「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

拉致問題解決絡んだ対北朝鮮外交策定を 10年前の失敗の轍

2018-06-12 05:03:20 | 2012・1・1
自民党の山崎拓.元副総裁(82)が「米朝会談」のこの時期に韓国の李洛淵首相と会い、北朝鮮問題について話し合ったようだ。YKKの過去の人であり、日本の外国には影響はないと思うが心配である。

十年一昔というが、2008年(平成20年)6月15日の小ブログに「対北朝鮮二元外交は困ります」というタイトルで、山崎拓氏が「日朝国交正常化議員連盟」という超党派のグループお民主党の川上義博氏、社民党総裁(当時)福島みずほ氏らと結成、拉致問題に絡む北への制裁措置を解除すべきあと主張した。時代は北朝鮮が拉致者の再調査を約束、政府(福田康夫総理)も歓迎を表明していた。

当時から十年、拉致問題解決に何か進展はあったか。山崎氏の”国交正常化”連盟は今でもあるのか。小ブログによると、当時総理の座を降りていた安倍晋三氏は、山崎氏らの動きに対して”有力議員が、政府より甘い言葉を言ってはいけない”と批判している。確かに山崎氏らの動きは二元外交ととられても仕方がない。

米朝会談で、トランプは拉致問題は議題に持ち出すだろう。しかし、金正恩が果たして”分かりました”と即時被害者を日本に帰国させるだろうか。日本人なら当然そう期待したいのだが、過去の経緯からみて難航しそうだ。将来の国交正常化をにらんで、拉致問題解決が切り札である。政府はすでに策を立てていると思うが、十年前の轍を踏んではいけない。山崎氏はすでに過去の政治家である。口を出すべきではない。