「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          橋下代表は大阪市政に専念しては!

2013-05-28 05:39:57 | Weblog
日本維新の会の共同代表、橋下徹大阪市長の外国特派員記者会見に会場の定員200人を超す300人が集まり、入れなかったおよそ100人が会場外のモニターテレビで傍聴したという。馬鹿馬鹿しい。会見の司会者が冒頭”Its show time”といったそうだが、まさにその通りだ。橋下代表の人気は判ったが、その釈明は”大根役者”のそれで釈明にはなっていない。

橋下共同代表はあらかじめ用意していた釈明文の中で、韓国の”従軍慰安婦問題は1965年の日韓基本条約ですでに解決済みと書いているそうだが、その通りだ。”従軍慰安婦”問題は基本条約締結後に派生したものだ。当時の日本政府が強く突き放すべきであった。なのに、村山富市総理(当時)は「アジアのための女性基金」といった、まやかしの制度を作った。結果として韓国側が推定200人いるという従軍慰安婦で日本からの首相の”詫び状”と慰謝金を貰ったのは7人にすぎない。

橋下共同代表は慰安婦問題を正当化するつもりはないと発言した。これも正しい。しかし、一方で慰安婦に謝罪とお詫びしなければとも言った。だけど売春制度は洋の東西を問わず”神代の昔”から存在している。そんな認識なら、誤解を呼ぶような勇ましい発言をしなければよかったのだ。失礼だが、橋下共同代表は、慰安婦問題の本質が理解できてないようだ。問題を韓国の”従軍慰安婦”に絞りこんで追及すべきであった。せっかく”正論”を言っても理解されない。一歩身をひいて大阪市長に専念すべきではないだろうか。