Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak173. 今、期待の徳島県

2018年09月20日 | diving

 少しニコンW300からの画像でも。前機種のAW130と比べるとバッテリーの管理が合理的になった。いつもは消えているがスイッチを押すと直ちに起動するので、いつもつけっぱなしで2ダイブまでしか持たないということはなさそうだ。多分3ダイブまで持ち1日使えそうだ。

 それで1.5cmぐらいのクリスマスワームのマクロ撮影。ニコンは遠景はあかんが、こうしたマクロ撮影は旨いのだ。

 さて、このブログ(2018年9月15日、時間泥棒)で「ホントにあの徳島県人達には暢気すぎてつきあいきれない」、と書いたら徳島県生まれのブロガーから書き込みがあった。

 私がブログで書いた徳島県人とは徳島県に本社があるJUSTシステムのことだが、私は徳島嫌いと思われているだろうな。といって特にフォローする必要はない。というのも・・・・・

 実は徳島県は、あることで先進的な実践例を私達の前に示してくれたからだ。

 徳島市から車で50分ぐらい山間部へはいったところに神山町がある。この町をケーススタディして、全国的人口減少に悩む過疎地域再生の方法を探る研究をしようと考えたからなのだ。そこで科研費に応募しようと準備中である。

 というのも徳島県は、既に大容量の光ファイバーを県内全域に敷設している。このおかげで神山町には、東京のIT企業16社が既存の民家を改修してサテライトオフィスを開設したのである。古い民家はリデザインされて生まれ変わって現代風のワークスペースとなり、ワーカー達がこの町に移り住んだり、市内から通ってきたりしているのだ。田舎だからこそロスがなく、コンピュータを使った仕事を田舎の町でおこなう価値が大きい事に社会が気がつきだした。つまり新しい価値の創造だ。そうしていると今度はアーティストが移り住んだりして文化を持込み、そしてカフェができたりして、少しずつ町が活性化しだしたのである。

 なんとなく私の頭にあった理論が、現実のものになりつつあるわけだ。古い言葉でいえばニューローカリズムなのである。これはすこし研究して、全国の人口減少に悩む町村を活性化させる具体的な方法になるのではなかろうか。

 それは働き方の大きな意識改革だといってもよい。企業誘致ではなく人材誘致という新しい考え方でもある。東京で働くばかりが私達の人生ではない。そんなことを徳島県移住PR映像「東京のこどもと徳島のこども」(注)をみると、うーーんやったな!、と思うほど説得力の高い映像である。それはいろんなことを教えてくれる映像でもある。

 そんな本気度100%の徳島県の施策をみていると、今後に続く自治体が登場するだろう。そんなムーブメントが数多く集積すると、東京一極集中という今の都市構造が少しは変わってくるのかもしれない。だから今、期待の徳島県なのである。

 

(注)

徳島県:徳島県移住PR映像「東京のこどもと徳島のこども」

http://www.vs-tokyo.jp/archives/4/

 

沖縄県儀志布島自津留水路

NikonW300、NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

 ISO125,焦点距離11mm、露出補正0,f/4.4,1/400 

 

コメント (5)
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