ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

受容

2010年10月12日 | メッセージ
「受容」=
誰にもわかってもらえないと思っている
クライアントの思いに寄り添うことであり、
どうにもならない気持ちをわかってあげようとすること。

クライアントは、受け入れてくれる人が
いることがわかると安心する。

安心できると、次には自己探索を始めるようになる。

そして、やがて以前は受け入れることができなかった自分を
受け入れることが出来るようになってくる。

自己否定から自己受容へ。

大切なカウンセリングのプロセス。

今日は朝から九州女子大。

息子たちと同じ年代の大学生は、
とてもかわいい。

みんなが、少しでも自己受容出来るように
関わって行きたい。

写真は、JR特急ソニックの車窓から。

空は秋の鱗雲。

気のせいか、空が高く見える。

季節の変わり目は、新たなスタートって気分♪
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共感と同情は違う

2010年10月12日 | カウンセリング
日々、共感の大切さを感じる。

初めての面談でお話しただけで、
「心が軽くなった」
「考えられるようになった」
「救わた気がした」
と、クライアントさんから、言ってもらう時に。

共感とは、自分を失わずに想像によって相手の身になれること。

クライアントの内的なリアリティ
つまり、個人体験における現実性を尊重し、
相手の内側から相手を捉え、
セラピストが、あたかもクライアントであるかのように、
クライアントが体験している心理的な世界を
正確に理解することが重要。


同情とは、相手を同一視すること。
相手の感情を理解するというよりは、自分の枠組の範疇から
相手の感情を推し量ること。

初めてワークショップでカウンセリングを見た時は
防衛なのか、ちょっと引いて
距離を置いて見てた。

ワークショップも何回か出て慣れて来ると
涙が出てしまう事が多く、
人のワークが自分の問題と重なってる事に気づいた。

おかげで自分の問題に気づいて、
カウンセリングを受けてきました。

あれっ?ワークショップに出ても
前みたいに涙が出ない!

ひょっとして、自分の問題が解決したからかな?

という事がだんだん増えてきました。

最近、ワークショップで涙が出る時は、
自分の事とは、関係なく
このクライアントさんは
どんなに苦しかったのだろうとか
解決して良かったなとか
思ってる時がほとんど。

つまり、セラピストの未解決の問題があると
自分と重なったり、

必要以上に「クライアントがかわいそう」と感じてしまうことがある。

自分の体験と重なってるときは、
自分の気持ちをコントロール出来ない。

似ているようで全く異なる共感と同情。

セラピストは、クライアントとの間に
一定の適切な心理的距離をおきながら共感し、
相手の感情に巻き込まれないように
客観的、知的な理解も必要。

そのためには、自分の問題を解決しておくこと。


知識、常識を身につけておくこと。

セラピストの共感を伝えることにより、
クライアントは自己理解、自己洞察が進み、
本来自分が持っている成長力を発揮し、自分の問題を解決していく。


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