自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

ロケ準備中…。

2010年04月27日 22時59分30秒 | 自転車
中国ロケの準備が、これほど大変とは思いませんでした。。

理由がわからぬまま取材できなくなったり。
ロケ出発2日前になって突然、
機材を通関させる際のデポジット(必ず機材を持ち帰る約束手形みたいなもの)を、
何百万円も用意することになったり。
コーディネーターは機能しないし。
ほんとにもう、いろいろ。
そんな準備にかけずり回って、
これからロケ構成を直します。


さて、そんなてんてこ舞いの私が、
ふと顔をあげてみると、
親友から送られてきた応援メッセージが目に入りました。

「お仕事ガンバッテ♥」
「ウッフ~ン♥」

水着ギャルの写真(カラーコピー張り合わせ)に、
とてもカワイコちゃんの字とは思えない字で書いてあります。

しかし。
意外にも、この紙ペラ一枚が私に勇気を与えました。
もちろん、水着ギャルの裏にいる親友の励ましが
勇気を与えたのです。


親友とは、祖父に人間国宝を持ち、伝統芸能の若き獅子、
茂山宗彦氏であります。


もっぴー、初めてこれが役に立ったぞ!

明日は始発で成田です。

友人テツ。

2010年04月27日 06時03分51秒 | 自転車
私の学生時代からの友人といえば、この男だけかも知れない。
高校、浪人時代、そして大学と、ずっと一緒に歩いて来た男だ。

出会ったのは、高校3年の秋だったと思う。
テツはサッカー部の花形フォワードで、
プロチームのテストにも合格するほどの選手だった。
(おまけにすさまじいモテ男だった…)
文化部長屋の堕落した住人の私とは、何の接点も無かったし、
住む世界が違うと思っていたのだけれど、
いつの間にかたくさんの事を話すようになっていた。

ふたりとも、高校では劣等生で、
あいつは授業中必ず寝ていたし、
私はそもそも授業に出もしなかった。
共通点は、そのくらいだったと思う。

体育会系に育ったくせに、植物のように物静かで、
器に合わせて水が形を変えるように、
どんな人のことも受けとめられるように見えた。
毎晩のように語り合っているうちに、
テツとは真逆の性格だった私は、ほんとうに知らぬ間に
多大な影響を受けていたみたいだ。


今、私が必死にやっているのは、
これまでに出会った人達に、自分を認めてもらいたいからのような気がする。
テツのような男に、少しでも追いつきたいからだと思う。


中国に行く前に話せてよかった。
嫁さんとカイ君によろしく。
そして写真撮る時くらいはこっち見てくれよな。
男前がよく分からないじゃね~か。