◇ブリッジ・オブ・ヘル 独ソポーランド東部戦線(Edinichka)
しかし、橋がチンケだな~。
歩いても渡れそうな川にかかったこんな小さな橋をめぐる激戦とかいわれてもなあ。
ところで、第二次世界大戦についてドイツは国をあげたかのような調査と反省が繰り返され、まあ逆な宣撫工作といわれても仕方ないかもしれないけど、とにかくナチスを糾弾するような映画が作り続けられているのに対し、旧ソ連のロシアはソ連のしでかしたことへの回顧はあっても反省はないのだろうかっていう気がしないでもない。
監督のキリル・ベルビッチとしてはなんとなくハリウッドの人間愛と正義と義憤のただよう局地戦にして、教会なのか保育園なのかよくわからないけどともかくそこに匿われている子供たちの命を救うことに重点が置かれ、そこへ容赦なく攻撃してくる無慈悲なドイツ軍を邀撃するのを描こうとしているんだけど、なんかなあ、これだったらコンバットとどこがちがうんだろうっておもったりするのだよ。
とにかく、いちばんの問題は主人公が誰だかよくわからんってことかな。