東京湾で大きな外航船をバックに鯨がジャンンプする姿をテレビの画面でみた。生まれて80年このかた”江戸前の鯨”などみた記憶がない。一方、相模湾では名物の鯵が最近激減いており、例年の五分の一の収穫だという。昔から大地震の前にはナマズがあばれるという言い伝えががある。昔の人間の僕は、鯨も鯵もおかしな自然現象だと案じていたら、週刊誌が早速、1923年の関東大震災の前にも相模湾で同じように鯵がとれなくなっていたと伝えているようだ。
東京首都圏に住む人間は、この春以来、千葉県東沖を中心に多発している震度4前後のスロースリップ型地震に多少神経質になっているが、それを意識してなのか、政府の地震調査委員会が、「全国地震動予測地図」を公表、その概略が新聞に出ていた。これによると、日本人が最も懸念している太平洋岸の南海トラフで、この30年内に起こる確率は”微増”しているが、関東圏で起こる確率は最大8割、千葉市が85%、横浜市が82%とあるが、東京都は48%にすぎない。その理由は東京の観測点が、比較的揺れの少ない台地にある都庁だったからという。
現在の科学の力では、地震の完全な予知はできないそうだが、予知調査委員会の文書ではコンマいくつの単位で、発生予測しているが、素人がみても同じ地震域内にある東京の予測値が千葉、横浜に比べてすくなすぎる。高台の都庁だけでなく、もっと複数の地点も参考にすべきではないだろうか。鯨や鯵現象が週刊誌の話題で済んでもらいものだ。
東京首都圏に住む人間は、この春以来、千葉県東沖を中心に多発している震度4前後のスロースリップ型地震に多少神経質になっているが、それを意識してなのか、政府の地震調査委員会が、「全国地震動予測地図」を公表、その概略が新聞に出ていた。これによると、日本人が最も懸念している太平洋岸の南海トラフで、この30年内に起こる確率は”微増”しているが、関東圏で起こる確率は最大8割、千葉市が85%、横浜市が82%とあるが、東京都は48%にすぎない。その理由は東京の観測点が、比較的揺れの少ない台地にある都庁だったからという。
現在の科学の力では、地震の完全な予知はできないそうだが、予知調査委員会の文書ではコンマいくつの単位で、発生予測しているが、素人がみても同じ地震域内にある東京の予測値が千葉、横浜に比べてすくなすぎる。高台の都庁だけでなく、もっと複数の地点も参考にすべきではないだろうか。鯨や鯵現象が週刊誌の話題で済んでもらいものだ。