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ひとごろし

2022年10月22日 23時33分51秒 | 邦画1971~1980年

 △ひとごろし

 

 高校生のとき、封切りで観た。

 そのときは『初笑いびっくり武士道』と原作が同じだってことはなんとなく知ってたとおもうんだけど、松田優作の映画なんだっていう感覚しかなく、丹波さんは単なる敵役だとおもってた。ところが、観なおしてみると、これがなんだか丹波さんの方が主人公におもえてくる。五十嵐淳子の演技は素人くさいし、松田優作もわかるけれどもわざとらしい。こういう臆病者を演じたいって気持ちはとってもよくわかるんだけどね。

 というより、高橋洋子の役柄がどうにも納得できない。松田優作のたくらみのせいで、宿に泊まれず路頭に迷いかけた丹波さんを泊めてやり話まで聞いてやったかとおもったら、掌の返すように松田優作の道連れになり、丹波さんをひとごろし呼ばわりする。こんなのありか?

 それと、助監督の小林さんの名前がまちがってる。正夫が正雄になってるんだけど、これ、わざとかな?

 さらに、音楽、宙明さんなんだけど、ちょっとこれはな~。いや、ひどいな。

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