「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

 ウォーキングからくる足腰の痛み 85歳からの警告

2016-03-08 06:06:53 | 2012・1・1
昨日、2年6か月前に置換した左膝の人工関節の年3回の事後チェックをしてきた。幸い、レントゲンの結果も正常で、改めて自分の足で歩ける喜びを感じた。80歳を過ぎると、僕の周囲でも足腰の痛みを訴える者が多くなり、昔の会合にも不参加が増えてきた。今は、寒い季節ということもあって、僕も出不精になりがちだが、これでは、いけないと思っている。

高齢者の最大の問題は、足腰の弱みからくる”閉じ籠り”ではないかと思う。家にだけいると、どうしても運動機能は低下してくるし、社会との接触も限られ”ボケ”につながるような気がする。10年前75歳の時のの日記とブログを読み返してみたら、僕はまだまだ元気であった。10日間もバリ島へ遊びに出かけている。日常も早朝の地域のラジオ体操にも参加、毎日万歩計をつけて5000歩は歩いていた。

僕が膝に痛みを感じたのは77歳頃で、近くの整形外科病院で診て貰ったところ、年齢からくる半月板の摩耗だという。そして痛みを軟らげるための注射をし、若者なみの体操をしたりした。1年ぐらい通院したが、よくならず、別の病院に変えたら”電気”治療である。これも治療した直後は一時的によくなるだけである。次にはスポーツジムに行き、水中歩行とマッサージをした。これは減量には役だったが、抜本的な治療にはならなかったようだ。

今、通院している医師によると、高齢者の足腰の痛みは、おもに長年の間違った歩き方からきているからだという。そういえば、僕も若い時代から他人からこれを指摘されたことがある。ウォーキングが健康に良いということでブームだが、僕の体験では、ただいたずらに歩くだけでは膝を痛めるだけだと思う。70歳代はまだ元気で歩きまわっていたが、足腰に痛みを感じたら、専門医に歩き方を相談したほうがよい。