用があって名古屋へ
せっかくなので男子部のみんなと朝練
五郎練で有名な長島周回 片道16.5kmのド平坦
文平くん 伊織くん 私の順で1本引き(先頭固定)
最初は文平くん
2人後ろの着き位置で210W
アップなしの体にはちとキツいが 徐々に体が温まってくる
文平くんの走りが変わった
腰の左右のブレがなくなっている
鍼を受けたら脚がみるみる動くようになったという
さすが文平くん 最後まで一定ペースで 27分10秒ほど
文平くん顔が見えないくらい汗だく(笑)
「パワーが低いのにタイムは良かった」と嬉しそう
ど平坦で風の影響をもろに受けるので タイムは参考程度
とはいえ さすがに速い
お次は伊織くん
タイムトライアルなど短距離平坦路では無敵の男
2人後ろに着きたかったが 文平くんがヘトヘトな顔してるので
仕方なく伊織くんのすぐ後ろへ(笑)
タイムトライアルに速い人というのは ペース作りが素晴らしいと聞く
一体どんなペースで走ってくれるのかと胸が高鳴る
伊織くんスタート いきなり350Wで走り出す
「マジかよ! こんなペースで最後まで行く気か!?」
気合を入れ直す
しかし2分後 なぜかパワーが落ちてくる
後ろの文平くんを見ると ニコニコしている
ははあ これはいつもの「黄金のタレ」だな(笑)
その後もペースの上げ下げは続き
数分休んでは数分上げる の繰り返し
どうやら ちょっとしたカーブや勾配変化など
コースが変化すると気分が変わりパワーを上げるようだ
まさしく気分屋の走り…
最後まで上げ下げを繰り返してゴール
後ろはインターバル地獄だった(笑)
着き位置で平均240W おそらく伊織くんは平均280Wほどだろう
一定ペースで走れば300Wは行けると思うのだが
短距離が得意な人の場合 例えば310W-290Wという具合に
2分ごとに微妙にレストを入れながら走るというのもアリなのだろうか?
最後は私の番
平均260Wぐらいで走れば良いかと 255W平均ぐらいでスタート
スタート直後 なんか遠くにすごい煙が見えてきた
「おい…あれヤバイよな?」
「完全に燃えてますね」
堤防沿いに建つ家が燃えている
自分らにできることがあるか? と考えたが
すでに消防が集まり始めていた
「シュガー来てるかな?」
「ここは市が違うので来ませんよ」
燃え盛る家を横目に見ながらパス
右半身に熱を感じた
堤防にはたくさんの野次馬
私は野次馬になるのが好きではない
助けるために集ったのではなく
あれはただの 人の不幸が好きなだけだから
他人事ではない
自分だって火事にならないとは言えない
交通事故だって 遭わないとは言い切れないし
浮浪者にならないとも限らない
ちょっとした運とタイミングで どうにでもなってしまう
人の人生は紙一重だ
そんなことを考えながら走っていたら
サイコンの数値は平均280W
火を見て感情が高ぶってしまったか…
20分を過ぎて 息が苦しくなってくる
一旦パワーを250Wに下げる
ラスト1kmを280Wで行こうと思っていたら
気づけばゴールまで200mしかなかった
400Wまで上げてゴール
27分50秒
平均266W
伊織くんも文平くんも 着き位置とは言え余裕な顔だった…
男子部行きつけの食堂へ
今の時期しか食べられない揚げ物を満喫(笑)
安くてボリューム満点
とても良い雰囲気の店
床は油でツルツルで 立ち上がるたびにタップダンス(笑)
その後 お仕事しながら岐阜まで
岐阜城に登りたかったが 登る道がないので断念
井ノ口の城下町を散策
20年以上前 高校生の頃
岐阜が好きで よく通った
町割りはあの頃と変わっていなかった
夕方
五郎監督が出場していた東海シクロクロスの観戦
一人一人に応援すると
みんな走りながら答えてくれる
「ガンバ!」「おう!」
「前見えてる! 追いつけるよ!」「ありがとう!」
コーヒー片手に 楽しかった
面白いのは スリムではない選手も多かったこと
登りもそれなりにあるのに みんな速かった
「全く掛からない」と言っていたが
見事優勝した五郎監督
後ろを気にし過ぎたり ちょっとしたことで焦ったり
メンタルは決して強くはない
でも それを補う猛練習と経験が 五郎さんを支えている
そして勝った
勝つということは すごいことだ
とても良いものを見させていただきました★