國立劇場の五月前進座公演を、四年ぶりに觀に出かける。今回の狂言は“五世河原崎国太郎三十三回忌追善”として、「杜若艶色紫(かきつばたいろもえどぞめ) お六と願哲」、四世鶴屋南北の作で先代国太郎も二度上演云々。(※五世河原崎国太郎のお六)悪婆物を得意にしてゐたと云ふ先代の追善には相應しい狂言ではあり、孫の當代國太郎が悪婆のお六を女の色香と貫禄たっぷりに、また二役の遊女八ツ橋を薄幸可憐に魅せる熱演ぶり、 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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