Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE989. 自動車都市

2014年07月09日 | Shinkansen commuting
 愛知県は、交通事故死亡者数全国1位という不名誉な記録があり、来年もそうでしょうという教習所の話だ。それだけに教習も結構教育水準が高いようだ。だから検定試験も結構難しい。
 さて、シニアの免許取りも路上教習4回目となった。名古屋での走り方をたっぷり仕込まれた。まず素早い発進、制限速度をキープするに始まり、交差点では信号が黄色に変わってもずんずん直進して右折車をかわしつつ進み、さらには、路線バスも大いに中央線をはみ出して良いのですみやかに追い抜く技術を勉強させられた。いささかヒヤヒヤものだった
 というのも、もたもた走っていると追突される危険があるからだ。だから車間距離はたっぷりとること、と相成る。そして左折するときは左側へできるだけより、バイクの進入をブロックするという技術も習得済み。実際にバイクが車の後ろにおり、このテクニックは巻き込み防止には効果があるんだと再認識。
 でっ指導員は、「私達は制限速度で走っていますが名古屋人はせっかちですからそれ以上の速度で走っています」と言うわけさ。そういう環境のなかの教習では、安全に運転する技術を教えているわけだ。
 昔プロデュース企業から大学に赴任した頃は、私の感覚として素早くやる習慣が身についていたので、みゃーみゃー言葉の名古屋市のやることは亀のようにトロくてかなわんなぁーと思っていた。この連中は、どうしてこんなにトロイのだろうと不思議に思ったことがある。
 そのみゃーみゃー言葉の名古屋人が、車を運転すると亀から豹に変身するわけだ。名古屋人はせっかちでから、飛ばしますという話を聞いたときには、ようやく名古屋人の気質が少しだけわかりかけてきた。だから追突が一番怖いとなる。すみやかに加速して制限速度一杯で走り、トロトロしなさんなというわけだ。
 名古屋で鍛えられれば、日本全国どこでも走れるよなぁーと思った。そうここは日本で唯一の自動車都市なのである。それこそが名古屋のアイデンティティなのだと私は理解した。

新幹線 米原-岐阜羽島
OLYMPUS E-P5,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm/F2.8
ISO250,露出補正-0.3,f2.8,1/8000
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