東京北区赤羽で老朽化した水道管により出来た区道のくぼみに足をとられ、77歳の男性が転倒、意識不明で病院に運ばれた。東京都水道局の調査では、くぼみは縦横1㍍,深さ10㌢ほどのもので、隣接する水道管の老朽によって出来たものだという。健常者なら、この程度のくぼみなら、どうということはないのだが、老人には間違えば命とりにもなりかねない。
70年来の友人が先日、渋谷の歩道橋で転倒、大ケガをして今リハビり中だが、彼から”ヌカヅケ”に注意しろと忠告された。”ヌカヅケ”の「ヌ」は濡れた場所、「カ」は階段そして「ヅケ」は片づけ物の意味だという。昨年来左膝の痛みから外出時には杖のお世話になっている、僕にとって”ヌカヅケ”は、いちいち心当たることがある。
杖つき老人にとって外出時一番困るのは、鉄道各駅の階段である。交通量の多い駅は、ほとんどエレベ―タ―ガあり、エスカレーターが設備されているが、小さな駅はエスカレーターがあっても上りだけで下りがない。杖つき仲間に聞いてみると、上りより下りのエスカレーターがないのが苦痛である。若い時はなんでもなかったが、僅か四、五段の階段でも老人には大変である。
かかりつけの医者に言われて「アルツディオ」という関節注射を週に一回、五回続けてしてみたが、僕には効き目がない。左膝の半月板摩耗という診断で、マッサージ、電気療法、水中歩行と色々試みてみたが効果はない。80年の人生の疲労だからやむをえないのだろう。せめて大事にならないよう”ヌカヅケ”だけには注意しよう。長生きするには、なかなか大変である。
70年来の友人が先日、渋谷の歩道橋で転倒、大ケガをして今リハビり中だが、彼から”ヌカヅケ”に注意しろと忠告された。”ヌカヅケ”の「ヌ」は濡れた場所、「カ」は階段そして「ヅケ」は片づけ物の意味だという。昨年来左膝の痛みから外出時には杖のお世話になっている、僕にとって”ヌカヅケ”は、いちいち心当たることがある。
杖つき老人にとって外出時一番困るのは、鉄道各駅の階段である。交通量の多い駅は、ほとんどエレベ―タ―ガあり、エスカレーターが設備されているが、小さな駅はエスカレーターがあっても上りだけで下りがない。杖つき仲間に聞いてみると、上りより下りのエスカレーターがないのが苦痛である。若い時はなんでもなかったが、僅か四、五段の階段でも老人には大変である。
かかりつけの医者に言われて「アルツディオ」という関節注射を週に一回、五回続けてしてみたが、僕には効き目がない。左膝の半月板摩耗という診断で、マッサージ、電気療法、水中歩行と色々試みてみたが効果はない。80年の人生の疲労だからやむをえないのだろう。せめて大事にならないよう”ヌカヅケ”だけには注意しよう。長生きするには、なかなか大変である。