古本市で、150円と値札のついた新書を見つけた。
この値段ならばよかろうと会計へ持っていくと、主人から、
「162円です」
と言われ、一瞬なにを言っているのか、わからなかった。
そんなわたしに主人は苦笑して、
「消費税分です」
と言い足すに及んで、
「あぁ……」
と、ようやく意味を悟りこちらも苦笑い、差額を払った。
古本はたいてい今も、値札通りの金額で並んでいるところが多い。
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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