「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

6月から夏休み 70前の食料難の時代

2018-06-10 05:18:04 | 2012・1・1
飽食の時代と言われて久しい。テレビの番組は毎日、これでもか、これでもかと美食、グルメの紹介である。だけど、加齢とともに老人には”お御馳走”はそれほど魅力を感じなくなった。それよりも,いかに日々健康で暮らせるかである。

戦中戦後の食料難時代を体験してきた僕ら世代は、時々あの”はらぺこ”時代を想い出す。戦争中より戦争直後の昭和21年から23年にかけてが最も厳しかった。新橋のヤミ市で、進駐軍キャンプの残飯が、雑炊として売られた頃である。わが家では、母親が足しげく農家に買い出しに出かけていたが、ついに何も食べるものがなく、フスマのスイトンだけを口にした日もあった。70年前の23年4月、僕は大学(旧制)の予科に入学したが、学校はすぐ6月から夏休みにはいいった。食料切符があっても学食で売るものがなかった。

亡父の23年の日記帳はB5版200ページ足らずのチャチなものだが、末尾の備考欄に当時を思わせるページが載っていた。
「主食.代替物と米の換算」一覧
(代替物量)      (米の換算率) (代替物量)    (米の換算率)

押し麦 1キロ     1キロ約7合    食パン1個     300匁約2合5勺
丸大豆 1キロ     1キロ約7合    コッぺ3個    一合勺
玉蜀黍  1キロ    1キロ約7合    さつうまいも10キロ  約2升
乾麺 1パ、375グラム 1キロ2合5勺