「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

もういい加減にしろ、閣僚の8月15日靖国参拝報道

2013-08-05 05:50:18 | Weblog
8月15日の終戦記念日を前に政府閣僚の靖国神社参拝が今年もまた新聞紙上を賑わしている。今年はこの馬鹿騒ぎが例年に比べて大きいようである。先日の稲田朋美行政改革担当に次いで、自民党の高市早苗政調会長が超党派の議員で組織する「みんなで靖国神社を参拝する会」の一員として参拝することまでニュースになっていた。

小ブログの考えは、敗戦の日には天皇皇后両陛下臨席の下、国が主催して「全国戦没者追悼式が行われている。公式行事としてはこれで十分であり、靖国神社を参拝するかどうかは個人の心の問題だというものだ。総理がこの日に参拝したのが、騒がれ始めたのは1985年、中曽根首相当時、朝日新聞が「靖国神社」特集して、これに過剰反応した中国が抗議、これによって中曽根首相が参拝を取りやめてからだ。国民の話題になったのは、小泉首相が紋付き袴姿で参拝してからの事だ。中曽根首相前は参拝した首相もいたし、しなかった首相相もいた。

第一次安倍内閣(2007年)の時には閣僚16人全員が参拝しなかったことがマスコミの話題になった。その後安倍総理は、この問題について発言は二転三転しているが、結局8月15日には参拝しない。僕はそれでよいと思う。「国のため命ささげし人々の事を思えば胸せまりくる」(昭和天皇御製)。僕は一日も早く「靖国」をめぐる環境を整備して、天皇陛下が靖国神社を親拝できるように、することが総理のする仕事であり、それが英霊にこたえる道だと思う。

高市政務会長の靖国参拝の記事(朝日新聞レジタル)は、常套句だが”中国や韓国から批判を浴びよう”と結んでいたが、どこの新聞なのかー。歪曲された先日の麻生副総理の「ナチス」発言もそうだが、朝日新聞は言論の自由をはき違えているとしか思えない。