それぞれの帰り道。

７３３km。
５２２km。
とんでもない距離です。
よくもまあ、昼も夜も走ってくれたもんです。





スピシュ城からウィーン空港へと戻る車内。
抜け殻です。
旅の間は寝ない私も、ここだけは白目をむいてよだれを垂らします。





モッピーはすごいのです。ほとんど寝ませんでした。
旅慣れているんでしょうか。
ちなみに私が足に塗っているのはタマネギ。
ブヨに刺されて痛痒がっていたところ、
通訳のシャンタさんが「タマネギをぬりなさい」と教えてくれました。
効いたのは、塗っている間だけでした。


放送が終わって、たくさんのご連絡を頂きました。
局のえらい人からも、会長からも、「良かったぞ！」と連絡をもらいました。
でも、来年度は他の仕事が入ってしまい、あまり探検部の仕事はできなさそうです。
誰か！　受け継いでくれ！！
やりたい人はテレコムスタッフまでご連絡下さい！

２通のメール。

スリランカ。
スロバキア。
二日間、放送終わりの５分後に、必ず２通のメールが届いた。
一通は猪野学くんから。
一通は京都の椿屋さんから。


とても楽しんでくれたようで、胸を撫で下ろした。
２人は感性豊かな視聴者だから、
その感性に助けられたのかもしれませんが。
２通のメールは、私に「今年もよくがんばったね」と微笑み、
肩をポンポンと叩いてくれたように感じたのでした。
涙が出ました。





しばらく留守にしていた会社の自席に戻ると、
待ち構えていたかのように色んな話が押し寄せて来る。
もちろん来年の仕事の話。
８月まではすでに埋まってしまった。
（富士山国際ヒルクライムは来年も不参加決定か…）


なかでもビックリな、ものすご～く重い話が２件。
そのうちのひとつは、「どうなるんだ！？」というくらい重大な仕事。
最強に楽しみで、最高に栄誉なことだけど、超級に重い。
明かせる時期が来たら、お知らせします。
…話が大きすぎて結局言っちゃダメかも。



今年、突っ走るために色んなものを犠牲にしました。
それでも突っ走らなければ、私は人への恩を返せない気がしたのです。
これは良かったのかどうか。
自分ではまだわかりません…。