Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

最近のドローイング10.  美術系の女の子

2011年02月26日 | drawing
 皆さんは、美術系の大学に進学する女の子ってどんなイメージを持ってますか?
 旦那は手堅く銀行員、奥さんが美術系大学の出身であれば家の中がアート文化で飾られて癒されるな!、と思ったらこれが大きな間違い。
 実は、美術系をめざす女の子は、先ず目つきが違う。例えば「なんか面白いモチーフないかなぁー」という慇懃な目つきでジローリと周囲をなめ回したり、突然「あんたのおちんちん、描かせてよ」といった無理難題も平気で言ってくるわけだ。それで脳天気な男は、その先のラブラブな時間を期待したら「バァーカ!!」とののしられておしまい。といった具合にとりつくしまがない。
 美術系の女の子は、得てして個性的で可愛いのが多いけど、人並みとかトレンドを追いかけることはまずしないし、目つきは人の内面をのぞき込むような慇懃な好奇心に満ちている。そういう慇懃な好奇心を、刺激できないと男失格である。従って男にも強烈なアイデンティティがライフスタイルとして求められる。イケメンなんて番外地ですね。またそのあたりの先端トレンディ情報ではあかんのですよ。
 家具を選ぶにしてもセンスより個性を尊ぶ。そこへ油絵の道具をひろげ、家の中は松ヤニ固有の臭いでみちあふれている。旦那自慢のアルマーニのスーツには、油絵の具がべたり。文句を言えば自分で買い直せば!とそっけない。その臭いが嫌いだといおうものなら、そく、さよならである。それが美術系の女の子の姿である。
 従って銀行員の奥さんになっても、彼女の個性で家の中が彩色され、凡人が癒されるというわけには、いきまへんな。まあ凡人なら文化系の良家の子女をお薦めしときます。選ぶセンスは良くても、何もクリエーションできない、あっ!人並みに子供ぐらいはつくれるか(笑)。

2011年2月16日,A4,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200, f4,1/180, iFinish
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする