迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

「偲姿―オモカゲ―」2

2010-01-16 12:06:50 | 戯作
八月三十日。 この日は東京近郊の自然公園で、Vシネのエキストラに出ていました。 タイトルは「お、いなり!」と云う、お稲荷様の鳥居にバイクをぶつけた男が、だんだんと油揚げに変身していく…と云った、まぁしょうもない作品でした。 男が夢のなかでキツネの行列に出会(くわ)してうなされるシーンがあって、わたしはその行列のなかの一匹に出たんです。 真っ昼間の炎天下に浴衣を着て、手拭いで頬かむりをして、 . . . 本文を読む
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