◇三十年後の同窓会(Last Flag Flying)
印象の薄い映画だ。つまりは、かつてベトナム戦争でおもいきり爆ぜてた連中がやけに落ち着いてしまってて、でも、その息子の代になると今度はイラク戦争で戦死に追い込まれる。そういうくりかえしが続けられる中で、人間はどれだけ成長しているんだろうってな話なんだけど、どうもめりはりが利いていないっていうか、だらだらしてる。
この監督リチャード・リンクレーターは『ビフォアサンライズ 恋人までの距離』との情緒的なものを撮ってるんだけど、似たような感じながら印象が薄いんだよな~。とくにローレンス・フィッシュバーン、老けさせすぎじゃないか?