PEN LIFEも200回になった。最初は、ペンE-PL1を購入したときの話であった。既にE-PLシリーズも第三世代になり、その1ランク下のE-PM1が登場している。当時といっても昨年6月のことだが、2本のズームレンズを付けて嬉々としていたのだが、デジタルの世界は、特にボディの進化が早い。
特に最近単焦点レンズの解像力の良さにはまってしまい、ズームレンズの魅力を感じなくなってしまった。わざわざズームレンズを持ち出さなくても、単焦点レンズで十分だったりすることが多いので、あれは一体なんだったかと最近思う。それにズーミングするのが面倒くさいのだ。そんな煩わしさがない単焦点レンズは、今の私には使いやすいことこの上ない。機材の進化と合わせて、人間の意識の変化も大きいのだろう。
昔タイム・ライフ写真集の付録に機材ガイドがついていたが、その例示がフィルム時代の名機NikonFフォクミックに28mm、50mm、105mmであった。この3本があればほとんどの撮影が可能だというものだった。こうした広角・標準・望遠の3本シスムは、今でも十分使うことができる。そして私の書庫にもこのシステムが眠っている。ときには、とりだして撮影にもっていってみるか。
私たちの生活空間の広がりや、私たちの眼の認識範囲というのは、昔と今では大きく違うわけではないのだから、そうしたシステムは、当然の事なのである。つまりスチール撮影の原理といってもよいのだろう。
府立植物園,2011年7月4日
OLYMPUS PEN E-P2,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f2.8.
ISO1000,露出補正-1/3,f4.0,1/250,i-Finish