自分史上最初の自作アンテナはBCL用のロングワイヤーアンテナでした。
と言っても全然ロングではないのですが。
小学生高学年くらいの時だったでしょうか。世は空前のBCLブーム。
海外の短波放送を聞くのが流行っていました。
海外からの放送の内容を聴こうとか、番組を楽しむ訳ではなく、聞こえた、捉えたことを楽しむ趣味でした。
高性能で格好の良い、男の子が好きそうなラジオが各社から販売されていました。
ソニーのスカイセンサー5900が最高に欲しかったけれど父の知り合いの電気屋さんが某メーカーのお店だったのでそのメーカーのラジオしか買ってもらえなかった。12MHzまでしか聞けなかった悲しさは今も覚えています。
鉄筋コンクリート造の団地住まいの自分は、部屋の中では短波放送はほとんど聞こえません。外に出ればよく聞こえます。ベランダだとアンテナを外に伸ばせば聞こえます。
なんとか部家の中で聞きたいわけで、本を見て竹竿に電線絡めたアンテナを真似して手すりにくくりつけた。
部家に引き込んでロッドアンテナにつなぐと外で聞いているのと同じように聞こえるようになりました。
これが私の最初の自作アンテナ。
釣りで言えば水の中に仕掛けを入れないと魚は釣れない。
これと同じですね。
電波があるところにアンテナを置かないと電波は捉えられない。
こんな体験が大事なのかなと思います。
ちなみにこれ、皆さんお持ちのHF機でも受信だけならこんなアンテナでもいけるので試してみてください。同調してないから感度抜群ではないけれど放送の受信ならかなり聞こえるようになります。
絶対に送信はしないでくださいね。無線機壊れちゃいますから。
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