☆イーディ 83歳はじめての山登り(Edie)
サイモン・ハンターって監督は知らなかったんだけど、手堅い演出をするんだね。
ていうか、主役のシーラ・ハンコックも、その娘役のウェンディ・モーガンも初めて知った。ふたりとも綺麗だな。ただ、ウェンディ・モーガンが母親の日記を読んで、自分が要らない子だったんじゃないかっていうような突発的な感情を爆発させる場面は要らなくないか?この母子の亀裂は、シーラ・ハンコックが山で遭難するあたりまで引き摺って、母親が行方不明になってそれを追いかけてきた娘と和解するっていうくだりが描かれるのかとおもってたら、まるでなかった。え?って感じだけど、ま、いいか。
ケビン・ガスリーがいまひとつ中途半端な設定で、もうすこし人を好くして、みんなに利用されながらもこの閉鎖的な田舎を出ていきたいのに、エイミー・マイソンにひきずられて家族の一員にさせられてアウトドア用品店の経営をさせられそうになってる青年にして、でも心のどこかでは山の案内人として生きていきたいとおもってるような素朴さを抱えながら苦しんでるって感じにしてほしかった。そうすれば、なんとなくエイミー・マイソンとは別れるんだろうな~としかおもえないラストももうすこしはっきりした感じになったんじゃないかっておもうんだけどね。
でも、スコットランドのスイルベン山、ひょっこりひょうたん島をおもいだしたぞ。