「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         橋下代表慰安婦発言 帝国軍人も怒ります

2013-05-14 12:59:05 | Weblog
日本維新の会共同代表橋下徹大阪市長が”慰安婦は軍の規律維持に必要だった”という発言について賛否両論、カンカンガクガクだが、大日本帝国陸海軍兵士にとっても、これ以上侮辱はないと思うに違いない。先日、小ブログでマレー.シンガポール上陸作戦に従軍、そのあとニューギニアやアラフラ海の孤島に駐屯した今沢栄三郎氏(99)の「大君に召されなば」を紹介したが、慰安婦がなくても軍規はきちんと守られてきた。司令部から今沢さんお部隊に”慰安婦か饅頭か”と問い合わせがあったが、空腹に悩む部隊は全員饅頭を選んだ。

橋下氏は沖縄の米軍海兵隊司令官にあった際”銃砲飛び交う中、精神的に高ぶっている猛者集団には(慰安婦)が必用だ”と司令官に風俗業者のの利用を勧めた。橋下氏は、最近沖縄をはじめ各地で米兵の酒の上での不祥事が多いのは、風俗の利用が少ないからだと考え、この提案になったものだろうが、司令官はこれを断った。当たり前の話である。僕らの世代をはじめ戦前には”秘め事”という言葉があった。昭和33年3月、売春禁止法が施行されるまで、わが国では、売春は公然と行われていた。しかし慰安所はじめセックスは”秘め事であった。、今は簡単に慰安婦の話をするが、昭和30年代初めまで、英国の作家、D.H.ローレンスの「チャタレー夫人の恋人」の日本語訳まで”わいせつぶつ”であった。

橋下代表の説は”正論”である。史実にもとる韓国の”従軍慰安婦”解釈で国際的な流言が流布されている。橋下代表の気持ちは好く解るが、微妙な時期である。言わずもがなの事は公党のの代表として慎むべきである。

         自民党は震災時、手をこまねいていたか?

2013-05-14 05:39:56 | Weblog
昨日の参院予算委で民主党の大久保潔重議員が福島原発事故と今後の原発政策について質問したが、気になったのは、原発事故は自民党の責任で、事故後の対応が遅れたのも自民党の協力がなかったかのような発言だ。先日、菅直人元総理も「公開大反省会」で、当時自民党は衆院解散だけが頭に一杯で震災救援、復興に力を貸さなかった、と発言していた。果たしてそうだったのだろうか。

2011年3月11日の東日本大震災直後の小ブログは連日当時の菅内閣を批判している。”後手後手の政府の大震災対策”(13日)”しっかりしてくれ無計画の地震対策”(14日)”首都圏を無政府状態にした政府の責任”(15日)”司令塔のない救済活動”(19日)”政府は救援活動に専念、復興計画は自民党で(23日)”臨時総理を置いたらどうか”(24日)などなど。

自民党の谷垣禎一総裁(当時)は地震発生直後の11日午後3時、菅総理にいち早く協力を申し入れている。これに対して菅総理が電話で谷垣総裁に対して副総理兼震災担当で入閣してくれないかと申しいれてきたのは、震災から1週間もたった19日である。この間、菅総理は何をしていたかというと、やたらに○○会議を立ち上げ、辻本清美議員を”ボランティア担当”にしたり、あの仕分人女史を節電担当に任命したりしている。

民主党内閣の外務大臣であった玄葉光一郎氏が国会質問で安倍総理に対して、野党時代何回福島に来たかと質問していた。それでは事故当時の総理だった菅直人氏は野に下ってから福島原発現場のその後を視察したかということである。自分の失政を棚に上げて、責任を他に転嫁するのが民主党の体質である。