Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

最近のドローイング4. 咄嗟の判断!

2011年02月20日 | drawing
 この愛くるしい顔立ちのモデルさんは、妊娠しているのだろう。なかなかこのようなシチュエーションにお目にかからないが、このときはラッキーだった。最初は、はてどのように描けばよいのかと戸惑ったが、えいままよ、と描いているうちになんとか人体になったようだ。そんな予想外に咄嗟の判断を要求されるところが、クロッキーの面白さだ。
 まれにクロッキーをしない人から尋ねられるのだが、「モデルさんって大切なところを隠さないのですか?」という素朴な質問をいただく。私は、「大切なところってどこだい、顔?、それとも性器かい?」という意地悪な質問をするまでもなく、かって私が学んだ美術研究所でも、私が教わった国立大学でも、そして今の大学でも、隠したためしはないですね。
 特に隠されたら、男の人体などは描けないだろうと思うよ。「シンボルのない男!?・・・何それ!!、珍奇やなぁー」
という笑い話になるでしょう。まあ私は男の人体は描きませんけどね。 
 だからクロッキーの世界って即物的なんです。もし女性の性器ぐらいで興奮して素晴らしいクロッキーを描いている人がいたとしたら、その人はもう天才ですね。この台詞は、昨日も書いたですね(笑)。
 私は、凡人ですから、なんとか人体にするのがやっとですよ。

2011年1月12日,F5,10分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f4,1/125, iFinish
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