Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE186. 山国勤王隊

2011年11月06日 | Kyoto city
 「オイ!、ここ!!、誰だいないのは!!!」
 「かす助の奴、下痢しとるんだわ、厠だな・・・」 
 まあそんなやりとりを想像していると、やはり江戸末期にタイムスリップされそうだ。時代祭の先陣をきるのは、山国勤王隊の装束だ。
 観客の声色をうかがうと彰義隊と勘違いしているひともあり、調べるとあれは徳川慶喜の護衛隊。ひどいときには白虎隊だという人もあり、なんで京の都で会津の装束が出てくるのと、まあこちらは笑える。そのあたりが、お祭りたる所以だろう。それなりに多いに解釈して楽しもう。
 時代祭の行列は、人の声がない。だから会話を想像していると、その時代にタイムスリップしそうだ。そこがこの祭の面白さだと気づかされる。だから、行列の前のくつろいだときにゆくとよい。
 最もつくろいだときが、むしろ往事を感じさせてくれる。今も昔も人々の気分は、かわらんとちゃいますか。

京都御所,2011年10月23日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f2.8.
ISO320,露出補正-1/3,f2.8,1/100,i-Finish
コメント
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