◇ラストナイト・イン・ソーホー(Last Night In Soho)
60年代に飛ぶまでが長い。30分、かかってる。つらいな。やっぱりノスタルジアもあってこういう映画は観ちゃうんだけど、芸能界に憧れて結局はちんぴらのつつもたせにいいように扱われて、そのためにつつもたせや客たちをつぎつぎに殺してしまい、おかげで死体を始末しきれず床下に隠したままそこに棲むようになった哀れな女アニャ・テイラー=ジョイの物語になってるわけだけど、でも成長した彼女ダイアナ・リグ(遺作)がひらきなおってるのはわかるもののなんかほかの展開はなかったのかなっておもったりする。
テーマ曲はペトゥラ・クラークの「恋のダウンタウン」か。ウォーカー・ブラザーズの「ダンス天国」も印象的だ。
なるほど、品の好い美人ちゃんトーマシン・マッケンジーは、条件があって飛ぶわけじゃないのね。なんか何処でもドアみたいな条件があった方がいいような気もするんだけど、そうじゃない方がスリリングになるのかな?