昨日も日本列島は40℃を記録する地もある猛暑となった。これで2日連続である。東京でも最低気温が30℃、最高気温が38.3℃と、ひねもす30.℃を越えた。これは気象観測史上の新記録だという。この暑さの中、娘夫妻が熱中症を心配して僕ら老夫婦二人を車で湘南海岸に誘ってくれた。高速道路を乗り継いで行けば、わが家から僅か45分で着く。
葉山の海は何故か煙っていた。暑さのため海水が蒸発する自然現象なのだろうか。いつものように佐島港へ行き市場で獲れたての魚を求めた。昨日は鰤(ぶり)の幼魚「わかさ」がバケツ一杯250円というので、老妻はサカナを縦にしたり横にして詰め込んだら10匹もはいった。そのあと 山あいにある湘南国際村近くの農家へ行き、これまた朝もぎの新鮮な野菜や果物をかった。大振りのスイカが600円であった。都心では考えられない。
帰途、逗子の町に入ったら若者たちで一杯だ。僕は昔戦後すぐの時代、空腹を抱えながらも泳ぎにきた65年前のことを想い出した。駅前通りから小道をとおって海岸に出ると、瀟洒な逗子なぎさホテルがあったが、連合軍に占領されていた。そして浪子不動側の海岸にはロープが張られて、日本人は遊泳禁止になっていた。
逗子の町を行く若者たちを見て貧しかった青春を懐古していたが、若者たちの姿が海水客でないのに気が付いた。水着にサンダルばきの女の子ばかりで、子供を連れた家族客はほとんどいない。娘に聞いたら「逗子フェス」という小坪海岸で催されている若者向け野外音楽会への参加者であった。逗子海岸から歩いて20分ほど、65年前は進駐軍によって遊泳禁止にされていた海岸を今は歩いて行けるようになったのだ。主権が回復されたお蔭だが、若者たちはそんな昔のことをご存知ない。(写真は佐島港の市場)
葉山の海は何故か煙っていた。暑さのため海水が蒸発する自然現象なのだろうか。いつものように佐島港へ行き市場で獲れたての魚を求めた。昨日は鰤(ぶり)の幼魚「わかさ」がバケツ一杯250円というので、老妻はサカナを縦にしたり横にして詰め込んだら10匹もはいった。そのあと 山あいにある湘南国際村近くの農家へ行き、これまた朝もぎの新鮮な野菜や果物をかった。大振りのスイカが600円であった。都心では考えられない。
帰途、逗子の町に入ったら若者たちで一杯だ。僕は昔戦後すぐの時代、空腹を抱えながらも泳ぎにきた65年前のことを想い出した。駅前通りから小道をとおって海岸に出ると、瀟洒な逗子なぎさホテルがあったが、連合軍に占領されていた。そして浪子不動側の海岸にはロープが張られて、日本人は遊泳禁止になっていた。
逗子の町を行く若者たちを見て貧しかった青春を懐古していたが、若者たちの姿が海水客でないのに気が付いた。水着にサンダルばきの女の子ばかりで、子供を連れた家族客はほとんどいない。娘に聞いたら「逗子フェス」という小坪海岸で催されている若者向け野外音楽会への参加者であった。逗子海岸から歩いて20分ほど、65年前は進駐軍によって遊泳禁止にされていた海岸を今は歩いて行けるようになったのだ。主権が回復されたお蔭だが、若者たちはそんな昔のことをご存知ない。(写真は佐島港の市場)