ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

感情処理法

2016年09月14日 | カウンセリング
今日は、筑紫野市の二日市東小学校にお邪魔しました。

お母さん方は、毎月お勉強会をされているそうです。エライですね。

さて、うみちゃん、コメントありがとうございます。
***

辛い過去はどうやったら解放されますか?
過去にもできなくて辛いです。

***

辛いですね。


私たちは、辛いことがあると

「相手を恨んでも、クヨクヨしたりしてなってしょうがない。

もう、忘れなさい」

などと、その時の嫌な感情を抑え込むことを教えられてきました。

もちろん、抑え込む時も必要なのかもしれません。

例えば、身近な大切な人を失った時。

受け止めきれない程の辛いことが起きてしまった時には、
自分を守るために感情を一時的に抑え込むこともあります。

今は、それを選択してそうしているのです。

しかし、それがずっとずっと続くと、蓋をして押し込めた「辛い気持ち」が溜まったまま発酵してきて、
重い蓋までグツグツと、
噴きあげてしまうことになるかもしれません。

何千年も前から人は感情を感じる生き物なので、いくら押さえ込んでも抑えきれるものではありません。

それが体の症状に現れてしまったり、感情が爆発してしまって相手にぶつけたり、攻撃的になったりすることもあります。

そんな時こそ、あの辛い時の感情に向き合う時がやってきたのです。
落ち込んだときには落ち込んで落ち込んで、もう這い上がるしかないのです。

その助けになるのは辛い感情を感じることです。
私たちはこれを「感情処理法」と呼んでいます。

初めはカウンセラーの助けがいるかもしれませんが、
カウンセラーにサポートしてもらううちにだんだん自分で感情処理が上手になっていきます。

あの辛い時な感情処理ができていけば辛いことを乗り越えることができる。
それは許さなければいけないとか忘れなさいということではありません。

感情処理ができた時には、その辛かったことが、ようやく過去になる時だと思います。

うみちゃん、希望を持って、あきらめないで。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする