Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE260. マイナス15°の世界から

2011年02月13日 | field work
 翌日の新穂高は、朝から雪である。もう曇天というほかない冬景色であった。これでは、北アルプスの眺望は、無理だと思われた。それでも未練がましく、せめてマイナス15°の世界ぐらいは体感しようという目的で、おそがけに宿をあとにし、新穂高ローブウェイの終点、標高2100mの展望台まであがった。やはり五里霧中ということばが相応しい雲の中か・・・。
 紅茶をすすりながら食堂の窓側の座席を陣取り、しばらくを外を見ていたら、30分ほどしてから、少し陽が差し込み、北アルプスの稜線が見え隠れしているではないか。おおっ!、北アルプスの稜線が姿を現しだした。やがて雲の晴れ間から、西穂高岳が姿を現した。
 そして槍ヶ岳も遠くに独特の姿を見せているではないか、しかも西穂山荘まで見えている。やったね!、 北アルプスは、三日に一度の晴天日ということが頭にあったので 、予想外の晴天にこれはラッキーだったというべきだろう!!。もちろん稜線の下は雲なので全貌が見えるには至らなかったが。
 この日大型の寒気団がやってきていた。沖縄まで届こうかという大陸からの高気圧が日本列島を覆っていたのである。天気は良く、そして大変寒い一日であった。帰りしな岐阜駅に降りたら、山よりも寒く感じられた。
 短い冬の山を少しだけ味わったが、やはり冬は大変美しい北アルプスである。マイナス15°の世界も山の装備であれば、耐えしのげるということがわかったし、今年は通年営業している西穂山荘までアイゼンを付けて足を伸ばしたいですね。或いは燕岳の冬山ブログラムに参加するのもよいだろう。冬の北アルプスは、美しいというほかない。

新穂高ローブウェイ展望台,2012年2月12日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL9-18mm,F4-5.6
ISO200,露出補正±0,f10.1.1/250,i-Finish
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PEN LIFE177. 話題つらつらと・・・

2011年02月13日 | Kyoto city
 昨日の京都の天気予報は、雪マークがでていたが、どうせ降らないと思い、洗濯を干した。案の定天気はよかった。天気予報というのも人騒がせな世界だ。次第に気温があがってゆくので、もう今年の雪は無理だろうか。それであれば少し残念である。同じ京都市でも北部の京北町は雪がふるだろうし、南の都心部とは随分天気がちがうのだ。 天気とは天の気まぐれなのだろう。
 天気予報に冷ややかだが、つまりはザックの片隅にペンシステム一式(2台のボディとレンズ3本)を詰め込んでいたのだが、撮影の機会が訪れないという恨みの方が強いわけだ。それにこのまま空気が乾燥していると、東京ほどではないにせよ、喉によくない。また京都は、春になると黄砂が来る。街全体がスモッグのようにかすんでしまい、車のボンネットには砂がたまってしまう。
 マイクロ一眼のペンライフにどっふりつかっているので、最近撮影機材にあまり関心が沸かない。時折他社製の大きなデジタル一眼レフをみるが、あれって随分時代がかっていて古くさいなぁーと思っている。持っていると恥ずかしいとさえ感じることがある。人間の慣れという感覚は、面白いものだと思っている。

廬山寺, 2011年2月3日
OLYMPUS PEN E-PL1,9-18mm/f4.0-5.6
ISO200,焦点距離18mm,露出補正-1, f6.7,1/125, iFinish
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