ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

《雪の思い出》

2016年01月19日 | よもやまばなし
朝から雪です。

震え上がりながらも雪はやっぱりキレイだなって、嬉しくなりました。

九州で雪は珍しいので、《雪の思い出》を四つ

***
10代の雪の思い出。

空から綿雪が舞い降りて来て

眼に映るあらゆる景色を白に変えていく。

汚れた建物も、街路樹も何もかも別け隔てなく。

この雪の下には、幸せな人も、不幸な人も暮らしている。

あらゆる景色をふんわりと

真っ白に包み込む雪の美しさに感動して

「ああ、私も雪のような人になりたい」

と、思った。


***
40代の雪の思い出。

母が危篤との連絡を受け

アクセルをただただ踏み込む高速道路。

舞い落ちる雪を見上げながら、

涙を堪えた。

隣に座る中学生の息子に悟られないように、雪を見上げて無心になろうとした。

天から無数に降りてくる雪の舞う姿は、

優しく母を迎えに来てくれた天使たちに見えた。


***
子育て中の雪の思い出。

友だち家族と連れだってスキーに出かけた九重。

大人チーム対子どもチームで雪合戦‼︎

「こんだけ雪があれば、鎌倉作れるかも?」

早速、鎌倉作りに挑戦!

子どもたちは途中で飽きても、

大人たちの方が夢中だった。

ワクワク興奮!

ウキウキ楽しい!

雪なのに暑くなって、スキーウェアの下に汗をかいていた。


***
幼児期の雪の思い出。

数センチ雪の積もった朝、保育所に送ってくれた父。

子どもを叩く苦手な先生が居て

私は、なるべく行きたくない

子ども心に我慢して行っていた保育所。

行き渋る私に付き合って、父は雪だるまを一緒に作ってくれた。

日頃、怖い気持ちを堪えて通う保育所に

父が付き合ってくれたおかげで、大手を振って遅刻。

雪の園庭をのびのびと二人占めして

雪だるまを作る父との時間が

この上なく嬉しかった。

***

皆さんは、雪の日に、どんな思い出がありますか?






コメント
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