Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

番外編89. ど!、ど!!、どうすりゃいいの!!!

2012年02月08日 | Nagoya city
 ここ1週間ほど、リバーサルフィルムのスライドを整理していた、自宅のストックと合わせて約2万5千枚を、1万枚程度に削減した。当然すべてのラベルも作り直しである。
 削減後の書架はごらんの通りである。それでも4段フルに埋まっている。 このデジタル時代にフィルムをこれだけストックする不経済を感じながら、ど!、ど!!、どうすりゃいいの!!!、と叫びたくなる。未練さえなければ、全部捨てて、はい!、お終いで済むのだが。
 デジタル一眼レフのスライドコピア(今時そんなのあるか!?)を使って複写すれば、1テラバイトのHD一つぐらいで納まる。つまりボックスファイル1本分のスペースに全部収納できるのだから、デジタル情報機器の蓄積量はすごい。
 それにしてもFUJIのボックスファイルは長いこと規格が変わらなかったのは幸いであるが、1ボックス2,000円は暴利だよ。
 さてこれ何に使うの?、さしあたり講義や講演かな、或いはブログで1日1枚アップさせると27年かかる。それだけの価値があるかというと、実はあまりないといってよい。なんでこんなにたまったか。街や建築に興味があった、写真を撮るのが面白かった程度である。
 スライドだから見るのが不便だ。そこへゆくと普通は、プリントをして装丁のしっかりしたアルバムに貼るのは、大変意味がある。多くのネガの中からベストショットを選び、プリントしてタイトルをつけてアルバムに張り込む作業には、選択と編集という情報化社会の基本的な作業が含まれている。こうした選択と編集のプロセスを経てつくられたアルバムは、容易に何度でも手軽に見ることができ、そして一生ものである。
 そんな光景を思い浮かべると、私は選択を間違えたかなと、ときどき思うことがある。このスライドがデジタル化して元の画質が維持できるデータになるまでには、もう少し時間がかかりそうだ。それまでは4段分のスペースを陣取っているのだろう。
 ところで昨日発表されたばかりの3600万画素のニコンD800ネェー、はてどうしたものか、高いよなぁー。なんか片側のデザインが崩れているけど、なりふり構わずだろうか。ようやくデジタル機材もフィルムの解像度に追いついてきた。

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コメント
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