「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「父の日」 変わってきた日本のお父さん

2018-06-17 05:46:24 | 2012・1・1

6月の第三日曜日は「父の日」である。昨日、たまには外気に触れようと、駅前のスーパーへ買い物に出かけたら、レジの横の壁に幼児が書いた”お父さん”の絵が張られていた。(写真)子供の絵は、表情が豊かで色彩感もあり見て楽しい。

「父の日」といっても、僕ら老人には馴染みがない。調べてみたら半世紀前の1970年,時のジョンソン米国大統領によって祝日に制定され、それがコマーシャリズムに乗って日本にも入ってきたものだ。僕の父親は68年、84歳で他界している。だから僕は「父の日」を祝ったことがない。

この半世紀、日本の”父親像”ぐらい変ったものはない。戦前、わが国では”地震、雷、火事、親父”と恐れれた存在であった。一家の家長として自他とともに認められ、子供たちには、とても怖い存在であった。それをいいことに、"亭主関白厨房に入るべからず“で、家事一切は妻に任せていた。まして、育児に至っては、まったく手をこまねいていた。それが今は違う。夫の産休も法律で義務付けれている。亭主が赤ん坊を抱いている姿も定着してきた。

僕ら昭和1ケタ前半生まれは 戦前日本の”父親”の最後の世代ではないだろうか、とても平成の今の”父親”としては失格である。僕らには赤ん坊のおむつの交換はできない。明治生まれの父親がいつまでも長火鉢の前に座って、晩酌を楽しんでいたが、今はその姿は時代劇の中でしか見られなくなった。