「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

            クールビズと議員のバッジ多用

2013-05-11 05:15:15 | Weblog
今年は5月1日から10月31日までがクールビズの着用シーズンだそうだ。でもテレビを見ていると、安倍晋三総理をはじめ背広にネクタイ姿が多い。ノータイでも菅義官房長官のように、ほとんどがしっかりとジャケットを着こんでいる。元々、クールビズの発想は省エネだから、個人が暑さに耐えられるのなら、問題はない。しかし、見た目には、おかしなもので、ノータイがいかにもだらしなく映る。

クールビズの期間は、確か室内温度を28℃に設定しているはずだ。スタート当初は7月、8月の2か月間だったが、次第に延長されて今年は4か月になった。実施してみてそれだけの省エネ効果があったのだろう。デパートの売り場でも、この時期になるとクールビズの特設コーナーができるそうだから、定着してきたとみるべきだろう。多分、霞が関の中央官庁では、ほとんどがクールビズを着用しているのだろう。

僕が見る限り、国会議員のクールビズの着用率は半分半分といったところだ。何故なのか、僕なりに推察してみたが、シャツだけのクールビズでは、議員バッジなどバッジ類のつける場所がないのだ。安倍総理は、いつも左胸に、議員バッジ、拉致被害者救済連隊の青色バッジ、それにもう一つ白色のバッジをつけている。大方の議員が同じようだが、中には昔の軍人の勲章みたいに幾つも胸にしている。

これから盛夏に向かって、シャーツ姿のクールビズになると、バッジ類をどこに着けるのか余計な心配をしているが、議員が依然として背広やネクタイにこだわるのは理解できる。やはり長年の慣習で、ノーネクタイではしまりがないのである。第三者の僕がみても国政を審議する国会は例外として、きちんとした姿で事に当たって貰いたい気がする。