ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

「心の教育」の必要性

2014年10月23日 | こころの子育て
高1女子が自殺=LINEでトラブル、いじめかというニュース。

時事通信 10月22日 によると

 熊本市内の県立高校に通っていた1年生の女子生徒=当時(15)=が
昨年2013年8月、自殺していたことが22日分かった。
熊本県教育委員会などによると、自殺の3カ月ほど前からスマートフォン用の無料通信アプリ「LINE(ライン)」などで、同級生とトラブルになっていたという。

 高校は調査の結果、女子生徒がいじめを受けていたと判断した。

ただ、自殺との因果関係が分からないとして、さらに調査を進める方針。

 県教委などによると、女子生徒は昨年6月ごろ、LINEのグループ上で身体的特徴をからかわれたり、危害を加えると受け取れる書き込みをされたりした。
持ち物を隠されるなどのいじめもあったという。
 女子生徒は寮生活で、仕事を押し付けられると別のLINEのグループに不満を書き込み、寮の同級生に伝わってトラブルになったとみられる。
 保護者から相談を受けた学校側は昨年7月、女子生徒と同級生に話し合いをさせ、それ以降トラブルは確認できていないという。
女子生徒は8月17日、夏休みで帰省した県内の自宅で自殺。
数日前に「学校を辞めたい」と保護者に話していたという。 
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こうしたスマホを使ったいじめが増えています。
頭は良いハズなのに、精神的に幼な過ぎる学生が増えています。

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昨日、講演に伺った福岡市立博多高等学園高校では、
生徒がメールアドレスを新しく追加する場合、
必ず、保護者が確認する決まりになっているそうです。

就労支援の授業内容でパンやお菓子を焼いて出すカフェが地域に人気で、
生徒さんたちは、
体験型の授業に取り組んでいる楽しそうな姿が印象的でした。
講演後にいただいたお菓子も、とても美味しく、食パンなどはなかなか手に入らないそうです。

挨拶やルールなど「当たり前のことを当たり前に教えている」と話される校長先生。校長室にあったモットーを写させてもらいました。

父性が足りない日本において、進学校であろうと
この学校のように社会で生きて行く上のルール、規範、配慮などを教えることは
日本の教育に必要なことだと、思います。

熊本のいじめられていた女子高生は、
自宅から遠く離れて
熊本市内の進学校に寮生活をしながら通っていたそうで
高校になっても、こんなイジメがあるとは、
精神年齢が幼いし、テストの点数やIQが良くても
良心の呵責がない、
思いやりの気持ちが育っていない.いわゆる感情知能EQなどの問題は、見ないようにして
「心の教育」をしていない現状が怖いし、
良くなる見通しがどこにも見えてきません。
社会に適応するのには、IQとEQのバランスも大事で、博多高等学園高校のように
社会に適応するための教育の大切さを見直す時期に来たと思います。
この「五心」に学ぶところは大きいと思います。

こうした事件をきっかけに
家庭からもこの五心を教え、
家庭、学校、社会全体としての日本の教育システム自体を見直し、
大人である自分にも責任の一端があることとして
考えて取り組んでいくべき社会全体の問題だと思います。
コメント
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