Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング162.  普通の目線

2018年06月08日 | drawing

 さてブログも書きためたストックを一ヶ月ぶりに消化し、アップ日前日に書く日課に戻った。京都も昨日までの雨が上がりで朝から晴天、28°。天気図をみたら太平洋上に停滞前線がある。もう立派に梅雨の天気ではないのか。明日はまた雨。

 井口奈巳監督「人のセックスを笑うな」をappleTVでみていた。題名とはうらはらにラブシーンは少ないがストーリーが面白い。たかだかセックスじゃん、不倫がどうかしたの、ということに普通の目線。今の時代に平民ばかりだからお姫様が登場する大恋愛なんか存在しないし、操をたてるほどのつれあいでもないし、その程度のことで一々大騒ぎしないでよ、男と女はくっついたり離れたり、それ以上でもそれ以下でもない、という普通の目線が映画の底に流れている。

 タイトルが秀逸で、確かに身の回りを見渡して、「なにお前!、あの堅物女とセックスしているのかい!?、それって楽しいのかねぇー??(笑、笑、笑)」、なんて居酒屋で酔ったときに思わずしゃべってしまいそうな台詞だ。

 ラストで、ユリは猪熊さんとインドに行っちゃいます。「会えなければ終わるなんて そんなもんじゃないだろう」、主人公みるめの意識が登場して終わるのだが、「男と女のいい関係なんてそんなもんです」とみている方は納得してしまう。

 それに同時録音しているから、背後に群馬県の街の空気を感じさせてくれる。そして猪熊さんがカメラの修理屋というのが面白い。なんでカメラの修理屋さんだったのだろうか。原作者の山崎ナオコーラさんは国文学出身だから、あまり撮影と関係がありそうにも思えないが・・。

 さて、その私のカメラの修理が完了したとニコンからまだ連絡が来ない。6月中旬という予定だから、まだ先か。その頃こちらは沖縄へ出かけているけどな。うーーん、ニコンF3+MD4で那覇の街を撮り歩くのはあきらめてコンタックスT3でももってゆこうか。いつも使いたいときに間に合わないニコンである。その結果関心が薄れ、しまい込み、そのまま忘れてしまうのだけど。こりゃ普通の目線以下だな。

 

クロッキー帳NO36.

 

コメント
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