマツ
オオハマボウ トイレの入り口に置いてありました。
オオハマボウの1日花 黄色→オレンジ色に
オオハマボッス オオバナカリッサ (キョウチクトウ科)
ベンガルボダイジュ ?
気根を垂らしている
明日は小笠原丸が入港するので、
お土産は今日のうちに求めた方が良いというので
物色する。シマレモンのジャムやレモンカード、塩、ラム酒、島蜂蜜を購入。
4隻の漁船に20人ずつ乗船。
何頭かに出合うことが出来ましたが、肝心な時にシャッター下りず
イルカも見るのかと思いましたら、これでお終いのようです。
その後南島のまわりをまわリました。
南島はカツオドリの繁殖地
南島は以前は食料として野山羊を放牧していたため
自然に大きな被害をもたらしていたが、昭和46年に完全な駆除をして、
その後植物は順調に回復し、ガイドのルールがあり、
1日最大100人 、2時間の上陸しか許可されず、
入島禁止期間も設けられている。
上陸するのも命がけのような気がする。
父島の千尋岩 ハートロック
船に戻ってデッキランチ その後通船で再上陸 大村地区のウォークラリーに参加
1963年に建てられた聖ジョウジ教会
小笠原ビジターセンター、小笠原村役場ここでは村章に描かれている生き物・・・これだけ間違いました。
ザトウクジラからと思いましたらハハグロメジロでした。
大神山神社の祭神を調べに200段近い階段を上がりました。
右手にアオノリュウゼツラン 繊維を取るために植えたようです。
展望台から見た二見港とパシフィックビーナス
まだまだ歩きたかったのですが、思い遣りを持って早めに戻りました。
明日は固有植物のツアーに参加します。