那覇で撮影したフイルムの現像ができあがってきたのでアップさせよう。
ニコン F3+MD4で那覇の街を徘徊していた。というのもこの当時どうせ台風が来るだろうという見込みでダイビングを1日休みにしていた。数十年に一度の規模の台風は、沖縄はパスして本州に向かった結果、関空が閉鎖になり関西地方に打撃を与えたくれたわけであるが、沖縄にいた私はダイビングに没頭。
沖縄で一番賑やかな国際通りのすぐ裏に200ほどの墓があるナイクブ古墳群がある。画像はその一つの亀甲墓だ。誰の墓かはわからない。
今緑が丘公園整備事業で古い墓は開かれ、調査され、姿を消す墓も多いと街ガイド(注)には書かれてあった。そんな都心にハブは見かけなかったがカナヘビやリュウキュウアオヘビには出会ったとも記載されている。怖い物見たさで都心の路地を足早に進んでいった。
まあ亀甲墓ぐらいは撮影しておこうといっても腰が落ち着いていないのだから流し撮りならぬ歩き撮りだ。すぐそばにはJALシティの建物が見えている。数多くの観光客が跋扈する国際通りからビル一つ隔てると、そこには古墳群のある異質な空間だ。それが沖縄だ。
あまり関わりたくない街だと思いながら通り過ぎた。といってみないことにはなにもわからない。街歩きは、いつも快適とは限らないのだ。特に沖縄は・・・。
国際通りの裏でさえワイルドなんだから、綺麗なビーチには猛毒のハブクラゲがおり、夜になれば岩の間からハブが出てくるし、それが亜熱帯地方沖縄の姿。貴方は、そんなワイルドな沖縄が好きですか?、住みたいですか?(笑)・・・。
さて台風24号チャービーが接近してくる。
今度は那覇がもろに台風の通過ポイントなので、ここにいればもろに台風の時間だ。ライブカメラで見ると既に風が強くなってきたようだ。その先のコースは、次第に東によってゆくとすれば太平洋側を北東方向へ、伊豆から房総半島の間に上陸するかもというのが私の観察なのだが・・・。
さてその那覇市の戦前の街の模型が那覇市立博物館にあった。なにしろ暗い博物館の中でニコンF3は、ISO100のフィルムですから絞りはF1.4の開放しか使えない。だから前後の建築は見事にボケすぎてくれる。塔は当時の那覇市役所だったかな。
戦前の那覇市街地:那覇市立博物館所蔵
(注)那覇まちまーいガイド文芸編:地元ガイドが書いた那覇まちまーいの本、ボーダーインク、2017年
2018年9月4日、沖縄県那覇市国際通裏
NikonF3、AiAF Nikkor50mm/F1.4、RDP2
デュープ機材:Canon EOS1DsMark3、EF macro50mm/F2.8