「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

滋賀県知事選挙の敗因は候補者の名前!

2014-07-15 06:22:44 | Weblog
集団自衛権に関する閣議決定を受けて最初の衆院決算委員会の模様を昨日、テレビ中継で見てたら海江田民主党代表の質問に答えて安倍総理が滋賀県知事選挙の自民.公与党推薦候補の敗因は”集団自衛権の論調が影響していないとは申し上げたい”と答弁していた。集団自衛県そのものではなくて、その”論調”が原因しているかもしれないといういうわけだ。

先日来、僕も素人なりに安倍総理のいう”集団自衛権”について考え、だいたい閣議決定の内容については理解している。しかし、昨日の国会審議を聞いていると、次から次へと解釈が拡大してゆくような印象を国民に与える。ホルムズ海峡の機雷掃海についての武力行使の新要件といっても、テレビをみている国民には理解できない。逆にこれによって”総理の武力行使の拡大の可能性は強まった”(毎日新聞)という意見まで出てくる。

NHKの最新の世論調査によると、安倍内閣の支持率は6月より5ポイント下がって47%、内閣発足以来初めて50%を割った。世論調査を頭から信じるわけではないが、”集団自衛権”行使は、憲法改正、戦争につながるものだ、そして若者を戦場に送るものだという意見がある。滋賀県知事選挙は国政選挙ではないが、このような政治背景下で行われた。

不見識かもしれないが、当選した三日月大造氏に対して、落選した鑓田哲史氏のお名前は選挙結果に多少影響していたのではないだろうか。お名前の「鑓」は、三省堂「大辞林}によると、戦国時代の武器の一つで、長い柄の先端に剣用の刃物がついた武器だという。字も画数が多く、選挙では「やりた」を使用されたと思うが、相手候補の「三日月」に比べて損をされた。これが選挙結果の1万票の違いになって現れたのではー。神戸のおかしな県議のお粗末な泣きっらを見て、そう思いたくもなる。