さて沖縄のフィルム画像に戻ろう。黒い船の部分は、複写したときにつぶれていたので、Photoshopでレベル補正を空に合わせて補正したので過激な色合いになった。沖縄に台風が来る前日は夕焼けが綺麗だという話を聞いたことがある。夕方軽食ルビーに出かけた帰りの泊港からの夕陽だ。
今日も含めて5回、ポジフィルムからのデュープ画像をアップさせた。もちろんデュープ機材EOSは忠実設定にしてあるので、一応ポジフィルムの画像をそのままトレースしたと理解している。それでもどこかEOSデジタル的解釈が入ってくるだろう。
例えばデュープはさらにフィルムのコントラストを高くする傾向にあるが、やはりデジタル機材で複写しているからどうしてもポジネガの色とは言い切れないところがある。そこでポジネガをみながらphotoshopでの修正が必要になってくる。
だからコントラストの差が大きい被写体では、やはりラチチュードが狭いポジフィルムの特性を反映し、あまり好ましい画面とはならないこともある。従ってコントラストの少ない曇り空での撮影の方が、デジタルにデュープしたときに再現しやすい。
フィルムの欠点は、ISO感度が決まっていること、フイルム代と現像代が高く時間がかかること、露出データをメモしない限り撮影データがないこと、などであろうか。それでもある種の発色の良さがあるだろうと思っている。そのあたりは、フィールドワークの目的に応じて使い分ければよいだろう。例えば電気がない村に一週間以上滞在するならフィルムといった具合に・・・。
参考までにフィルムとデジタルの機材で撮影したそれぞれの泊港を添付しておこう。
フィルム画像(三脚不用で撮れる限度かな)
デジタル画像(フィルムでは三脚必須だが、デジタルでは手持ち撮影で)
2018年8月、那覇市泊港
NikonF3、AiAF Nikkor50mm/F1.4、RDP2。SONYα6000,Carl Zeiss Vario-Tessar E F4/16-70,mm、ISO2000,焦点距離70mm,露出補正-0.3,f/4.5,1/100
デュープ機材:Canon EOS1DsMark3、EF macro50mm/F2.8