京都人から、お茶券をいただいた。京都四条花見小路の角に時間を忘れて凛として建っている万亭(一力亭)のお茶券である。
建築自体は蛤御門の変で焼けているという話が正しいならば、明治初期のものだろう。やはり忽然とした古さを感じさせてくれる。1.8mに少し欠けるかのような鴨居の低さが印象的であった。今日は運良く講義は午後からなので、ならば朝一番に、建築をみがてらお茶をいただきに行こう。
祇園祭の時は市内各所でお茶会が開かれているようであり、お茶好きの祇園祭でもある。そして今年は私が祇園祭を感じる唯一の時間でもある。少しはお祭りを感じようというあたりが一応つかのまの京都人たる所以かも知れない。
茶席は作法無しで舞妓さん達がお茶を入れてくれる。それは眼の保養といったほうがよいだろう。なにしろ桃山時代の太閤の大茶会が歴史的に有名なぐらいだから、 京都は催事があるとお茶会が開かれることが多い。忘れていた日本人のたしなみを思い出す。
であれば、お茶席というのが全国的且つ日常的にもっと普及してもよさそうだ。伝統建築の中で、工芸美を目でなからお茶と和菓子をいただく優雅な機会や時間が現代社会にはもっとあってもよいのでは。それは外国人ツーリスト達にとっては、大変良い体験となるだろう。ビジット・ジャパンを国の政策として掲げるならば、それぐらいのおもてなしがあってもよさそうだ。
いっそ全国に散らばる古い文化財建築を活用して、お茶会を全国的にもっと数多くやらはったらどうどすやろ。オリンピックもあることだし。
さて台風は、夜なべで籠城する必要もなく夜半に本州を通過してゆくのだろう。明日はきっと日本の夏晴れだな。
京都市 一力亭
ニコンCoolpix AW130
ISO200,焦点距離15.3mm,露出補正-1/3,f/4.7.1/8
建築自体は蛤御門の変で焼けているという話が正しいならば、明治初期のものだろう。やはり忽然とした古さを感じさせてくれる。1.8mに少し欠けるかのような鴨居の低さが印象的であった。今日は運良く講義は午後からなので、ならば朝一番に、建築をみがてらお茶をいただきに行こう。
祇園祭の時は市内各所でお茶会が開かれているようであり、お茶好きの祇園祭でもある。そして今年は私が祇園祭を感じる唯一の時間でもある。少しはお祭りを感じようというあたりが一応つかのまの京都人たる所以かも知れない。
茶席は作法無しで舞妓さん達がお茶を入れてくれる。それは眼の保養といったほうがよいだろう。なにしろ桃山時代の太閤の大茶会が歴史的に有名なぐらいだから、 京都は催事があるとお茶会が開かれることが多い。忘れていた日本人のたしなみを思い出す。
であれば、お茶席というのが全国的且つ日常的にもっと普及してもよさそうだ。伝統建築の中で、工芸美を目でなからお茶と和菓子をいただく優雅な機会や時間が現代社会にはもっとあってもよいのでは。それは外国人ツーリスト達にとっては、大変良い体験となるだろう。ビジット・ジャパンを国の政策として掲げるならば、それぐらいのおもてなしがあってもよさそうだ。
いっそ全国に散らばる古い文化財建築を活用して、お茶会を全国的にもっと数多くやらはったらどうどすやろ。オリンピックもあることだし。
さて台風は、夜なべで籠城する必要もなく夜半に本州を通過してゆくのだろう。明日はきっと日本の夏晴れだな。
京都市 一力亭
ニコンCoolpix AW130
ISO200,焦点距離15.3mm,露出補正-1/3,f/4.7.1/8